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SNS公式アカウント運用の最新動向と事例を公開【後編】|インフルエンサーを起用したUGC増加施策

はじめに

本記事はカイコクを運営する株式会社BLAMが主催するウェビナー「【ECマーケティング責任者向け】SNS公式アカウント運用の最新動向と事例を公開」の内容を元に作成しております。

本セミナーはカイコクメンバー(サービスに登録されている複業者)にご登壇いただき、デジタルマーケティングにおける特定のテーマについてお話いただいています。よって内容については所属企業と関係ありません。

ウェビナー全編を見たい場合は以下よりアーカイブ動画があります!
ぜひ、ご覧ください。
https://blam.co.jp/events/3T40gTIn3aeipeUczNRg4L

インフルエンサー→UGCを狙う

インフルエンサーを呼び込む仕掛けを作る

個人的に結局はSNSでの一番の勝ち筋はUGC(商品に対する口コミ)を増やしていくことだと考えています。このUGCが増えていくことでいわゆるリーチ最大化に繋がります。

UGCの増加はユーザーの自発的な投稿によるもので、こちらが意図することではないのではないかというお声もあるかと思いますが、今回意図的に仕掛ける手法をご紹介します。

インフルエンサーを呼び込む仕掛けを作る

概要としてはまずは「SNSにあげたくなる(=UGC)商品」であることを自分たちのアカウントでアピールします。
そのアピールが出来たうえでインフルエンサーを呼び、インフルエンサーが商品を上げます。

そして、そのインフルエンサーの撮った動画や写真を真似して一般のユーザーもあげてくれるという流れです。

インフルエンサーを呼ぶ仕掛け

とはいえ「どうやってインフルエンサーを呼べばいいんだ」というお話は出てくると思うのですが、ここも仕掛けを作れると思っています。
インフルエンサーが求めているものは「みんなが知ってるけど手に入りにくい(予約がとりにくい)」ものだと個人的に思ってます。

例えばミスターチーズケーキ(売り切れてしまう、個数限定)やClubhouse(招待者限定)などです。
この流れを作るファーストステップとしていきなりインフルエンサーを呼ぶのではなく、まずはみんなが知っているという状態を作らなくてはいけません。
この「知っている」は1000人いたら1000人に対して知ってもらうという話ではなく、100人ほどに知ってもらうイメージです。

ショートビデオを活用する

そこで重要になってくるのがショートビデオだと思っています。
前回お話した通り、ショートビデオは自動的に広がっていく仕組みがあるので、ある程度の人たちに知ってもらう状態を作りやすいです。
もちろんこれはプレゼントキャンペーンなどで一気にフォロワーを増やすような施策でも良いでしょう。
要は1万人の人にすでに知ってもらっている状態を作るというのが大事です。

1万人が知ってて10個しか手に入らないなら、人気の商品といえます。
なので、まずは1万人に知ってもらう、その上で手に入りにくい商品っていうのを演出していくことが大事です。
この状態だと意外とインフルエンサーが自発的に来てくれる可能性も高まります。

こういった仕掛けを自社の商品だったりSNSで企画していくことで意図的にUGUを生み出していく流れを作れると思います。
このあと事例でも紹介します。

リピートしてもらえる商品力を持つ

ただ、ご注意いただきたいのはあくまで「リピーターが生まれる商品力を持っていること」が前提です。
仮にバズって一時的に購入されたとしても、リピートしてもらえなければLTVが伸びず、最初の投資費用を回収できなくなってしまいます。

まずはリピートされるための商品力向上に費用をかけていただければと思っています。

インフルエンサーを呼び込んだ事例(飲食店)

ある飲食店で意図的に行列を作る仕掛けを行い、その行列を生かしてインフルエンサーを呼び込むことに成功した事例になります。

実際にあった例_飲食店

手法としてInstagram広告を活用し、お店から半径5キロ以内でかつ10代、20代の1000人ほどを対象にキャンペーン(〇月〇日 限定100食無料ご招待)の配信を行いました。

それをみたユーザーは100食限定ということもあり、早くからお店に並びます。
この行列を自分たちのアカウントでアップし、お客さんにも投稿してもらえる仕掛け(SNSアップロードを条件にするなど)を用意しておく。

そうすることで、当日一気にたくさんの投稿が増えることに加え、行列の写真付きであるため、人気のあるお店であることを演出することができます。

このキャンペーンのポイントは最初の広告配信です。
「無料招待」は下手をすると商品が安っぽく捉えられてしまい、お店の価値が下がってしまうリスクもあるので、こういった限定した形で配信を行うことでリスクを抑えることができます。

KPIツリーを立てて、施策の実現性を探る

最後にこういったSNSやインフルエンサー施策が売上など事業KPIに結び付け辛いというお声をよくいただくため、どういう風に考えると納得感を生みやすいのかを説明します。

KPIツリーを立てて施策の実現性を探る

売上に繋がるCVを分解するとリーチ×CVRになります。
SNSにおいてこのリーチを最大化するためには自分たちのアカウントのフォロワーか、もしくはフォロワー以外かに分類されます。

自分たちのフォロワーで考えると、1万人〜10万人のアカウントは目指せる範囲です。
逆に言うとそれがリーチできる限界になります。
ただフォロワー外で考えてみると、例えば投稿がバズったり、UGCによる広がりで考えたりすると、リーチは10倍、100倍・・・など爆発的に広がる可能性があります。

信頼を生み出すには口コミが必要

CVRではECサイトのUX(導線や決済のスムーズさなど)はもちろんありますが、サービスや商品の信頼性もCVRに大きく関わってきます。

その信頼性を生み出す要素のひとつとして口コミがあるのは周知の事実かと思います。
よってUGCや口コミを生み出す施策はリーチとCVRのどちらにもヒットする施策になるため、重要性としては高いと考えます。

その上で考え方について少し説明をすると、KPIに置く場所としてはUGCの個数×1UGCあたり何リーチ取れるか、というのが分かりやすいかと思います。

UGCからのリーチ数を算出する

UGCからどれくらいリーチ出来ているかに関しては1人あたりのフォロワー数を仮定して算出する形になります。

例えばInstagramだったら1人あたり500フォロワーだとしたら×500をリーチとして仮定する、というような形です。
もしインフルエンサーに依頼するような場合でもこの考え方の下、費用対効果を試算することで投資判断がしやすくなります。

先にも述べましたが、注意としてはインフルエンサーに支払う報酬以外にもかかっている費用があると思います。

LTVを加味したときに売上が見合うのか=「今インフルエンサー等の施策をやっても良いサービス・商品の状態か」を可視化して、ご検討いただくのが良いと思います。

前編はこちらから

前編はこちらから
【前編】SNS公式アカウント運用の最新動向と事例を公開|Short Video戦争について

ウェビナー全編をご覧になりたい場合は以下よりアーカイブ動画がございます。
https://blam.co.jp/events/3T40gTIn3aeipeUczNRg4L

カイコクでは今回ご登壇いただいた方をはじめ、デジタルマーケティングにおける様々な領域のプロがご登録されています。サービスの詳細については以下をご確認ください。

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SNSブランディングを成功させるための4つのポイント

近年はSNS上での活動を積極的に行う企業も増えており、ブランディングに活用している企業もたくさんあります。
企業がSNSに取り組む背景は様々ですが、主に次の3つの要因が考えられます。

1.少ない予算でも効果があり、認知度を高めることができる。
2.拡散される事で、爆発的に知名度を向上させる事ができる。
3.「テレビを見ない」「検索もしない」若年層にもリーチできる。

上記から、SNSでの取り組みをマーケティング活動の一環として取り入れ戦略的に実施している企業は多くあります。
今回は、SNSを活用したブランディングについて解説していきます。

SNSブランディングに力を入れるべき理由

それでは、なぜ企業のマーケティング活動においてSNSブランディングに力を入れる必要があるのでしょうか?

