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WEB広告の目標・ターゲット設定~検証設計の考え方

大きく全体図を書いていく

大きく描いて詳細を詰めていく

Web広告ならず、何を始める場合でもまずは全体を大きく描くことが重要です。細かいところまできちんと詰めていくことはもちろん重要ですが、まずは大きく全体から徐々に詳細を詰めていくことが重要です。

そのために、まず初めにWeb広告をはじめる上で全体の方針を決めるためのロードマップを描いていきましょう。
ここで重要なのは詳細を描きすぎないことです。Web広告は多くの数字を可視化できるため、実施してから結果が出るのに時間が短く、データが揃うのがいいところです。

ある程度方針を決めた後は、実際手を動かしていく中で改善してい行くのが効果的です。重要なのは目標を作ることではなく、成果を上げることなので、注意しましょう。

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目標の作り方と3つの目標を作る理由

目標の作り方は大きく分けて2パターンあります。1つは過去の実績を元に作成する場合と、もう1つは新しく作成する場合です。まずは過去の実績を元に作成場合についてです。

そして目標は「現実目標」、「理想目標」、「限界目標」の3つ立てておきましょう。そうすることで進捗状況を把握するためのバロメーターになります。

目標に関しては1つのみ作成している所が多いのですが、複数のシナリオを考えながら目標を作ることで、実際に走り始めた後、
「今の状況は理想的な状態にあるのか?」
「想定通り?」
「実はかなり限界ギリギリで走っている?」
といったチェックするためのバロメーターになります。

過去実績を元に目標設計する場合

まず、過去の実績がある場合、過去の実績を元に基準となる現実目標を立て、事業計画上どこまで目指すのかという理想目標、どこまで許容できるかという限界目標の3つを立てることで、Web広告開始後の進行状況の判断指標になります。

このそれぞれの目標を立てる際、過去の実績を元に季節や時期需要にトレンドのある業界であれば、トレンドを加味しながら作っていくのがよろしいでしょう。
例えば、ふるさと納税に関しては年末を迎える11月12月に需要が集中するためこの動きを加味して目標を立てることをオススメします。

目標を作るにあたって、ここでも重要なのは大きく描いて詳細を決めていく事です。
そのためにもまずは年間の目標を決め、半期、四半期、月次単位と細分化していくことを意識しておきましょう。
そうすることで定期的に現状把握ができるので、今の状況が良いのか、悪いのかわからない迷子になることは減ると思います。

また、目標に対して大きく上振れで進捗している時、何が要因なのか、そもそも理想目標も上回るペースなのか、それとも現実目標と理想目標の間なのか等、複数の目標を作成しておくことで良し悪しの程度の判断も楽になります。

例えば基準となる「現実目標」1つのみで走り出したとします。現実目標のCPAを1,000円とし、この四半期のCPAが800円だった場合、目標よりは良いものの、更なる投資を検討すべきかという判断が難しくなります。一方「理想目標」のCPAが850円の場合、50円分の余力は少なくともあるので、更なる投資をすべきだという判断が容易になります。

参考にできる過去実績がなく、新しく目標設計する場合

次に、新しく目標を設計する場合です。この場合、比較する過去の実績がないため、詳細までは決めず、走りながら目標をアップデートしていく事をオススメします。
そのうえでどのように現実目標を決めていくかですが、まずは競合となるサービスを探し、概ねどの程度を目標とすべきかを算出します。これは業界によって原価率やROASが異なりますのでプロモーション対象の商品に依ります。

現実目標を決めた後は、先ほどと同様に理想目標、限界目標を策定しましょう。
3本の目標ができれば詳細に落としていきます。年間、半期、四半期、月次単位と細分化していきますが時期需要におけるトレンドに関してはGoogleトレンドを使い、業界のKWや競合のサービス名を入れてみましょう。
そうすることで概ねのトレンドに関しては把握することができ、時期需要に関しては読み込めるはずです。

最後に、新しく目標を作る上で重要なポイントは目標を見直す頻度を決めておくということです。サービスにもよりますが、概ね四半期、月次単位で今後の目標は見直すのがオススメです。
あくまで最初に作った目標は当初目標とし、順次目標は見直し、アップデートをかけて行きましょう。明らかに達成が難しい目標を引いていたとしてもそれは無意味ですので、新しく目標を作っていく場合は適宜見直し、適正な目標値に調整していきましょう。

商材別ターゲットの考え方

ターゲット選定の考え方

目標が決まり「Web広告を始めよう」となった時、とりあえずどんな媒体で実施するか、何を作るよりも、まずターゲット選定をする必要があります。
自社の商品がどういう人に利用されるのか、その人がどこに、どのくらい潜んでいるのかを考える所から始めます。

例えば、最近増えてきているように見受けられるSaaSのビジネスモデルを展開している企業ですと、商品(SaaS)を使用するのは、HR部門の方なのか、マーケティング担当なのか、はたまた契約などを管理している部門なのか、商品によって異なると思います。ただ、ターゲット選定は明確にするべきであり、定めたターゲットに対し適した媒体・手法を用いて正確に広告を届ける必要があります。

一方、例えばメルカリやFiNC、ZOZOTOWN等、BtoCでサービスを展開しており、幅広い一般ユーザーがターゲットとなる場合。端からターゲットを絞りピンポイントに広告を届けに行くよりも、まずは幅広く配信し、初速・途中結果を見て、その後効率良く届けられているターゲットに絞る調整をする手法を用いる方法もあります。そうすることで、確度の高いユーザーの見定めを誤ることなく、結果効率の良い配信となる場合もあります。

上記は方法論の一例であり、ターゲット選定の考え方は商材によって異なるので、鵜呑みせず自社だあればどうだろう、と選定の仕方からきちんと社内で議論・思考していく必要があります。また、上述2つの方向に振り切る必要はなく両方試しながらどういう方法でやっていくのも良いと思います。

ただ共通して言えることとしては、いずれのパターンにおいても然るべきロジックの上、仮説立てをすることです。仮説を明確化しておくことで実施後、結果何が良くて何が悪かったのか、どこまでは仮説通りでどこからが違うのか、などの検証ができなくなってしまうからです。

