カテゴリー
academy academy-marketing

サイダス流 ブランドに寄り添うマーケティング

毎週水曜日にYouTubeにて放映している「カイコクアカデミー」のインタビュー記事第七弾です。

今回は、株式会社サイダスでクリエイティブやマーケティングの責任者を務める清水麻美さんのインタビュー記事です。タレントマネジメントとマーケティングの繋がりについて教えてもらいました。 

「サイダス」=「才能を引き出す」

ご自身のキャリアについて教えてください。

もともとは都内のデザイン事務所で書籍やファッション誌など紙媒体を中心としたデザインを担当していました。その後はフリーランスとしてグラフィックやパッケージデザイン、飲食店のプロデュースなどを行って、2012年頃に現在の会社にデザイナーとして入社しました。現在は、クリエイティブやマーケティング部門の責任者を務めています。

株式会社サイダスはどのような会社ですか?

主にHRTechのソリューションを扱う会社で、具体的にはタレントマネジメントシステムと言われるクラウドサービスを開発し販売をしています。「サイダス」って「才能を引き出す」から来ている造語なんです。今年で10期目の会社なので、国内のタレントマネジメントシステムの先駆けだと思っています。業界では古株ですね。

「タレントマネジメント」はどちらかというと新しい概念ですよね。

そうですね。最近では一般的になってきましたが、従業員の持つ才能やスキルなどの情報をきちんと把握して一元管理すると、組織横断的に戦略的人事配置や能力開発を行うために役立っていきますよねというところが、タレントマネジメントの根本的な概念となっています。

タレントマネジメントシステムが会社のエンゲージメントを高めていく

サイダスではどのようなお仕事をされているのですか?

コーポレートブランディングをベースとしたクリエイティブとマーケティングの責任者を担当しています。BtoBのブランディングは成果を示していくのが非常に難しいのですが、マーケティングの部分ではどのようなコミュニケーション方法を活用し、どんなふうに働きかけるか、クリエイティブでは表現のスペシャリストであるデザイナーたちがそれらのコミュニケーションツールを活用しながらどういったものを作るのが最も適しているのか。

これらを高速でPDCAサイクルを回して検証していくために、2つのチームが一緒になっています。あとは社内のメンバーをどんどん巻き込みながら「サイダスらしさ」を作っていきそれをどんどん浸透させていくこともミッションの1つです。

「CYDAS PEOPLE(サイダスピープル)」について教えてください。

去年発売された製品なのですが、既存製品をさらにバージョンアップしたものになっています。

10年くらい前、一番最初に当時のタレントマネジメントシステムに触れたとき、私は「ちょっと怖いシステムだな」と思ったんですよね(笑)。

このシステムに入っている情報には私のことを伝えるものがほとんどなくて、氏名年齢住所家族情報などの人事データと、どの部署で働いていたのかや、アセスメントの情報などは分かるのですが、ただそれだけで。この会社で私ができることやしたいこと、得意なことが全然見えてこない。

会社として「そういう見えないところを拾っていかなければいけないのでは?」と強く思った部分がありました。代表とともに、どうしたら個人の資質や才能、得意分野やスキルを会社にアップデートしていけるのだろうか?というところをしっかり考えて作ってきたシステムになっています。

「CYDAS PEOPLE(サイダスピープル)」のようなタレントマネジメントシステムがあると、ユーザーの働き方はどう変わりますか?

従業員の会社に対するエンゲージメントが高まったりや安心感が大きくなると思います。私自身もモチベーション信者で、やらされ仕事はすごくパフォーマンスが下がります。やっぱり、「やりたい」と思っている人にやらせてあげるのが一番ベストじゃないかなと思いますし、「やりたい!」と手をあげて、「どうぞ!」って言われたらその人のモチベーションは上がりますよね。

会社が自分の想いを分かってくれて、しっかり仕事に繋げていけるという形が取れると、「ちゃんと見てくれてるんだな」って安心感に繋がります。リモートワークが中心となった生活で改めて情報を蓄積していく大切さに気がつきましたし、情報格差のないオープンな組織を作るためにもきちんと開示できるプラットフォームがあることは大切だなと感じます。

ブランドに寄り添う

これまでに、一番印象深いマーケティング施策はありますか?

直近のマーケティング施策になりますが、「『地銀と』プロジェクト」は印象深いです。サイダスのお客さまには金融機関のお客さまが多いのですが、特に地銀の方々は地域への思いが非常に強いので、会社だけでなく地域も良くしていきたいと思っているんです。今までのやり方を変えていかなければと感じてる方も非常に多い印象を持ちました。

「『地銀と』プロジェクト」では、そういった方々がなぜサイダスを使おうと思ったのか、どうやって銀行や地域を変えていきたいのかを現地に行ってしっかりインタビューさせていただきました。実際に頭取や現場を動かしている人事担当者の方の想いを直に聞かせてもらって、その内容を一枚のサイトに仕上げました

この施策は金融業界でも話題になりました。サイダスの認知だけでなく、「他の銀行も変わろうとしているから、自分たちも変わっていきたい」という方々へのひとつの応援になればいいなともと思っています。

実際に地域を愛している方がとても多いですし、今後も私たちは少しでも応援やお手伝いができたらなと思っています。

新聞で一面広告も出したのですが、ご出演いただいた皆さんの「想い」をきちんと形にしてストーリーを伝えられるよう、撮影などのビジュアルも含めてWebサイトに作り込ませていただいています。

清水さんのお仕事をマーケティングという言葉を使わずに再定義すると、どのようになりますか?

ブランド伴走者”と表現しました。

私はブランドを外から作るのではなく、まさに中から支えています。ブランドに寄り添って、ずっと隣にいて、会社のみんなに声かけをしたりとか、制度を導入したりとか、こういうことをやったらもっとみんなの中で意識が広がるんじゃないかとか。ロジカルに進めていく部分と、エモーショナルに働きかけをしていく部分どちらも必要で、一貫性のあるメッセージが細部まで伝わっていくような仕掛けを考えていきます。そういう意味で、ずっと寄り添って支えていくのが私の役目なのかな、と思っています。私だけでブランドは作れるものじゃないので。

マーケティングを戦略的に進める中で、どういったコミュニケーションを重ねていくのか、常に「サイダスらしさ」をしっかり意識して育てていくことがとても大事だと考えています。ビジュアルや言葉など本当に細かいところに「らしさ」が出ます。一貫性を持ちながら伝えていきたいですね。

ブランドと「ずっと寄り添って支えていく」というところに自然と力がこもる内容でした。貴重なお話をありがとうございました!

マーケターという職種を再定義すると…

ブランド伴走者

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です