少ない予算でブランディングができる

昔はブランディングといえば、テレビCMが主流で一部の大手企業でしかブランディングをすることができませんでした。
しかし、SNSが一般的に広がり、スタートアップや中小企業がブランディングに活用し成功を収めている事例が増えています。

少額でブランディングできるのがSNSの魅力ですが、コンセプトや計画を明確に決めておかないと「まったくフォロワーが増えない」といったことも起こりえます。
コンセプトの設計にはある程度、知識やノウハウが必要になりますので専門家に相談することで、無駄なく少額でブランディングすることが可能です。

若年層など特定のユーザー層に効果的

最近は「テレビを見ない」「検索しない」といった若年層が増えています。
調べ物といえば「SNSでタグる!」という人も多く、これからもどんどん増えていくことでしょう。

そういった、ユーザーにはどれだけ「SEOを強化」しても「テレビCMやネット広告」に力を入れてもメッセージが届くことはありません。
若い層は広告やCMなどの「作られた情報」を苦手とする傾向が強く、SNSなどの「リアルな声」(UGCとも言います)を好みます。

そういったユーザー層に対し的確にアプローチするにはSNSの活用は必須と言えるのです。

SNSブランディングのメリット

SNSブランディングに力を入れるべき理由が理解できた所で、続いてSNSブランディングを実施するメリットの確認をしていきましょう。

認知度の拡大ができる

SNSを活用し情報発信することで、企業の認知度を高めることが可能です。
ユーザーにとって有益な情報を発信すると、フォロワーを増やすことができます。

フォロワーが増えることで、その情報に共感してくれたユーザーが「いいね」や「リツイード」などを行うため、自然と情報が拡散していきます。
拡散されると、多くの人の目に触れる機会が増えるので、SNSブランディングは認知度の拡大に最適なのです。

ロイヤルカスタマーの創出につながる

今まではテレビCMや広告のように、企業からの一方的な情報発信が普通でした。
しかし、SNSではユーザーと双方向の情報交換が可能になっており、手軽にコミュニケーションを取ることもできます。

ユーザーとのコミュニケーションでは気をつけることも多いのですが、親近感を持ってもらいやすく、うまく活用する事でファンを増やすことが可能です。

「ユーザー」から「ロイヤルカスタマー」へと引き上げるきっかけとすることもできるので、SNS上でユーザーとコミュニケーションを取るメリットは大きいのです。

求人コストの削減

SNSブランディングのメリットは幅広く、求人コストの削減にも繋がります。
通常、求人サイトなどで人材採用をする場合、一人あたり100万以上のコストがかかる事は珍しくありません。

しかし、SNSでは気軽にコミュニケーションを取れるということから、SNSがきっかけで就職や転職が決まるというケースも増えています。

特に若い世代ではSNSで情報収集していることが多いので、SNSを積極活用している企業は目に止まりやすく、興味を持ってもらいやすい傾向にあります。
直接SNSのアカウントに連絡がくることもあるので、その場合の採用コストはかかりません。

SNSブランディングを成功させる為のポイント

ここまでSNSブランディングについて説明をしていきました。
それでは、SNSブランディングを成功させるポイントにはどのようなことがあるのでしょうか?

SNSの目的・目標を設定する

SNSブランディングをするために、まずは目的・目標を設定しましょう。

何のためにSNSを活用するのでしょうか?
「認知度拡大」「広報」「キャンペーンの告知」「人材採用」など、SNSには様々な活用方法がありますので、最初に目的をはっきりと決めることが重要です。

目的に合わせて、情報発信する内容も異なってきます。
発信する情報によってフォロワーの属性も変わってくるので、最初に目的・目標を明確にしないと思うような効果を得られずに終わってしまうことも考えられます。

コンセプトを決める

目的・目標が決まったらコンセプトを決めていきましょう。
「どんなメッセージを伝えるか」「誰をターゲットとするか」などより具体的な内容を検討していきます。

ターゲットとなるユーザーの「ペルソナ」を作成すると良いでしょう。
ペルソナが決まる事で、具体性が増し「発信する情報の内容」も検討しやすくなります。
また「どんな画像をつけるか」「どんなキャンペーンをするか」なども検討しておきましょう。

発信するメッセージの一貫性

ターゲットやコンセプトが明確に決まっても、発信する情報に一貫性がないとユーザーにメッセージが伝わりません。

一貫性がないメッセージを送る事でフォロワーの属性もバラバラになってしまいます。
サービスや商品に関心のないフォロワーを集めても、ロイヤルカスタマーにはなってもらえず、SNSブランディングの効果が感じられない可能性もあります。

発信する情報に一貫性をもたせて強いメッセージに込める事でブランディングを成功させましょう。

ファンとのコミュニケーションを大切にする

SNSによって異なりますが、親近感を持ってもらうにはコミュニケーションは欠かすことができません。
ガイドラインを作り、最低限のルールを守りながらユーザーとのコミュニケーションを大切にしましょう。

コミュニケーションがきっかけでロイヤルカスタマー化してくれるユーザーや、情報拡散に協力してくれるユーザーが増えますので、SNSブランディングの効果を高める事が可能です。

カイコクではSNS戦略に強い人材が多数

今回は、「SNSブランディングで成功させるための4つのポイント」について紹介しました。

また、SNSブランディングは様々なことに配慮をしながら進める必要があり、知識やノウハウがないとなかなか効果を発揮することができません。
SNSブランディングの実施にご不安を感じる場合は、カイコクの複業人材の起用をご検討ください。

カイコクではSNSブランディングで実績を持っている複業人材が多数登録しています。
7000名以上のマーケティング・デザインスキルを持つ人材を探すことができるので、貴社に最適な人材をご紹介できます。
マッチングまでは無料で利用できますのでお気軽にご相談ください。

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知っておくと便利!Twitterでの様々な検索コマンド機能とは?

日常的に使うTwitterですが、エゴサーチで特定のワードで検索する際も活用できたりニッチなことやリアルタイムなことだとニュースアプリよりもすぐに情報を得ることができることもあるでしょう。

そんなTwitterの検索機能ですが、「検索コマンド」というものを使うと、日付やユーザーを絞ることで、より精密にツイートを検索できるようになります。
そこで今回は様々な検索コマンドの特徴や方法についてご紹介していきます。

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Twitter検索コマンドとは?

Twitterの「検索コマンド」とは、通常のキーワード検索よりも高度な検索ができる検索オプションです。
特殊な検索コマンド(演算子)を入力すると、検索の際に特定の期間やユーザーを指定したりヒットさせたくないキーワードを除外したりすることが可能になります。

特定のユーザー名やアカウントで検索する方法

特定のユーザーに関するツイートを検索(@検索)

「@ユーザーID名」で検索すると、そのユーザーのツイート、そのユーザーへのメンション、リプライなど検索した特定ユーザーに関するツイートが表示されます。
例えば、自分が気になる有名人ののツイートと、ファンをはじめとするユーザーからのリプライを同時に見たい場合などに便利です。
(例)@TwitterJP

特定のユーザーがしたツイートのみを検索(from検索)

「from:ユーザー名」で検索すると、そのユーザーのツイートに絞って表示することができます。
先ほど紹介した@検索と違い、ほかのユーザーからのリプライは含まれず、そのユーザーのツイートのみを見ることができます。
(例)from:TwitterJP

特定のユーザーへのツイートのみ検索(to検索)

「to:ユーザー名」で検索すると、そのユーザーへのメンション、リプライに絞って表示することができます。
例えば、あるニュースについて議論を展開し、注目を集めているユーザーへのほかのユーザーからの反応のみを見たい場合などに便利です。
(例)to:TwitterJP