選定ターゲットを元に施策策定する前に…

ターゲットが決まったら次は施策を考えます。施策は媒体によりけりで様々ですが、仮説とターゲットが明確化されていれば、媒体選定や配信する面、入札するリスティングのキーワード選定などはスムーズに進めることができると思います。

ただ施策策定の前に、もし可能であれば、すでに商品を使用・購入したカスタマーに対し、初期の接点やどのようなステップを踏んで検討~利用まで至ったのかなどのヒアリングができると立てた仮説・選定したターゲットの妥当性の確認、見直しをすることができ、より精度の高い施策策定に繋げることができます。ヒアリングの手法としては、メールを通してのアンケート調査や、オフライン座談会の場を設ける、などがあります。

ヒアリングの結果、実際に立てた仮説と異なる実態が見えてくるるケースもあります。
例えば、ほとんどのカスタマーは検索を通して商品を認知したのだろうという仮説を立てた、それでは定めたターゲットに対しハマるようなリスティングの一般キーワードで手厚くアプローチをしよう、という施策策定の方向性になっていた場合、

座談会でカスタマーの声を聴いてみると、実際には、仲のいいパートナー会社からのオススメであったり、実店鋪の販売員さんからの紹介であったり、友人が使っていたからという理由でサービスを使い始めた、など最初から検索をして自社や競合サイトを見ることはほとんどなく、第三者からの紹介や口コミで商品認知~利用検討した方が大半であったこともあります。その場合、リスティングでの一般キーワード配信でのアプローチから、インフルエンサーの活用や提携媒体での紹介インセンティブの打診、アフィリエイトの活用など施策策定の方向性が変わってきます。

このように、いくらデータやリサーチ結果を元に、熟考し立てた仮説・ターゲットであっても現場の声を取り入れてみると、見直しが必要なことに気付けることもあります。

ここまで変わるクリエイティブの検証

クリエイティブは何故重要か

さて、ここまでで今回狙うターゲットはどういう理由で自社のサービスを使い始めてくれたのかがイメージでき、何から始めるかきまってきたかと思います。
ここからは実際に広告配信をする場合を想定します。

まず、広告配信において重要かつ必ず必要になってくるのがバナーや動画等といったクリエイティブになるのですが、このクリエイティブが非常に重要になってきます。
主にサービスを使う、商品を購入する際、LPやアプリのストアに行くかと思います。そのLPやアプリのストアにはたくさんの情報が載っているかと思うのですが、そこまでユーザーに来てもらわないとそもそも利用には繋がりません。

そこにターゲットを連れてくる重要な役割をクリエイティブが果たしています。
このクリエイティブによっては同じ費用でも獲得単価が半分以下になることや、広告クリック率が2倍異常になり、バナーであれば早い所だと数時間で作成することもできるので、検証をしっかり回していくことが重要です。

実際、私自身もクリエイティブの表現の幅が少ないと言われている金融業界でしっかりと検証フローを設計したことで、配信金額を伸ばしながら、約2か月間で広告クリック率を160%程度改善したことがあります。

クリエイティブ検証の仕方

では具体的にどのようにしてクリエイティブの検証フローを作っていくのかですが、工程としては3工程に分かれます。

①まずは訴求の洗い出し

まずは自社のサービスの訴求を洗い出します。
例えば「業界で最安値」、「基本料金0円」といった具体的な費用感の訴求や「累計3,000万DL突破!」、「3分に1人が入会」等のユーザーが多いことを強調すること、「最短即日配達」、「映画や漫画が見放題」といったサービスの機能の訴求。
これらをまずは利用者へのヒアリングや自社のおしていきたい内容を洗い出していきいくつかに分類していきます。

②訴求別にメインコピーを決める

次にやることは分類した訴求をコピーに落としていきます。
ここではとにかく量を出してください。1つの訴求に対して少なくとも10パターンはあるとよいかと思います。
例えば「安さ」の訴求であれば、「業界最安値」、「ワンコインではじめられる」、「安さで選ぶなら」といった形で量を書いていきます。いわゆるブレストになります。

ここで重要なのが、まずは1人で書き出してみるということです。
1人で書き出すメリットは人に頼らなくなること、別のことを考える時間がなくなることです。ブレストの失敗例でよくあるのが初めから複数人で案を出すことです。いきなり全員でブレストをしてしまうと他の人が考えてくれているから思考を放棄する人や、周りが案を出している間に別の仕事を考える人がいます。なので、まずは1人ブレストで書き出してみましょう。その後で各々が持ってきた案を元に掛け合わせてよりよい案ができないかを考えてみましょう。

ある程度出そろったところで各訴求毎に2つ程度メインのコピーを決めていきましょう。こうすることで訴求×2パターン程度のコピーが揃います。

③優先順位を決めて検証開始

訴求別にコピーが作成したら次は優先順位の決定です。
優先順位の決め方はそれぞれですが、ある程度調査データがあるのであればそのデータを参考に確度の高そうな訴求から優先的に検証していくのがいいかと思います。

配信金額にもよりますが、検証期間としては概ね1週間~2週間あれば充分です。結果が出れば最も効果の悪いクリエイティブを停止し、新しいクリエイティブを追加していきましょう。
順次クリエイティブ検証をしていくと、概ねこの訴求の効果が良いというところが見えてくるはずです。

効果のよい訴求が決まりましたら、案出ししたコピーと実績を元に新しいクリエイティブを作っては検証、作っては検証していきましょう。
ここでも重要なのは仮説です。仮説を立てておけばどこまでが当たっていて、こういう結果が出たから次にこういうクリエイティブを作ればこういう結果になるだろう、と考えながらクリエイティブを検証していきましょう。

Web広告におけるクリエイティブは科学できます。諦めずに続けていくことで着実に効果は改善されていきますので、地道に取組んでいきましょう。

媒体に評価されるために必要なこと

クリエイティブにおいてもう1つ重要な考え方があります。それは媒体から評価されるようにクリエイティブを作っていくことです。
せっかくここまできちんと考えてクリエイティブを作ってきたのに媒体から評価されないクリエイティブだと、どんなにいいクリエイティブでも配信がされません。

例えば、Facebookだと広告クリエイティブにおけるテキスト量の割合をAIで判定しております。そこでテキスト量が多いと判定されてしまうと、テキスト量が少ないクリエイティブと比べて配信されにくくなってしまいます。
▼Facebookにおけるテキスト量checkツールはこちら