日付や期間を指定して検索する方法

指定した日付以降のツイートを検索(since検索)

「検索したいワード since:年-月-日」で検索すると、指定した日付から現時点までに絞って、指定したワードでの検索結果を表示することができます。
例えば、「since:2019-01-01」と入力した場合、2019年1月1日から現在までを検索することができます。
この検索方法は、あるキーワードについて「話題」タブで話題になっているツイートを調べたいときに、最近の話題のみ知りたいというような場合に便利です。
(例)since:2019-01-01

指定した日付以前のツイートを検索(until検索)

「検索したいワード until:年-月-日」で検索すると、過去から指定した日付までに絞って、指定したワードでの検索結果を表示することができます。
「until:2019-01-01」と入力した場合、2019年1月1日までの期間を検索します。Twitter検索は時系列順に表示されるため、until検索を使うことで、指定した日を起点にそれ以前の過去のツイートを遡って調べることができます。
また、since検索とuntil検索を併用すれば、検索する期間を限定することができます。
さらに、from検索を組み合わせれば、特定のユーザーの過去のツイートを検索することができます。
(例)until:2019-01-01

特定ワードを特定・除外して検索する方法

複数のワードを含むツイートを検索(and検索)

これは一般的に皆さんが普段使っているTwitter検索方法になると思います。
単独、あるいは複数の検索ワードを入力して検索することで、そのワードを含んだツイートを表示することができます。
(例)東京 天気

少なくとも1つのワードを含むツイートを検索(OR検索)

複数のワードを「OR」で区切ることで、複数ワードの内1つでも含むツイートを表示することができます。
(例)東京 or 天気

完全に一致したワードを含むツイートを検索(””検索)

「”検索したいワード”」で検索すると、””で括った検索ワードと完全に一致するツイートを表示することができます。
Twitterで確実に検索ワードが入ったツイートを検索する際は、この検索方法を使うと余計なツイートが入らず検索することができます。
(例)”東京 天気”

ハッシュタグを含むツイートを検索(#検索)

「#検索したいワード」で検索すると、ハッシュタグ検索をすることができます。
ハッシュタグでの検索は完全一致なので、一致しない場合は表示されません。
(例)#東京

特定のワードを除外したツイートを検索(-検索)

「検索したいワード-除外したいワード」で検索すると、-(半角ハイフン)の後ろのワードを除外して、検索したいワードが入ったツイートを表示することができます。
(例)東京-”天気”

画像・動画・リンクを含むツイートを検索する方法

画像含むツイートを検索

「検索したいワード filter:images」で検索すると、画像を含むツイートのみを表示することができます。
(例)東京  filter:images

動画含むツイートを検索

「検索したいワード filter:videos」で検索すると、画像を含むツイートのみを表示することができます。
(例)東京  filter:videos

リンク・画像・動画含むツイートを検索

「検索したいワード filter:links」で検索すると、リンク・画像・動画どれか1つでも含むツイートのみを表示することができます。
(例)東京 filter:links

その他の検索方法

言語を指定して検索(lang検索)

「検索したいワード lang:言語コード」で検索すると、言語を指定してツイートを表示することができます。
(例)東京 lang:en

※lang:en=英語、lang:jp=日本語、など

位置情報を絞る検索(near、within検索)

「検索したいワード near:場所名 within:範囲(半径)」で検索すると、場所や範囲を絞ったツイートのみを表示することができます。
(例)美容 near:東京  within:10km

リツイート、いいね、リプライの数を絞る検索

リツイート、いいね、リプライの最低数を指定してツイートを検索することができます。

最低リツイート数を指定する場合は「検索したいワード min_retweets:数字」、最低いいね数を指定する場合は「検索したいワード min_faves:数字」、最低リプライ数を指定する場合は「検索したいワード min_replies:数字」と検索することで表示させることができます。

(例)東京 min_retweets:100

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Twitterの検索コマンド活用方法

モーメントに使うツイートの検索

モーメントとは、Twitterで今話題になっている注目のツイートをまとめたものです。
モーメントでは人気や関連性の高い最新トピックがまとめて表示されるため、「いま」起きていることを簡単に知ることができます。
モーメント機能を活用することで、複数のツイートが集約できたり、流れてしまったツイートをまとめることができるため、今自分が欲しい情報をまとめて閲覧することができます。

ブックマークしたいツイートの検索

保存したいツイートの共有ボタンをタップし、出てくるメニューの「ブックマークに追加」をタップすることで、自分がいいねしたツイートやリツイートしたものをブックマークすることができます。
ブックマークを活用した検索により、数が多くなり、見返すことに時間がかかってしまうという問題を解決することができるでしょう。

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まとめ

Twitter検索コマンドは、記号などを活用することで自分が知りたい情報を絞ることが可能になります。
よって普通に検索しているだけでは見つけられない情報を探すことができます。
また、本記事でご紹介した検索コマンドを入力する方法とは別に、Twitterが提供している下記ページから高度な検索を行うことも可能です。
https://twitter.com/search-advanced?lang=ja

こちらではあらかじめ用意されている入力欄に条件を追加していくだけなのでコマンド入力よりも簡単に検索を行うことができます。
しかし、今回ご紹介した全てのコマンドと同等の機能を有しているわけではないので、検索内容に合わせて適した方を活用するようにしましょう。

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アイデアの宝庫!Pinterestとは?

アイデアが欲しい時、自分のイメージをわかりやすく相手に伝えたい時、頼りになるツールのひとつがPinterest
今回は、そんなPinterestの活用法をご紹介します。

Pinterestとは

Pinterest(ピンタレスト)は、ネット上のWebサイトや、Pinterest上にある画像を集めることができるサービスです。

▲Pinterestのホーム画面

検索すると、出てくるのは画像。
文字ではなく画像や動画などのビジュアルコンテンツを探すことができ、気に入ったものがあればPinterest内で自分の好きなように「保存」をすることもできます。
そして、ネット上で見つけた画像や動画をPinterestにアップする(ピンする)機能も。
ユーザーの検索・保存履歴に基づきホーム画面がカスタマイズされていくことも大きな魅力です。

Instagramとの違い

Pinterestは、画像をメインとしたSNSという面ではInstagramと近いものであると言えますが、投稿形式と活用法において大きく違いがあります。

・投稿形式

Instagram : 画像や動画そのもの
Pinterest : 基本的に画像や動画の掲載元サイトのURL

・主な利用目的

Instagram : ユーザーがコンテンツを自ら作り上げ発信すること
Pinterest : 自分の興味があるコンテンツを集めたり、それをシェアしたりすること

自分の目的に合ったツールを活用しましょう。

Pinterestの使い方

登録方法

まずはPinterestのトップページにアクセス。

ページ下部の????ボタンをクリックすると…

登録ページが出てきます。
また、トップページ右上の「無料登録」ボタンからも登録を進めることができます。

「無料登録」とあることからもわかるように、Pinterestの登録・利用はすべて無料。
FacebookのアカウントやGoogleアカウントを使用して登録することも可能です。

性別や居住地を選択した後に表示される画面が、こちら。

ここで自分の興味のあるトピックを5つ選択すると、それに沿って自分のフィード(ホーム画面)がカスタマイズされます。

カスタマイズされたフィードからでも、検索結果画面からでも、画像をクリック、もしくは画像の上にカーソルをのせると「保存」ボタンが出てきます。

「ボード」とは、いわゆる「フォルダ」のこと。Pinterest上で自分の好きなように分類して保存することができます。

保存(ピン)した画像やボードは自分のアカウントページからいつでも見ることが可能です。

ネット上で見つけた画像や動画をシェアしたい時には、この画面の+ボタン > 作成する > ピン を選択すればOK。

Pinterestの危険性と注意点

悪質なサイトへのリンク

序盤でも記載した通り、Pinterestの投稿形式は画像や動画の掲載元サイトのURLがメイン。画像や動画に併記されたURLをタップすると、掲載元のWebサイトにアクセスすることができます。
しかし中には、悪質な詐欺サイトなどと繋がっている危険な画像も。
ウイルスソフトを入れておく、なるべくURLのクリックを避けるなどして対処しましょう。