こういった媒体毎のルールは見落としがちなので、せっかく作ったクリエイティブが適切に評価されるためにはどうする必要があるのか、専門性高い代理店や媒体に直接問い合わせてみることも重要です。

振返りと改善:仮説と事実の検証

事実と「どこが」、「なぜ」違ったのかを考える

最後に配信した後の実績を振返り、次どのような改善をしていくべきなのかについてです。
ここまで何回かお伝えした通り、Web広告では必ず仮説を持つようにしておきましょう。こうして事前に立てておいた仮説と実績を見比べていきます。

ターゲットの絞り方は合っていたけど、クリエイティブが調査の実績と違う結果が出ていた。男性の方が効率がいいとと思っていたが女性の方が効率がよかった。
このような実績が出た時、次はどのように改善を加えて回していくのか。新しい仮説を立てながら検証を回していきましょう。

Web広告をしていると、ホームランが出るときもあります。しかしそのホームランをまぐれにするのか、狙って打てるようになるのかこの楽しさがWeb広告にはあります。

基本的には地道にやっていくしかないWeb広告ですが、仮説を持ちながら実施していると必ず結果が出るのがWeb広告です。思っていた通りの結果にならない事も多々あるかと思いますが、めげずに取り組んでいきましょう。

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【カイコクの成功事例も紹介】心を動かすキャッチコピーを作る!5つのポイント

キャッチコピーとは

キャッチコピーとは、広告コピーの一種です。何らかの告知や宣伝を目的として用いられ、商品やサービスにおいて最初に人の目につく言葉です。
人は最初に目にしたものが、無意識のうちにその後の意思決定の基準となる傾向があります。これは「アンカリング効果」と呼ばれる、心理学や行動経済学においてとても良く知られる心理傾向です。

このアンカリング効果により、ユーザーの目に一番最初に触れるキャッチコピーの内容は、一番印象に残りやすく、後々の行動にも大きく影響を及ぼすのです。
テレビCMをはじめ、オンライン・オフライン問わず様々なところで目にするこのキャッチコピー。いざ自分で考えるとなると難しいものですよね。

今回は、色々なキャッチコピーを紹介したうえで、心を動かすキャッチコピーを作るポイントを考えていきます。
後半では、キャッチコピーを変更したことで、問い合わせ数・登録者数が1.4倍、そしてLPの獲得率が2.5倍にもなった 当メディアの運営元であるカイコクの事例もご紹介しますので、キャッチコピー作りのヒントにしてみてください。

>> マーケティングの副業(複業)人材をお探しなら「カイコク」

キャッチフレーズ、タグラインとの違い

「キャッチコピー」とよく似た意味を持つ「キャッチフレーズ」や「タグライン」。同じものとして扱われがちですが、実は厳密には異なるものなんです。

・キャッチフレーズ

宣伝に限らず幅広い意図を含む場合に用いられるもの。作品中の印象的なセリフなどを示すのもこちら。

・タグライン

キャッチコピーと同じく宣伝目的で用いられるもの。ただし、主にコーポレート・アイデンティティ(CI)*を表すという点で違いが生まれます。

わかりやすい例でいうと、CMの最後に企業のロゴと併せて表記されている言葉などがあげられます。

*コーポレート・アイデンティティ(CI)とは
CIはCorporate Identityの略。理念や志、その独自性など、その企業の「らしさ」を体系立てて整理し、発信・共有すること。

混同されがちなこれらの言葉ですが、自分で作成するときには気をつけておきたいものです。

有名なキャッチコピー

私たちの生活に溶け込んでいるキャッチコピー。まずは有名なものを見ていきましょう。

・そうだ 京都、行こう。

 - JR東海
  詳細はこちら

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです

 - ゼクシィ(リクルート)
  詳細はこちら

・いつでも、どこでも、誰とでも。

 - Nintendo Switch(任天堂)
  詳細はこちら

・料理は夢を叶えるエネルギーだ。

 - 東京ガス
  詳細はこちら

・ピッカピカの一年生

 - 小学一年生(小学館)
  詳細はこちら

・やめられない、とまらない!

 - かっぱえびせん(カルビー)
  詳細はこちら

・日本には、おいしいサイダーがある。

 - 三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)
  詳細はこちら

いかがでしょうか?
「見たことがある」「聞いたことがある」というコピーもあったのではないかと思います。

数多くの商品やサービスが世の中に出回る昨今。印象に残るキャッチコピーは、ユーザーが商品やサービス、そしてそれを提供する企業に対し興味を抱くきっかけになります。
また、特徴を説明し付加価値をつけ他の類似商品との差別化をはかることや、長期的な印象付けも見込むことができます。

心を動かすキャッチコピー作りのポイント

それでは、訴求力が高い=人の心を動かすキャッチコピーには、どのような特徴があるのでしょうか。そのポイントを、ここでは5つに絞ってご紹介します。

・ターゲットが明確である

キャッチコピーは「商品説明」ではありません。
狙いや目的、ターゲットを絞らずにキャッチコピーを作ろうとすると、どうしても曖昧なメッセージになりがちです。

・語感が良い

例)
いつでも、どこでも、誰とでも。
– Nintendo Switch(任天堂)

やめられない、とまらない!
– かっぱえびせん(カルビー)

上にもあげたこれらの例のように、韻を踏んだ表現・リズミカルな表現は記憶に残りやすく、ユーザーに強く印象付けることができます。

・具体的な表現を含んでいる

キャッチコピーに数字など具体的な表現を含めることで、ユーザーが明確なイメージをもつことができるようになります。また、信頼性を高める効果もあります。
例)
△売り上げを伸ばしたYDNの最適な運用方法とは
◎売り上げを5倍伸ばしたYDNの最適な運用方法とは

・効果を提示している

商品の特徴や機能だけを並べるのではなく、その商品・サービスを用いることによってどんな悩みが解決されるのか、ユーザーにとってどんな利益があるのか、といった効果を提示するのも良い方法です。
例)
聞き流すだけでビジネス英語が身に付きます。
– スピードラーニング

・ウソをついていない

キャッチコピーの役割は「現実よりも良く見せること」ではなく、「すでにある良さを引き出すこと」です。
商品や企業の実態とかけ離れた「ウソ」を含んだキャッチコピーでは、それに惹かれたユーザーが詳細を知ったときに、「ウソをつかれた」「裏切られた」と感じることにもなりかねません。誇張表現には充分注意して作成しましょう。

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カイコクの事例紹介

“良いキャッチコピー”の特徴がわかったところで、その重要性がわかる事例をご紹介します。
当メディアを運営するカイコク(https://kaikoku.blam.co.jp)では、今までにキャッチコピーの変更を2度行っています。
1度目はこちら。

そして2度目は、コピーライターとして有名な長谷川哲士さん(@aseetsu)の運営するYoutubeチャンネル「コッピーTV」とのコラボ企画でキャッチコピーを公募し、1000件もの応募から選定。
1度目の変更時には具体性を高めましたが、2度目では抽象度が高く語感の良いものになりました。

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まとめ

たった1行、少ない文字数でありながらユーザーの意識や行動に大きく影響を与えるキャッチコピー。
「どうやったら行動する気になるのだろうか」とユーザー視点に立つことを忘れずに、商品やサービスの想いを広げて「人の心を動かす」キャッチコピー作りに挑みましょう。

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顧客満足度(CS)向上が企業価値を劇的に変化させる|CSを高める具体策とは?

顧客満足度(Customer Satisfaction)とは?

顧客満足度(Customer Satisfaction)とは、各企業が提供するサービスや商品によって、顧客に満足してもらうことを目的とした概念のことです。一般的には「CS」と呼ばれています。

マーケティング活動においてのCSの役割

経営学者であるピーター・ドラッカーは「顧客は、満足を買っている」という言葉を残しており、顧客が製品やサービスを購入するのは、あくまでも満足感を得るための手段にすぎないといいます。

したがって、店舗や企業が集客を目指す際には、提供側の目線ではなく何よりも顧客目線でマーケティングをする必要があります。なので、顧客満足度はマーケティングの成功を図る一つの指標ともいえます。

また、顧客のアンケートやレビューを元に商品やサービスを企画することもあることから、顧客満足度データは企業にとって欠かせないものになっています。つまり、顧客満足度は店舗や企業の売上と密接な関係を持っているデータなのです。顧客満足度の向上=売上げアップという利益を企業にもたらすといえるでしょう。

CSを向上させる3つのメリットと施策

リピーターが増えて売上に好影響も

顧客満足度が高まると、店舗や企業のリピーターが増えていきます。

皆さんもお気に入りのお店やサービスが絶対に1つはあると思いますが、いいサービスを提供する企業や店舗は、人はやはり何回も利用したくなるのです。

リピート回数が増えた結果、1人の顧客が生涯にわたって企業にもたらす利益の額が変わるので、売上向上に影響するといえるのです。ちなみに、その利益額を「生涯顧客価値」と呼びます。英語では「Life Time Value」、略して「LTV」と称されています。

リピーターの利用頻度が高まると当然、客単価が上がりますよね。特定の店舗をひいきにしてこなかった浮遊客も固定客に変わっていくため、売上に好影響が出ます。これまではライバル社の商品も購入していた顧客が、以降自社でしか買い物をしなくなることもありえます。

<施策例>

・アンケートの活用

サービスの顧客の意見を把握するためには、アンケートの実施はまず検討すべきことでしょう。提供しているサービスの改善のためのきっかけなど、アンケートによってユーザーの意見を集めるすることで、これまで不明確だったサービス改善点や評価されているところなどがわかります。
Google フォームであれば、Googleアカウントを持っていれば簡単にアンケート作成が可能です。また、送信されたアンケート結果がそのままスプレッドシートに反映されることから、集計作業も非常に楽になるでしょう。

・CSについての社員教育

従業員の顧客志向(CSマインド)を向上させるために、社員の段階に合わせて適切な教育を行うことも効果的です。 
例えば、新入社員向けには外部の講師を呼んで初級者レベルの教育を、中堅従業員向けには実際に寄せられた顧客の声から、課題とその解決方法を考える教育を実施するなど。

・顧客への継続的なアプローチ

顧客の詳細情報を可能な限り掴み、独自のアプローチを仕掛けるのはCS向上に繋がります。
顧客の誕生日にバースデーメールを送付したり、用件がなくとも電話やメールで連絡を取り合うなど行い、自社の介在余地を探ることも大切です。

②「口コミによる新規顧客獲得の増加」

McKinsey&Company社の『A new way to measure word-of-mouth marketing』(2010)によると、「口コミは購買の意思決定に影響を与える要因のうち20~50%を占めており、特に初めて商品を購入する際や、高価なものを買うときには口コミが強く影響する傾向にある」とされています。

顧客満足度が上がることで、「良いものを周りの人に知ってほしい」というシェアしたくなる人間の心理が働き口コミが誘発されるので、顧客獲得コストを抑えて新規客を獲得することが可能です。

<施策例>

・既存顧客に感動体験を与える瞬間を作る

顧客の期待を大きく上回る瞬間を作ることは、口コミの誘発に大きく貢献します。身近な例をあげるとディズニーランド(遊園地)やリッツカールトン(ホテル)がそれに該当します。顧客に感動を与えることは、他の施策に比べ難易度が高い分、効果が大きいと言われています。

・商品・サービスの質をチェックする

一時的に新規顧客が増えても、商品やサービスの質が落ちてしまってはすぐに消費者は離れていくでしょう。
顧客満足度を意識しながら経営することで商品やサービスのクオリティは保たれ、安定した売上につながります。
常に企業や店舗が成長し続けていくには、顧客の需要に応える経営が必須なのです。

③「企業の収益性向上」

顧客満足度の向上によって既存顧客のリピート率(LTV)が高まり、コストを抑えた新規顧客獲得ができる(口コミ増加)ようになります。
その結果、企業の収益性を大きく高めることにもつながるのです。

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CSの改善は企業価値の向上に繋がる

CS向上に成功した実例

1.ソニー損保

ソニー損保では、それぞれの担当部署ごとに顧客サポートを行ってきましたが、2015 年からは本格的に顧客満足度を向上させるために、部署を横断できる仕組みとして「CX デザイン部」を創設しています。これにより顧客サポートが会社全体で最適化され、顧客満足度が向上しています。