著作権侵害の危険性

Pinterestでは見たい内容と関連する画像をネットから引用することができますが、そのほとんどがネット上から転載してきものでもあります。
また、投稿された画像は、Pinterestが著作権を有しているわけではありません。

Pinterest上の画像の利用について

例外的なケースを除いて、ユーザーが Pinterest アカウントに保存している画像は、Pinterest が著作権所有者ではありません。必要な場合は、あなたが著作権所有者から画像を利用する許可を得る必要があります。

引用 : https://help.pinterest.com/ja/article/copyright

つまりユーザーが画像・動画を投稿する場合は、本来著作権者に確認を取る必要があるということです。
そのため、Pinterestへの掲載が著作権上問題ないか不明瞭なときは、掲載自体を控えるか、または権利者へ確認を行うことがおすすめです。

また、Pinterest内で自分の著作物が勝手に利用されているなどの被害に遭った際には
こちらから著作権侵害の申し立てをすることができます。

まとめ

上記で記載したような危険性については注意が必要ですが、それを理解し気をつけて利用すればアイデアを探したり共有したりする上でとても便利なPinterest。みなさんも活用してみてはいかがでしょうか。

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【BtoB向け】インフルエンサーマーケティングのコツとポイント

今ではいろいろなマーケティング方法を利用して集客を行うことが大事です。ユーザーはいろいろな媒体により情報を得ようとしているので、自分のサイトにたくさんのユーザーを訪問してもらえるように計画することが成果につながるからです。

今ではインフルエンサーマーケティングを行い、サイトへの訪問を呼びかけることもできますが、BtoB向けにもインフルエンサーマーケティングを行い、成果を高めることができます。

どのようにBtoBで活用することができるのか内容を紹介していきましょう。

>> インフルエンサーマーケティングが得意な副業(複業)人材をお探しなら「カイコク」

BtoBのインフルエンサーマーケティングについて

インフルエンサーマーケティングは主にtoCの一般消費者向け施策として行われていることが多いです。インスタやTwitter、Facebook、TikTokなどでインフルエンサーが何か情報を発信しただけで、多くの人が閲覧しているので購入意欲やブランドンの認知力があります。

消費者に向けたtoC向けのインフルエンサーマーケティングは既に多くのフォローワーから信頼を受けているので、成功しやすいと言えますが、一方でtoB向けのインフルエンサーマーケティングは難しい部分もあります。

インスタやTwitterなどのSNSは情報源として活用されている場も多くなっていますが、BtoBの場合は高い専門的な知識や信頼度など、高いレベルを維持していなければ情報減として信頼をしてもらうことができません。

インフルエンサーの方は強い影響力を持っている人であり、例えば芸能人や実業家などがSNSで発信すると多くのフォロワーに支持され、世の中のサービスや商品に影響を与えます。

ただ、toCの場合は知名度や実績があれば、それでマーケティングにつながりますが、toBの場合は、その企業が求めている専門知識やスキルなどの実績がなければ、どんなに情報を発信してもtoCのように購買意欲を持たせることはできません。

企業の場合は1つの機能を導入するだけでも莫大なお金が動くので、toCのように消費者1人の信頼だけではなく、会社の複数の人に信頼を得る必要もあります。

そのため、SNSだけを用いで情報を発信する一般的なインフルエンサーに依頼してマーケティングを行うのは難しいと言えるでしょう。

BtoCよりもBtoBによるインフルエンサーマーケティングは難易度が高区なっていますが、できないことはなく、むしろもっと活用することが大事です。BtoBのインフルエンサーマーケティングも露出するマーケット、依頼するインフルエンサーを工夫するなどしてアイデアを出せばマーケティング効果は大きくなります。

BtoBでも効果的にインフルエンサーマーケティングを行うことはできるので利用を検討してみましょう。

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BtoBにおけるインフルエンサーマーケティングの成功事例

BtoBによるインフルエンサーマーケティングを行うことで、企業の方に自社のコミュニティを広く認知してもらえること、自社製品のヘビーユーザーによる説得力となること、開発や企画の改善のフィードバックをもらうことができるなど、いろいろなメリットを得ることができます。 実際に多くの企業もBtoB向けのインフルエンサーマーケティングを活用して成功している事例があります。どのような成功事例があるのか気になる人もいると思うので、紹介していきましょう。

IBMのインフルエンサーマーケティングの成功事例

IBMは世界的にコンピュータ関連製品、およびサービスを提供している会社でありAIのプラットフォームであるWatsonなどを開発しています。IBMは自社製品をもっと活用してもらいたいと思い、インフルエンサーを用いてBtoBマーケティングを行いました。

依頼したインフルエンサーは専門性と自社製品との親和性が高い人を選出し、実際に商品を使用した体験やサクセスストーリーをSNSに投稿してもらい、IBMの製品を訴求する効果を狙いました。

さらに、有名なファッションデザイナーとコラボしてAIを用いたファッションを創作してインフルエンサーとして発信することで企業はもちろん、多くの消費者にもIBMの製品をしてもらうきっかけを作りました。

結果的にIBMの製品は大きな話題を業界に呼ぶことになりIBMの認知度を大きく企業に拡散することができました。

Landis+Gyrのインフルエンサーマーケティングの成功事例

Landis+Gyrはエネルギーソリューションを提供している会社です。Landis +Gyrはインフルエンサーマーケティングを行うときに自社の従業員をインフルエンサーとして起用して情報を拡散しました。

自社製品を知る熱狂的なファン従業員の中から見つけ出して、インフルエンサーとしてSNSのアカウントを運営させるように教育も行いました。自社の中からインフルエンサーを作り出すことで製品の専門知識を得ることは成功していましたが、SNSを通して効果が実際に出るかの訴求力がポイントとなっていました。

そのため、従業員について自社に発信してもらう「パイロットプログラム」を作成して自社ブランドの精神や価値、顧客への思いなどを発信してもらうことにしました。従業員の発信を元にしてインフルエンサーマーケティングを行ったことで、1500以上のエンゲージメントと1800のシェアコンテンツシェア、10800ドルほどの結果を生み出すことに成功しました。賞も受賞することができ、この戦略は大きな成果を出すことができました。

SAPのインフルエンサーマーケティングの成功事例

SAPはヨーロッパ最大級のソフトウェアの会社です。自社の製品をより多くの人に知ってもらうことやフィードバックの機会を得たいと思いインフルエンサーマーケティングを行うことになりました。

SAPが利用したインフルエンサーマーケティングは講演会を実施するときにインフルエンサーにゲストとして登場してもらうことです。業界で実績のあるインフルエンサーであれば体験談や経験を話してもらうことで講演会の参加者に強い説得力を与えることができると考えました。

その講演会のときにはビデオライブも利用することで専門家インフルエンサーと世界のユーザーを対話させるといった工夫も行いました。

この工夫もあったことで、ライブに参加していた人はインフルエンサーと対話することができ、SAPの製品の魅力や実用的な方法について詳しく知ることが可能となりました。

さらに、SAP幹部との対話を通してフィードバックの機会も作り、企業だけでなくSAPの製品に興味のある一般の方とも情報を大きく共有することができました。

AWSのインフルエンサーマーケティングの成功事例

AWSはAmazonが提供するクラウドサービスであり、漫画を取り入れたサービスの紹介をしています。BtoBのビジネスには企業向けなので広く認知させるために漫画のイラストを利用して分かりやすく製品を紹介する方法を採用しています。