※参考:自動車保険契約者満足度、ソニー損保がダイレクト系トップ…JDパワー

2.リッツ・カールトン

ザ・リッツ・カールトン大阪では、他ホテルとの差別化を図るために、4,000 人の応募者の中から厳選した 600 人に入念なトレーニングを実施しています。従業員一人一人がそれぞれその業務で最適なサービスを行えるようになりました。

※参考:ザ・リッツ・カールトンに学ぶ「ブランド体験」とは

3.セイコーマート

北海道を主戦場にしているセイコーマートは、大手コンビニを抑えて顧客満足度アンケート4年連続1位に輝いたこともあるグループです。

セイコーマートの特徴は、北海道民の心情に寄り添う地域密着の経営を行っている点でしょう。セイコーマートは、ライバル店が撤退するような過疎地であっても出店を続けてきました。あくまでも地元に根づく姿勢を見せることで、北海道民からの信頼を得るに至ったのです。

※参考:日本版顧客満足度指数/コンビニは、4年連続「セイコーマート」1位に

CSのこれから

1.顧客満足度は「大満足」でなければいけない

下図をご覧ください。これは、顧客満足度とリピートの可能性について相関関係を調査した結果をグラフ化したものです。

引用:Albrecht, K. & Zenke, R. (1990), ʻService America in the new economyʼ, McGrawHill, NY.(カール・アルブレヒト/ロンゼン ケ著 和田正春訳、2003. サービス・マネジメント、ダイヤモンド社。)

この結果からわかることは、「リピートを得るためには、大満足あるのみ」ということです。つまり、リピートを増やすための顧客満足向上の取り組みであるならば「そこそこの満足を目指してはダメ」ということを肝に銘じる必要があるのです。

2.顧客満足度は平均値で議論するべきではない

前述したように、リピートをいただくためには、大満足(5点)あるのみです。顧客満足度の平均値が3.2点から3.7点に上がっても、微々たる変化しか期待できないでしょう。

では、どうするべきか?

それは、やや満足(4点)と答えたお客様を特定して、そのお客様に大満足(5点)になっていただくためには何をすべきかにフォーカスして議論することです。
そうすることで、平均値を見ながら議論するよりも、はるかに効果的で具体的な取り組みができるでしょう。

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まとめ

しかしながら、CS(顧客満足)という言葉があたり前になりつつある昨今、顧客の「期待水準」はますます上がり、以前ならば満足してもらえた商品やサービスでも、「こんなものだろう」と満足感が薄れることも少なくありません。

そんな中で、自社が顧客満足を最大化させるために最適な施策は何か?

その答えが見えれば、成功に一歩近づいたと言えるのではないでしょうか。

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アフィリエイトに関わる人が理解しておきたいASPについて

年々、大きくなっているアフィリエイト市場に伴い、欠かせない存在になっている「ASP」という存在を知っていますか?
アフィリエイトを知ったばかりの方や、デジタルマーケティングを最近学び始めた方には、ASPは理解するのが難しい言葉のように聞こえます。

今回は、ASPとはどんなものなのか、なんの略なのか、アフィリエイトとどんな関係があるのかなどを広告主の方目線で解説していきます。

アフィリエイトについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。「アフィリエイトって何?メリットデメリットと活用の流れを解説

ASPとは

ASPとは、アフィリエイトサービスプロバイダー(Affiliate Service Provider)の略称です。
役割は、「広告主とアフィリエイターをつなぐ」のがASPの大きな役割となっています。

ASPは、多くの商品を低単価で売りたい広告主と、獲得報酬が高い案件で稼ぎたいアフィリエイターをつないでいます。
ASP経由することによってアフィリエイトでの広告効果計測や、成果報酬の管理を行えるようになります。

>> アフィリエイト運用できる外部人材の起用ならカイコク

ASPの仕組み、報酬金額支払いまでの流れ

①広告主がASPに登録する

広告主はASPに登録していつでもアフィリエイト広告が掲載できる準備をしましょう。
ASPに登録する際にどのASPを選ぶかのポイントは下記に記載いたします。

・登録するASPのアフィリエイトサイト(商品を紹介してもらえるサイト)の数が十分であること。
・アフィリエイターの数が多いこと。
・契約したいASPにどのような広告主がいるかをチェックしておくこと。
 →自社と同じ業界の会社や商材の広告主が多ければ紹介してもらえるサイトが多い可能性が高い。
・広告素材のサイズバリエーションを多く登録できる。
 →広告素材のサイズバリエーションが多い方が、様々なサイトでの掲載がしやすいため、素材を多く登録できるASPがお勧めです。

②広告主がASP内で商品や商材を登録して報酬単価を決める

広告主はASP内で商品や商材を登録して、各報酬単価を決定しましょう。
この事でASP内に商品が掲載される状態になります。
商品を登録する際は、広告主が持っている情報を詳細に登録することが大切です。

また、報酬単価設定のポイントで大切なのは、アフィリエイターが取り組みたくなるような高い価格設定することです。
その上で、下記のポイントを押さえておきましょう。

・ASP全体や競合他社の報酬額を見ながら高単価に設定する。
・リスティング広告をすでにやっている場合は、そのCPAを参考に価格を設定する。

ただもちろん、報酬単価を高単価に設定していれば必ずしもアフィリエイターに選んでもらえるとは限りません。
アフィリエイターの目線に立つと、「単価×CVR×ASP掛け率」が最終的に支払われる成果報酬となる為、CVRに影響するその商品の売れやすさやアフィリエイター個人の得意領域なども関わってくるということを頭に置いておきましょう。

③アフィリエイターがASP内で商品を決定する、ASPがアフィリエイターへ商品の掲載を依頼

アフィリエイターがASP内で自身が紹介する商品や商材を決定します。
決定される際に、商品の情報をアフィリエイターが留意するため、①のステップの商品の情報を細かく入れておくこと、広告素材のバリエーションを多く登録しておくことが大事になります。

④アフィリエイターが商品を紹介する

アフィリエイターが自身のサイト内で商品を紹介してユーザーを惹きつけます。
ここで商品が正しく紹介されないと成果を達成する事が難しくなります。
なので、②のステップで、広告主が持っている商品の情報を詳細に登録することが大切になります。