難解なテーマも漫画であれば理解しやすくなっていますが、漫画により訴求力や親しみを込めるため、SNSとの相性の良い人気の漫画インフルエンサーに依頼して漫画の作成をしてもらいました。

自社製品やサービスを認知度を上げるためにSNSでも話題のある人に漫画を描いてもらうことで、サービスや製品の認知度を拡散することができマーケティングとして一定の成果を果たすことができました。

BtoB向けのインフルエンサーマーケティングとは少しやり方が違いますが、工夫することでより効果を発揮させることができます。

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まとめ

BtoB向けのインフルエンサーマーケティングについて紹介してきました。BtoB向けのインフルエンサーマーケティングはBtoCと比べると難しい部分もありますが、工夫することで成果を期待することができます。

BtoB向けにインフルエンサーマーケティングをして成果を出している企業もあるので、自社に合わせた方法を用いるなら認知度を上げて購買意欲を企業の方に持ってもらうことができます。ぜひ検討してみましょう。

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【BtoC向け】インフルエンサーマーケティングのコツとポイント

企業にとって消費者向けにマーケティングを行うことはとても大事です。マーケティングを行うことで自社の商品やサービスを多くの人に知ってもらうことができ、消費者画求めているものに合わせた商品開発を行うこともできます。

はインフルエンサーを用いたインフルエンサーマーケティングを行うこともできますが、「どのようなコツがあるの?」と疑問を感じる人もいるでしょう。インフルエンサーマーケティングについて内容を紹介していきましょう。

BtoCのインフルエンサーマーケティングについて

「インフルエンサーマーケティングとは?」と内容についてあまり知らない人もいるかもしれません。インフルエンサーマーケティングはInstagram、YouTube、Twitter、FacebookといったSNSで発信力のある人の力を借りて自社の宣伝や商品紹介などをユーザーに向けて行います。

インフルエンサーの方は、多くのユーザーや一定の支持者の方からの信頼を集めており、何かを発信するだけで多くの人の注目を集めることができます。

実際にインフルエンサーの方は発信力のクオリティも高く、企業も見習うところがたくさんあります。

映像や動画を使用するときは、ユーザーを引き込めるように工夫しており、表現方法はとても巧みです。動画ではYouTubeを利用して視覚に訴える方法を用いており、インフルエンサーの方は工夫が最適で自分の伝えたいことを分かりやすく伝えることができています。

そのため、フォロワーや視聴者も意味をよく理解できて納得することができ、toCのコンシューマー向け商品での活用に適していると言えます。

企業でも動画を用いてBtoCでの宣伝を行えますが、インフルエンサーの方はすでに影響力を持っているので、自分の発信した情報に多くの人が注目する能力があります。そのため、インフルエンサーマーケティングを行うことで、効果的なマーケティングの成果を期待することができる可能性があります。

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BtoCの効果的なインフルエンサーを見定めるには

BtoCでインフルエンサーマーケティングを行うなら、影響力の高いインフルエンサーを見定めることが必要になります。効果的なインフルエンサーを見定めなければマーケティング効果を得られません。

適切なインフルエンサーを見定めるために、まずは適切なフォロワー規模を理解する必要があります。インフルエンサーの中でもトップと言える人はフォロワー数が100万人以上持っている人です。

かなり強い影響力を持っており、芸能人やスポーツ選手など認知度がもともと高い人がトップインフルエンサーになっていることもあります。

続いてミドルインフルエンサーです、これはフォローワー数が10万人以上であり、特徴としてはフォロワーとの心理的な距離が遠く憧れの人であることが多いです。

続いてマイクロインフルエンサーとなっており、フェロワー数が1万人以上の方です。マイクロインフルエンサーは一般人が多いことからフォロワーの親近感を獲得しており、インフルエンサーの得意としているジャンルに興味を持っている人がフォロワーになっている人が多いです。

最後はナノインフルエンサーです。フォロワーは1000人ほどと少ないですが、各ジャンルに特化しているので、一定のファンに指示されています。

このようにインフルエンサーによってレベルに違いがあるので、この点を見定める必要があります。

さらに、サービスにマッチした属性なのかも確認することが必要です。インフルエンサーの媒体によって支持者の属性は違っており、例えば、インスタグラムは40代以下の女性が多く、コスメやファッション系のジャンルに特化しています。

ただ、Twitterであれば30代以下がターゲットとなり、投稿のおもしろさによって指示を受けており、YouTubeだと10〜50代の幅広い層が自分の好きなジャンルで支持を受けています。 自分がどの媒体でマーケティングを行うかにより媒体に特化したインフルエンサーを見定める必要があるでしょう。

インフルエンサーとの接点の持ち

インフルエンサーマーケティングを行うときは、インフルエンサーと接点を持つことが大事になります。インフルエンサーとの接点の持ち方は

  • プロダクション、代理店へ依頼
  • DMなどで直アプローチ

 などがあります。

インフルエンサーとの接点を持てるように、プロダクションや代理店に依頼をするならプロが最適なインフルエンサーとの選定やマネジメント、施作の実施、効果分析を行ってくれます。

インフルエンサーマーケティングのノウハウがない人や過去に実施したが効果を得られなかった人などは、プロダクションか代理店を利用すると自社に合ったインフルエンサーを選びやすく、接点を持つことができるでしょう。

またDMなどで自分が「この人だ」と思った人に直接アプローチするのも良い方法です。自分で直接インフルエンサーにアプローチするなら、仲介役がいないのでマージンなどを取られず、低コストでスピーディーに交渉ができます。

ただ、自分でインフルエンサーの選定を行うこと、また報酬交渉やマネジメント、投稿内容のチェックなど、自分でやることが多くなるので負担は大きくなります。

インフルエンサーマーケティングを行うときは、自分がどの方法であれば最適なのかよく考慮してから行う必要があるでしょう。

BtoCにおけるインフルエンサーマーケティングの成功事例

BtoCにおいてインフルエンサーマーケティングを行うなら、成果を出して成功を収めたいでしょう。成果を収めるためにはインフルエンサーマーケティングの成功事例を見てみることでポイントをつかむことが可能です。成功事例は以下のようなものがあります。

ポールスミスのファッションリーダーでインフルエンサーを起用

ポールスミスは自社のファッションを紹介するときにインフルエンサーとしてファッションモデルの横田ひかるさんを採用しました。インスタグラムでフォロワー数が約28万人と超えており、女性からの支持を多く集めていたので、PR効果を期待してインフルエンサーマーケティングを行いました。 この採用によりターゲットとしていた女性にポールスミスの魅力をPRすることができ、9268件もの「いいね」を集めることができました。自社商材に合わせたインフルエンサー起用でPRの成果を収めることができました。

ETUDE HOUSEのコスメのPRでインフルエンサー起用

ETUDE HOUSEは韓国コスメのPRを行うために、古着屋のスタッフをインフルエンサーとして起用しました。個性的な印象を与えるインフルエンサーでしたが、その個性を残しつつ、コスメの化粧品とコラボしてもらったため、コメント欄で「可愛い」という評価を得ることができ、化粧品のPRとユーザーの興味を抱かせることができました。 このようにインフルエンサーを用いて成果を収めている事例はいろいろあります。

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まとめ

BtoC向けのインフルエンサーマーケティングについて紹介してきました。BtoC向けのインフルエンサーマーケティングを行うなら、そのフォロワー数の方に大々的にサービスや商品をアピールでき、マーケティング効果を得ることができます。

BtoC向けのインフルエンサーマーケティングを成功させるためには、自社の商品やサービスに合った層にアピールできるインフルエンサーを選ぶことが必要です。インフルエンサーを決めることができれば、後は接点を持って依頼することで成果を期待することができます。

BtoC向けの宣伝効果やPR効果を高めるためにインフルエンサーの起用を考えてみましょう。

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ロクシタンのソーシャルメディア運用戦術を公開

PR・SNSマーケティングとは

PRマーケティングとはパブリックリレーション(Public Relations)の略称であり、一般的には、事業主が顧客やその他ステークホルダーと良好な関係を築くことで事業KPIに貢献するマーケティング活動のことを指します。


PRマーケティングの手法は様々ありますが、一般的には大きく「広報活動」と「コミュニティ形成」に分類することができます。

SNSマーケティングとはあくまでも「コミュニティ形成」の手段の1つとして用いられるマーケティング手法でありますが、現代では、説明するまでもなくInstagram、Facebook、Twitter、LINE、TikTok、広義ではYouTubeなど無数のSNSが普及しユーザーの利用率・利用時間が高くなっており、SNSマーケットにおける存在感、PR活動 の中でもSNSマーケティングの重要性が高まっております。

広報活動とは何をするのか

代表的なものでは各種メディアへの露出、そのための手段としてアウトバウンドの営業活動、インバウンドの取材対応、プレスリリースの発信、PR TIMESなどを活用した複数メディアへのプレス発信などがあります。

その他、書籍の出版、カンファレンスでの登壇や展示会への出展、広報ブログなど通した企業情報発信なども広報活動としてカテゴライズされます。

コミュニティ形成するには

まず、コミュニティとは共通の興味関心を持つ方々が集まるプラットフォームのことであり、そこにはロイヤルカスタマーや既存顧客だけではなく、潜在顧客、コミュニティの存在を広げてくれるエバンジェリストなどを集めます。

コミュニティに参加者を募るには、オフラインイベントの開催施や、オンラインサロンの開設、自社サイトにフォーラムを開設、SNS、YouTubeでの情報発信などの方法があります。

コミュニティ形成において重要なのは、① 運営方針・目的を明確にし、② 定常的にコミュニケーションを取り常にアクティブな状態に保つ、そして③ コミュニティへの帰属意識や参加者同士が連帯感を持つようにし、参加者がコミュニティから離れない仕組みを作ることです。

コミュニティ形成という点においてSNSの活用は②、③の手段として活用するのも有効ですし、プラットフォームそのものとしても機能します。そういった意味でも、PR活動においてSNSをうまく活用することは重要なのです。

次項からは、KAIKOKU登録ユーザーであるPR・SNSマーケターのSNS活用テクニックを紹介いたします。

【事例】エンゲージメントだけでない、新客を獲得するためのインスタグラム活用

SNS担当の命題

はじめに、本記事は下記のようなSNS担当者を対象に書いております。

1:SNSの改善案を探している方 
2:SNSの事業への影響度を示したい方

SNS運用を担当されている方、やコミュニティマネージャーの方であれば、以下のような課題を感じたことがあるのではないでしょうか?

「SNS担当として週〇回投稿すると決めて運用しているが、フォロワーが増えない。」「いいねや保存が全然されない。」「エンゲージメントしてもそれが売上に繋がっているか証明できない。」「結果、予算が増えない。」

私が担当しているアカウントでは、開設から約3年が経過し、様々な課題に直面し、そのたびに学びがありました。この記事でそれらを紹介することで読者の皆様の一助になれば幸いです。

アカウント開設時の状態

低エンゲージメント

2017年秋にインスタグラムのアカウントを開設しました。
南仏プロヴァンス産の化粧品を取り扱うロクシタンジャポンでは、本社からのクリエイティブを中心に投稿していました。
そのため、日本のお客様に対して印象に残る内容ではなかったです。
また、文章は製品訴求やプロモ情報がほとんどでした。結果として、エンゲージメントが低い状態でした。

フィード投稿の改善

季節やシチュエーションにあったクリエイティブとテキストを活用

そういった課題を解決すべく、使用シーンを想起できたり、日本ならではのイベントにあったクリエイティブを制作し始めました。
「共感画像」という名で、毎月のイベントカレンダーを確認しながら、撮影内容を決定しました。
例えば、運動会シーズンにはグラウンドに出て日焼けをするので、日焼け止めの製品を、梅雨の時期には家の中で過ごす「おこもり美容」をテーマにしたボディケアの製品を撮影しました。

ハッシュタグの活用

その頃、インスタグラムの特徴としてハッシュタグ検索「タグる」が少しずつ流行り初めており、人気のあるハッシュタグを分析し、それらを投稿に取り入れるようにしたことで、フォローしていないユーザーからの流入も増加しました。

店舗・美容部員の取材

元々店舗販売が事業の根幹であったことから、国内に120以上ある店舗の美容部員の声を活用し、スマートフォンからでも店舗の様子やメッセージが伝えようと、美容部員への取材を開始しました。
彼女たちの写真や心温まる接客エピソード、美容テクニックなど、店舗でしか体感できないかった内容を投稿に取り入れることで、さらにエンゲージメントしていただけるようになりました。

イベント速報

最新情報をお届けするメディアとして、プレス向けのイベントや旗艦店舗のオープン時には、現場の雰囲気が伝わるよう、様々なコーナーを撮影し、速報という形で投稿しました。
この種類の投稿は、KPIの最高記録を何度も更新する結果となり、情報の即時性の重要さも改めて認識しました。

<クリエイティブの改善例>

<テキストの改善例>

インスタグラム広告の活用

フィード投稿の改善内容を広告にも展開

普段の投稿ではリーチできないユーザーに対しては、広告も活用していました。
通常投稿でパフォーマンスが高いクリエイティブを使用することで、CPMが改善され、フォロワー獲得にも大きく貢献しました。
フィード投稿のコンテンツを改善していたおかげで、新規フォロワーの離脱が少なかったことも、全体のフォロワー数増加に寄与していました。

新しい広告面やターゲティング機能も積極的に利用

インスタグラムの広告メニューに新しい機能が追加されると、いち早く活用し、効率を改善できたことで、大型のプロモーションを実施する際にも安定したKPIで運用するこができました。

コミュニティ運用

「チームロクシタン」というコミュニティをSNSで形成

上記のアカウント改善策を一年間継続した次の段階として、熱量の高いファンの声(UGC)を拡散し、ロクシタンアカウントのフォロワーのフォロワーに対してリーチしようと考えました。

そこで、「チームロクシタン」というインスタグラムの限定ファンコミュニティを形成し始めました。
メンバーになると、ストーリーズでの限定配信を受けとったり、感想やコメントが公式アカウントで取り上げられる確率が増えます。

また、イベントへの特別ご招待の他、新製品の先行モニターなどへも参加が可能です。その結果、約200人のメンバーに継続的にUGC(User Generated Contents、ユーザーにより生成されたコンテンツ)を投稿していただけるようになりました。

SNS運用で新規顧客獲得し、ビジネスへ貢献

ゲームとプレゼントキャンペーンを通じLine Business Connect (LBC)を獲得

インスタグラムに限らず、SNSでお客様と繋がっていても、実際のビジネスへの貢献度が見えずらい、という課題は企業の担当者なら一度は感じたことがあるのではないでしょうか?