⑤ユーザーがアフィリエイトサイトから商品(商材)を購入や登録する

アフィリエイトサイトを見ているユーザーが商品や商材を購入します。

⑥広告主から報酬がASPを介してアフィリエイターに届く

商品や商材が購入されたタイミングで広告主からアフィリエイターへASPを介して成果報酬が支払われます。

上記の流れで、広告主が販売したい商品は、消費者の手に届きます。

おすすめのASP3選

1.A8.net

https://www.a8.net/
業界最大のASPを誇る。どんな案件でも対応できるメディアを抱えている。

費用として、初期費用5万円月額4万円がかかる。「A8.net」は2,000年から営業しているASPで、実績や登録メディア数ともに多いです。登録されているメディアサイトは、全部で2,600,000社以上となっている。

サポート体制も充実しており、キャッチコピーや文章、各サイズ広告画像、タグなど広告配信に関する準備をすべてサポートしている。

2.バリューコマース

https://www.valuecommerce.ne.jp/
金融・旅行・食品系に特に強いASPで、メディアの掲載数が、75万以上を誇るためマッチするサイトの数が多い可能性が高い。

2種類の料金プランがあるため、広告主にあった料金プランで選べる。
初心者のために、無料でセミナーなどを開催している。

3.アクセストレード

https://www.accesstrade.ne.jp/
金融・転職・通信系の案件に強いASPです。
2001年からある老舗ASPというだけあり、前述した得意分野の案件だけでなく、美容系や食品関係の案件も多く取り組んでいる。

オプションで広告バナーの制作なども依頼が可能です。
また、掲載しているメディアごとに売り上げの設定ができるため、コスト管理がしやすいのが特徴です。

まとめ

ASPは、アフィリエイトをする際に「広告主とアフィリエイターを仲介する」のが役目です。

広告主が、アフィリエイトで商品を売りたい場合は、ASPを持っている代理店に任せたり、自社でASPを開発したり、ASP提供会社のASPに登録するなどありますが、自社に合った選択をするのをおすすめいたします。
自社にあったASPの利用の仕方で、費用対効果の高い商品の販売を行なっていきましょう。

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アフィリエイトを実施する際に注意すべき著作権について

社会問題となっている違法アフィリエイトについて

日本のアフィリエイト業界では、広告主側や広告代理店が違法サイトや悪質サイトに積極的に広告を出しているケースが存在します。

アフィリエイトを実施する際、稀に「アフィリエイトは宣伝のみであり、商品に対する法的な責任はない。」と誤った認識をしてしまっている場合があります。
そしてアフィリエイト広告が抱える悪質行為には「誇大広告やステマ行為をするアフィリエイト」、「薬事法違反をするアフィリエイトサイト」などが挙げられます。
今回はその中でも「著作権侵害」についてご紹介します。

アフリエイターが注意すべき「著作権」について

著作権とは

「著作権」は、人の創造的な発想を保護するための権利であり、「著作権法」という法律で、基本的なルールが定められています。
この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりになります。

一  小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
二  音楽の著作物
三  舞踊又は無言劇の著作物
四  絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物
五  建築の著作物
六  地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物
七  映画の著作物
八  写真の著作物
九  プログラムの著作物

参考URL: 公共社団法人著作権情報センター https://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime1.html

著作物になるかどうかは
「創作的であるか」
「思想もしくは感情が表現されているか」
「文芸・学術・美術または音楽の範囲に属しているか」
の条件を満たしているかどうかで判断されます。

例えば著作権を侵害するサイトは著作者から許諾を得ずに、無料で音楽をダウンロードできるようにしているサイトや無料で映画を配信するサイトなどが挙げられます。

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著作権侵害となるNG行動とは

本人の許可がない画像使用

写真素材には撮った人に著作権があり、写っている人に肖像権があります。

著作権と肖像権は似ている権利であり、二つの権利を一緒にして著作権と勘違いされている場合もあります。この先では肖像権について例と共に詳細を紹介させていただきます。
肖像権の内容は以下の2つを含みます。

・  勝手に姿を撮影した写真や動画等を公開されない
・「撮影されない権利」と「公開されない権利」

アフィリエイトを実施する上で肖像権の侵害となる場合として多いのは、人物が映った画像を本人の許可なくTwitter等のSNSへアップロードしてしまうなどが挙げられます。
また街中での風景の写真など人物が直接の被写体ではなく、意図せず写り込んだ場合でも肖像権侵害となり得ます。
これら肖像権を侵害した場合、公開差し止めや損害賠償請求が行われる可能性があります。

また、アフィリエイトにか限らず広告やインターネット上などで多いのは、著名人の名前を「〇〇さんも愛用中!」のように無断利用して肖像権を侵害してしまうことです。

この例では、著名人自身ののネームバリューによって商品の販売などを促進する権利である肖像権の中のパブリシティ権を侵害することになってしまいます。

こういったものに関しては禁止事項を事前に必ず確認して著作権、肖像権の侵害とならないように徹底しましょう。

規約を守らない、読まない場合

ネットにはフリー写真・イラスト・アイコン等、無料で利用できる素材がたくさん紹介されています。
サイトによって使用方法についての利用規約があり、著作権を完全に放棄していない場合もあります。

例えば「浮気調査/探偵/アダルト/風俗/性的描写/宗教/麻薬/ストライキ/デモ/反発団体/ドラッグ/ナイトサービス/暴力/人物写真のみ出会い系・婚活などの利用」などの特定条件における使用、クレジットの記載必須などがあります。

「商用フリー・著作権フリー」と記載されているサイトの素材でも、「利用規約」は必ず読み理解した上で使用するようにしましょう。

著作権侵害した際の刑事罰

著作権法では権利侵害罪として10年以下の懲役と1,000万円以下の罰金のいずれか、またはその双方を科すという罰則が設けられています(著作権法119条1項)

過去に違法音楽配信サイトを作成しアフィリエイト広告を掲載して、1億円以上もの不正なアフィリエイト広告収入を得ていた悪質なアフィリエイターの事例があります。

また、FC2動画に映画ファイルを違法アップロードし、FC2社から収入を得ていたアフィリエイターがある年に5人逮捕されており、この5人は全員有罪が確定しています。

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まとめ

アフィリエイターの法的な責任は、アフィリエイター自身が意図しなかった場合でも関わってくる例もあります。
意外にも数多くの事で、責任追及の可能性があります。購入した商材の不備、身の覚えがない注文などの問い合わせを受けたり、対応を求められた場合は迅速かつ適切な対応がトラブルを生まない重要なポイントです。
最後に、商用利用が可能なフリー素材サイトについてご紹介のほうさせていただきます。