当時Lineのお友達が2000万人を超えており、その中でもLine Business Connect (LBC)をしていただくことで、CRM情報に基づいたターゲティング配信が可能になることから、Lineのお友達とLBCを獲得することが、ビジネスに大きな影響を与えていました。

そういった背景から、大型のプロモーションの際には、スマートフォンで楽しめるゲームを開発し、そのゲームのスコアによって製品が当たるプレゼントキャンペーン実施しました。
お客様にはゲームを楽しみながら、製品やブランドについての理解を深めていただけ、ビジネスに重要なLBCの獲得にも大きく貢献しました。

広告運用の精度を活用し、CPMが低い状態でゲームを拡散

先述の広告運用で培った知見を活用し、このゲームを拡散しました。広告のターゲティング精度やクリエイティブを改善しながら、ゲームに集客することができたので、広告費用が定常時よりも増加していても、CPMを維持したまま拡散することができました。

SNSマーケティングで実店舗への来店施策

広告、クーポンでLine Business Connect (LBC)獲得と来店促進の両方を実現

デジタルの価値を最大化させるべく、これまでのデジタル完結の施策にとどまらず、120以上ある店舗に対してデジタル起点で送客を実施する、という挑戦もいたしました。
Line Business Connect (LBC)していただくことで表示されるクーポンをCRMチームと共同で開発し、それを広告展開することで、全国の店舗にお客様を送客することができました。

今後の取り組み

Social Commerceやデジタル接客

コロナウイルス発生時の影響などからも、従来の店舗接客が継続できないという状況が突然訪れる可能性があることが分かりました。
そのような状況下でも、お客様・従業員ともに少しでも安全に便利にお買い物をしていただくために、インスタグラムを介した接客・販売方法を模索しています。
インスタグラムに決済機能が実装された際には、マーケットプレイスとしての役割も果たせるようにアカウントを育てていきたいと考えています。

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バズるとは?企業アカウントでバズマーケティングを狙うコツと注意点について

SNSの普及により、情報の拡散力は一気に増しました。そんな中で「バズる」という言葉を聞いたことはありませんか?
また、最近では「バズる」を活用したマーケティング手法であるバズマーケティングという言葉も生まれました。

今回そんな「バズる」という言葉や、バズマーケティングを行う際のコツや注意点についてを書いていきます。

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バズるとは?

バズるとは、SNS上でのコンテンツが多くの人に注目されるような状態を指します。

元々は、buzz(バズ)というハエなどの虫が飛び回る様子を表す英語を語源とし、「ハエなどの虫がブンブンと飛び回る様子」→「盛り上がっている」→「流行っている」→「多くの人が注目している」というような変遷を辿り、バズるという言葉が生まれました。

拡散力の高いSNSであるTwitter上で、リツイートやいいねの数が多くつくことを「バズってる」などという風に表現します。

バズマーケティングとは?

バズマーケティングとは、意図的にバズらせることで、商品やサービス、または企業自体の注目を高めることを指します。

インフルエンサーに商品やサービスについて紹介してもらうインフルエンサーマーケティングや、企業の公式アカウントを運用してバズることを狙うことをバズマーケティングと言います。

インフルエンサーマーケティングについてはこちらで紹介しておりますのでご覧ください。「インフルエンサーとは?インフルエンサーマーケティングのポイントについて

下記では主に企業の公式アカウントを運用して行うバズマーケティングについて書いていきます。

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バズマーケティングのメリット

・コンテンツが受け入れられやすい

消費者自身による拡散なので、広告臭が少なくなりコンテンツが受け入れられやすくなります。

・広告費をかけずに拡散させることができる。

リスティング広告やディスプレイ広告などでユーザーにアプローチする場合は広告費が発生してしまいますが、バズマーケティングによる拡散を狙う場合は広告費をかけずに行うことも可能です。
もちろん、コンテンツを考える上で社内工数などはかかるのでどれだけ良いアイデアを思いつくことができるかが大切です。ここのコツについては後述いたします。

・ファンを増やすことができる

バズることで、コンテンツに対する消費者からのエンゲージメントが増えるため、企業と消費者とのコミュニケーションを活発化させ、こういったコミュニケーションを通じてファンを増やすことが可能となります。

注意点(デメリット)

・様々な捉えられ方をすることを理解する

SNS上には様々な考え方をもつ人たちがいるため、一部の人にとっては面白いコンテンツでも他の一部の人にとっては不快に思うコンテンツになる可能性があります。
全ての人に受け入れられるコンテンツを作成することは難しく、どう調整してもバズを狙う限りは炎上リスクを避けられないことがデメリットになると言えます。

・バズることを目標としない

成し遂げたいマーケティング目標を達成する手段としてバズるのであるため、バズることを目標としてしまうと本来達成したい目標からそれてしまいます。
あくまで手段として活用するようにしましょう。

・ブランドイメージを壊さない

上記で話したギャップとは、元のブランドイメージがあるからこそ生まれるものなので、バズりたいがゆえにそれを壊してしまうと元も子もなくなってしまいます。
ブランドとして変えない芯を持ち、それを守ったコンテンツ作りをするようにしましょう。

バズるためのコツ

・時事ネタや流行のキャッチアップ

その時々の時事ネタや流行に便乗することで、共感性の高いコンテンツとなりシェアされやすくなります。

・ギャップを作る

企業アカウントなのに、こんなことをしてるの?というようなギャップから、他の人にもシェアしたくなるようなシュールさがうまれます。

企業として真面目に、不真面目なことに取り組むというのは消費者からすると大きなギャップに感じるためバズりやすいコンテンツとなります。

・企業ならではの役立つ情報

企業としての専門知識の中から消費者にとっても有益な情報となるものを発信することも、他の人にも教えてあげたいという気持ちを作りシェアされやすいコンテンツとなります。

・SNSごとの雰囲気を理解する

Twitterはリアルタイムの情報やネタなどのフランクなSNS、FacebookはビジネスよりのSNS。
Instagramはビジュアルと世界観などの共有が盛んなSNS、というようにSNSによってバズりやすいコンテンツの内容も変わってきます。
各SNS毎に適切なコンテンツを用意することで消費者に受け入れられやすくなります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
バズマーケティングを行う際は、必ずバズの先にある目標を設定し、手段と目的が変わらないように注意することが必要です。

企業アカウントの運用をしていると、バズるためのコンテンツを考えていると、いつの間にかそれが目的となってしまいがちです。

しかし、あくまでバズは手段ということを忘れずに今回お伝えしたようなコツや注意点を抑えて運用していくことが大切になります。

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エンゲージメントとは?その重要性と具体例を紹介

エンゲージメントとは

エンゲージメント(engagement)とは、約束や婚約、雇用など様々な意味を持つ言葉です。
日本のビジネスシーンにおいては「組織内におけるエンゲージメント」や「SNSにおけるエンゲージメント」などの形で用いられます。

ここでは主に、”SNSにおけるエンゲージメント”について解説します。

SNSにおけるエンゲージメント

FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSにおけるエンゲージメントは、アカウント運営者(企業)とフォロワー(ユーザー)との強い関係性、結びつきという意味で用いられます。

そして、その関係性や結びつきの強さを示す指標として、「エンゲージメント率」という言葉があります。
これはある1つの投稿に対する「いいね」「クリック」「シェア」などの反応の割合で、近年のSNSマーケティングにおいて欠かせない指標となっています。

SNSにおけるエンゲージメントの重要性

では、このSNSのエンゲージメント(率)がなぜ重要なのでしょうか。
「フォロワー数が多ければ多いほど良い」という意見もあります。
たしかにフォロワー数も重要です。

しかし、届けた情報が市場のニーズに沿っているのか、ユーザーの興味を惹くことができているのかを確認するために、エンゲージメントが重要ととなるのです。
エンゲージメント率を意識することで、投稿に対するユーザーの反応や関心の度合いを把握しながらメディアを運用することができます。

エンゲージメントをあげるには

SNSユーザーのエンゲージメントを高めるためには、投稿の工夫が不可欠です。
ここでは、エンゲージメント率向上におけるアイデアを4つ紹介します。

ユーザーの分析を行う

SNSでアプローチしたいユーザーがどのような人々なのか、彼らにどのような行動を促したいのかは、企業やブランドの価値観やビジネスの目的から決まります。

より効果を上げるために、ペルソナ設定*を行うのも有効な手段です。

*ペルソナ設定: アプローチしたいユーザー像を、実際にその人物が存在しているかのように詳細に設定したもの。

詳しくはこちらをご覧ください。「『ペルソナ』がマーケティングを変える!ペルソナの効果的な活用方法

ユーザーとの交流を深める

SNSではリプライやダイレクトメッセージなどの機能を用いて、ユーザーと直接コミュニケーションをとることができます。
投稿に対する反応にコメントを返すことで、ユーザーとのつながりをより強めることができます。