フリー素材サイト紹介

※取り上げるサイトは著作権表記不要で商用利用可能な無料(フリー)写真素材サービスとなっております。
しかし、ライセンスは変更される場合があるため、必ず配布元のサイトのライセンスを確認してから使用するようにしてください。

①Unsplash

クオリティの高いフリー写真素材が公開されているストックフォトサービス
https://unsplash.com/

②BURST

BURSTはネットショップ作成サービスの世界最大手、Shopifyが運営するフリー写真素材サイト
https://burst.shopify.com/

③Pixabay

Pixabayは、160万枚以上の無料写真素材、ベクターイメージ、イラストレーションをダウンロードすることができる無料(フリー)写真素材サイト
https://pixabay.com/ja/

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アフィリエイトって何?メリットデメリットと活用の流れを解説

アフィリエイトという言葉を知っていますでしょうか?

商品のレビューが掛かれているサイトからAmazonの商品リンクから商品を購入したり、美容商品の比較ランキングを見てサイト内にある商品ページにいって購入する、実はこういったもののなかにもアフィリエイトが含まれています!

今回はその用語と仕組み、メリットからデメリットまでを解説します。

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アフィリエイトとは?

アフィリエイトはインターネット広告の一つで、その中でも「成功報酬型広告」と呼ばれています。

インターネット広告は、広告がクリックされたり表示されたら広告主に費用が発生することが一般的ですが、アフィリエイト広告に関しては広告主の決めた条件(商品の購入や申し込み)を満たす事で広告主に支払いが発生します。
そのため、成果によって報酬を支払う広告「成功報酬型広告」と呼ばれています。

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どんな仕組みなのか

アフィリエイト広告には4人の登場人物が出てきます。

広告主:

広告を出稿する側の人です。広告をサイト内(後述:ASP)に出稿してユーザーが成果地点(前述のような条件)に到達すると予め決めておいた広告料金を支払います。
広告主はユーザーが成果地点に到達してくれればくれるほど商品や目標を達成できます。

アフィリエイター:

広告主が広告を出稿するサイトの制作者です。広告主が出稿出来るように新しくサイトを制作する人もいれば、自身のブログを作って広告主が出稿出来るようにする人もいたりさまざまです。
全てに共通して言えるのはアフィリエイターが作ったサイトから広告主の商品が売れることでアフィリエイターは報酬がもらえる事です。
売りたい広告主と報酬を受け取りたいアフィリエイターの相互関係が生まれています。

広告代理店 :

広告代理店に複数のASPをマネジメントしてもらい間接的にアフィリエイターへ依頼するパターンでは、広告主がアフィリエイターと直接関わることは少なくなります。
メリットとしては、複数あるASPからのレポートや請求フローを統一できることや、代理店は様々な広告主・ASPと取引があるため引き出せる情報量が多いということがあります。
一方で、代理店Feeが上乗せされるためCPAを一定水準まで抑えるにはプログラムの報酬単価を下げる必要があり、優秀なアフィリエイターを募りづらいというデメリットがあります。

ASP(Affiliate Service Provider):

日本語に直訳すると「成功報酬型広告サービスの提供者」です。
アフィリエイターと広告主を繋ぐプラットフォームのことで、広告主が売る商品をASPに登録すると、ASPに登録しているアフィリエイターが売る商品を探して自身のサイトにて紹介できます。
紹介してユーザーが購入するとASPを介してアフィリエイターに報酬が支払われます。

参考:アフィリエイトに関わる人が理解しておきたいASPについて

広告主から見たアフィリエイトのメリット・デメリット

メリット

費用対効果が高い

他の広告はクリックされた時に費用が発生したり、表示されたときに費用が発生するのに比べて、アフィリエイト広告は成果が達成(ユーザーが商品を購入など)された時点で費用が発生するので、費用に対する効果が高くなります。

例:商材が3000円のシャンプーで1購入あたりの報酬が300円の場合、1個購入された時に2700円の売り上げを挙げられます。


集客することにお金が掛からない

他の広告では商材を認知させるためにTVCMを行ったりその他の広告を行いますが、アフィリエイト広告ではアフィリエイターが集客を行ってユーザーを集めてくれるので集客にお金を掛ける事が少なくなります。

デメリット

広告が広く掲載されるか分からない

アフィリエイト広告は、アフィリエイターが報酬内容とブログやサイト制作の技術によって選んで広告を掲載させるため、まず商品が選ばれないと広告が掲載されません。
なので広告の掲載数は他の広告(お金を払えば掲載できる)よりも少なくなる可能性があります。

ASPの費用が掛かる

ASPを利用する際には月額費用や登録費用が発生するため、商品が売れ無かった場合は費用だけを払い続けることになります。

アフィリエイト広告活用の流れ

①広告主がASPに登録する

広告主はASPに登録していつでもアフィリエイト広告が掲載できる準備をしましょう。

②広告主がASP内で商品や商材を登録して報酬単価を決める

広告主はASP内で商品や商材を登録して、各報酬単価を決定しましょう。
この事でASP内に商品が掲載される状態になります。

③アフィリエイターがASP内で商品を決定する

アフィリエイターがASP内で自身が紹介する商品や商材を決定します。

④アフィリエイターが商品を紹介する

アフィリエイターが自身のサイト内で商品を紹介してユーザーを惹きつけます。

ここで商品が正しく紹介されないと成果を達成する事が難しくなります。

⑤ユーザーがアフィリエイトサイトから商品(商材)を購入や登録する

アフィリエイトサイトを見ているユーザーが商品や商材を購入します。

⑥広告主から報酬がASPを介してアフィリエイターに届く

商品や商材が購入されたタイミングで広告主からアフィリエイターへASPを介して成果報酬が支払われます。

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まとめ

アフィリエイト広告は費用対効果が高い広告です。美容系の商品や食品系の商品の購入、資料請求数の増加、会員登録数の増加を狙いたい広告主の方は活用してみることをおすすめします。
報酬金額を調節しながら成果を挙げていきましょう。

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KPI・KGI・KSFとは?考え方から運用方法まで徹底解説

KPI・KGI・KSFという単語はご存知でしょうか?聞いたことはあるけど分からない。具体的にどう運用していけばいいかわからない。そんな方に単語の意味から運用方法までご解説いたします!