さらに、検索機能を用いることで、より多くのユーザーの声も確認することができます。
ユーザーからの声を待つだけではなく、企業側から積極的にユーザーとコミュニケーションをとることも効果的です。

運営の方向性を定める

ユーザーの分析を行うこと。
ユーザーとの交流を深めること。
どちらも大切ですが、その運営の方法が自分たちの目指す理想像と一致しているかがなによりも重要です。

たとえばこのデジマギルドを運営しているカイコクのTwitterアカウントでは、目標をデジマに関わる人の市場価値向上としています。

そして、その達成のために目標に対しての強い達成意識、思いやり、ユーモアを兼ね備えた優しい人というキャラクターを定めて運営しています。

このように、キャラクターの設定も含めてアカウントの方向性を定め、そこから逸脱することのないよう気を付けましょう。

運営状況を定期的に確認する

現状を把握し、改善していくことも大切です。日々、エンゲージメント率を確認しながら運営することを心がけましょう。

また、人の考えや行動は数値だけではかることのできるものではありません。
どのタイミングでどのようなアクションがあったのか、ユーザーの行動における動機など、数値以外の定性的な部分にも着目することを忘れないようにしましょう。 

まとめ

いまやSNSマーケティングにおいて欠かすことのできない「エンゲージメント率」の向上。
ユーザーの関心度が数値化されるため、評価や分析の対象としてとても便利です。
また、定性的なデータを得ることにも役立つものです。
継続的な振り返りと改善を繰り返して、良質なメディア運営を実現しましょう。

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ブランディングのススメ 意味と気を付けたいポイントを解説

「ブランディング」という言葉を一度や二度は耳にしたことはあっても、いざ「どのような意味なのか説明してほしい」と言われると難しく感じる人も多いのではないでしょうか。

今回は、意外に知らない「ブランディング」の意味やメリットと注意点、気を付けたいポイントなどについて書いていきます。

ブランディングとは

「ブランド」「ブランディング」の意味

「ブランディング」を知る前にまず理解しておかなければならないのが「ブランド」。

「ブランド」というのは英語の”burned”(焼印を押す)というのが語源であり、ユーザーが商品やサービスに対してもつ共通のイメージのことです。商品のデザインやシンボルマーク、商標、名称、キャッチフレーズ、記号などの様々な要素が組み合わさって「ブランド」を形作っています。

その言葉から高級品を連想してしまうこともあるかと思いますが、ブランドは高級品のためだけの言葉ではありません。

たとえば、Red Bull。
1978年にオーストリアで生まれたブランドで、日本への参入も2005年と比較的歴史の浅いブランドですが、創業者のディートリッヒ・マテシッツが「レッドブルは単なる飲料ではなくエキサイティングな体験であり、スリルや冒険である」と掲げたように、この製品は数ある飲料、そしてエナジードリンクの中でも独自の地位を築くことができています。

また、激安の殿堂として知られるドン・キホーテも良い例です。
ドン・キホーテは「宝探しをするようなワクワク感、魔境感」というコンセプトのもとで店舗開発を行っています。一号店の出店が1989年と量販店においては後発にあたりますが、この他に類を見ないコンセプトに即した店づくりが独自の地位を築く一助となっています。

そして、そのような「ブランド」をユーザーに認知してもらい、市場における自社商品やサービスのポジションを明確化していくための活動が「ブランディング」です。

もちろん、飲料や食料品のようなBtoCのプロダクトに限らず、BtoBの企業でもブランディングは行われています。

ブランディングのメリットと注意点

企業にとってのメリット

ブランディングの成功、つまり「〇〇といえばあの商品」「あのマークは〇〇の会社」という認識が市場に浸透すれば、多額の費用を投入しなくても集客・販促・PR活動ができるようになります。

広告宣伝費や販促にかかるコストが削減できれば、その分を商品開発や顧客サービスの充実に投下することができます。また、ブランドが確立されれば、競合他社との価格競争からの脱却も見込むことができます。

ユーザーにとってのメリット

ブランドが確立されていることは、その商品やサービスのユーザーにもメリットがあります。

・商品を選び、購入する上でコストを減らすことができる

モノや情報があふれる現代。ユーザーが自分に合う商品を選ぶのには多大な労力が必要とされています。そこで役立つのが「ブランド」です。
ユーザーはブランドがあることで、商品選択を時間をかけず、また他社商品などに迷わされずに選ぶことができます。

・商品に対する安心感を抱き、リスク回避ができる

ブランドによる品質の保証はもちろんのこと、過去にブランドによる満足体験があれば、失敗を恐れることなく安心して商品を購入できます。

注意点

企業にとってもユーザーにとってもメリットの多いブランディングですが、これにももちろん金銭的コスト、時間的コストがかかります。
また、短期的に結果が出るものでもありません。
特に、強力な競合が既にブランドを確立してしまっている場合、それを覆すのは至難の業です。

ブランディングにコストをかけて他のコストを削るのか、ブランディングは行わずに個別の施策を展開していくのかは戦略次第です。

ブランディングを進める上で意識したいポイント

では、「ブランディング」とは具体的になにをすることなのでしょうか。

先述した通り、ブランディングとは自分たちの「持ち味」、つまり会社らしさ、お店らしさ、製品らしさは何かといったイメージを定め、その価値をターゲットである消費者に感じてもらうためのすべての活動を指します。

ブランドの名前やロゴだけでなく、製品デザイン、店頭やデジタル表現、競合との差別化戦略などとても広範な領域に渡るので、これをすればブランディングだ、と言える共通した要素があるわけではありません。
企業や商品、お店ごとに「らしさ」が違うように、ふさわしいブランディングは異なりますし、それによって取るべき戦略も異なってきます。

とはいえ、どのような商品・サービスにおいても共通でやるべきこと、気を付けたいポイントは存在します。

・自社や競合他社、ユーザーの分析を行うこと

ブランディングの工程で怠ってはいけないのが、3C分析(*1)やSWOT分析(*2)をはじめとする環境分析です。
ブランディングは競合との差別化が重要です。これを明確にするためには、自社が他社に比べ得意とするところやターゲットとするユーザーの分析が不可欠です。

※1 3C分析: 市場・ユーザー(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つを組み合わせて行う、マーケティング環境分析のフレームワークのこと。

※2 SWOT分析: 強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つを組み合わせて行う自社分析のこと。3C分析の「自社(Company)」にあたる部分を掘り下げる手段のひとつです。詳しくはこちらをご覧ください。「SWOT分析から考える戦略設計|3つのステップ

・ブランドコンセプトの明文化をすること

日本では、そのブランドのもつ使命や目的という、いわゆるブランドコンセプトが「暗黙知」として存在していることがほとんどで、ブランディングに関わる人たちの間でも個々人で受け止め方が変わってしまうこともあります。
明文化せずともブランドコンセプトが共有できている企業規模であればブランドの運用に問題はありませんが、規模が発展してくるとこのブランドコンセプトとの共有が課題となっていきます。
ブランドのスタートの段階で、何となく認識されているものをしっかり言語化し共通認識を持っておくことが大切です。

まとめ

ブランドがなくても、商品やサービスの提供は可能です。
また、競合他社やユーザーの動向など、外的要因による影響も多く、手軽にできることではありません。

しかしながらブランディングの成功は長期的に見てかなりメリットが多いものです。
価格競争を避け、自社ならではの魅力をユーザーに知ってもらうためにも、「ブランディング」を戦略のひとつとして検討してみませんか?