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KPI・KGI・KSFを解説

KPIとは

KPI(Key Performance Indicator)の頭文字を取った言葉で、 日本語では「重要業績評価指標」と訳されています。企業の各部署(営業、マーケティング、人事、経営など)がその評価指標を目指して行動する事を意味します。

KGIとは

KGI(Key Goal Indicator)の頭文字を取った言葉で、日本語では「重要目標達成指標」と訳されています。最終目標(Goal)を意味するため、KPIよりも上位の位置づけでビジネスの方向を決める大切な指標です。

KSFとは

KSF(Key Success Factor)の頭文字を取った言葉で、日本語では「重要成功要因」と訳されています。KGIを達成するための要因を内部と外部から分析することで、成功に向かうための評価を可能としています。

KPIで管理するとどんな効果があるのか

①最終目標までの業務が明確に

KPIで管理すると最終的な目標(Goal)までの業務内容が明確になるため、今行っていることの意味が明確になります。目標を明確にすることは社員の業務への疑問や不満、やる気の管理のために重要です。また最終目標が見えると視点が変わり新しい成果への発想が生まれやすくなることも利点です。

②行動の意味が分かる

KPIがあるとメンバー全員になんのために行っている業務なのかを把握させる事が出来ます。業務の意味が分かると道を最適化する為に工夫することも可能となっていきます。目指すもの、なりたい姿、なるべき状態を明確にしていることが成長するためには重要です。

③PDCAが回しやすくなる

KPIを設定することで、目標に対してのPDCAを回しやすくなります。PDCAはPlan,Do,Check,Actionの頭文字を取ったもので、計画を立て実行し評価を行い次に向けて改善する一連の流れを表します。目標があればPDCAを回しやすくなり早く成果に繋げることが出来ます。

活用方法と各所の注意点

①KGIを明確化しよう!

ゴールを明確にして組織全員で目指すものを統一化させましょう。

前述でも記載した通り、何のために行うのかが無いと行動するための方向が定まらない事になります。

・KGI:半年間で携帯端末の売り上げを1憶円を目指す。

注意点

曖昧な内容は避けましょう。

例えば、「売り上げを伸ばす」よりも「2年間で売り上げを3憶円伸ばす」というゴールの方が明確で進むべき経路を作りやすくなります。

ですがあくまでゴールですので中長期的に目指すべきボリュームのある指標に設定しましょう。

②KSFを落とし込もう!

KGIの次はKSFを落とし込みましょう。成功するために必要な要素を落とし込む事で達成するための要因をもとに行動に起す事が出来ます。成功要因は事業の特性から考えて落とし込む方法が使用されます。

・KGI:半年間で携帯端末の売り上げを1憶円を目指す。

・KSF:古い端末を使ってるユーザーを中心に営業を掛ける

注意点

成功に向かう為の指標なので、要素を分析しきる事が重要です。何が必要なのか、どうすることで成功に近づくのか、何が弊害となるのか。 分析が重要なので5W1Hに合わせて分析していきましょう。

③KPIを設定して運用開始!

KGIとKSFを設定したらそれに合わせてKPIを設定していきます。具体的で達成できる数値感や目標に設定する事が重要です。ですが、行動に移していく事が重要な為、KPIを設定したらすぐに運用開始していきましょう。

・KGI:半年間で携帯端末の売り上げを1憶円を目指す。

・KSF:古い端末を使ってるユーザーを中心に営業を掛ける

・KPI:各店舗1カ月での売り上げを500万に設定。1人当たり50万。

注意点

ゴールとの乖離は起こさないようにKPIを設定しましょう。何の為に行動しているのかが不明確になってしまう為、KGIに沿ったKPIを設定しましょう。

④結果に合わせて各項目の設定を見直そう

KPIの評価を都度見直しKGIに向けて目標値を設定し続けていきます。細かいペースで見直しを行いPDCAのサイクルを回していきましょう。

・KGI:半年間で携帯端末の売り上げを1憶円を目指す。

・KSF:古い端末を使ってるユーザーを中心に営業を掛ける

・KPI:各店舗1カ月での売り上げを500万に設定。1人当たり50万。

・見直し:1カ月目は1人当たり40万の売り上げ。差分が1店舗100万発生。来月度から目標を下方修正すると共に、店舗来店を狙ったネット広告での集客を開始。

注意点

結果の見直し期間を広げすぎてしまうとKGIに向けた施策が行えなくなる為、月一などコンスタントに行っていきましょう。

知っているとお得~OKR~

OKR(Objectives and Key Results)の頭文字を取った言葉で、日本語では「会社全体の目標と主要な成果」と訳されています。まず会社全体の目標を設定してそれに合わせて部署や個人の目標と成果成果までを設定するものです。個人の成果に対する行動まで設定するためKPIより成果への行動に直結させられます。ですが、OKRは企業規模が大きくなるほど、1人1人の管理が難しくなっていきます。なので、KPI管理と比較してどちらが良いかは、企業規模に応じて検討していくことを推奨します。

まとめ

今後の方針を決めることは、ビジネスのどのフェーズにおいても重要です。なので、KPI,KGI,KSFで管理して目標に向けての行動の最大化を行いましょう。今後も新しい手法は増えていくと思います。都度知識を更新して目標管理に生かしていきましょう。

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SWOT分析から考える戦略設計|3つのステップ

企業がビジネスで成功するための戦略立案方法の1つに、SWOT分析があります。「聞いたことがある」といった方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、SWOT分析の概要やメリット・デメリット、実際の分析における手順をご紹介したいと思います。

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SWOT分析とは

SWOT分析とは、自社の内部環境とそれを取り巻く外部環境を正しく分析し、経営戦略を導き出す分析方法です。
自社の内部環境に当たるのが、Strength(強み)、Weakness(弱み)。
外部環境に当たるのが、Opportunity(機会)、Threat(脅威) になり、これら4つの頭文字をとって、SWOT分析と呼ばれます。

例えば、とあるカフェでSWOT分析を行った場合は以下のようになります。

▼Strength(強み)
・コーヒーが人気
・デザートが人気
・駅前の角地で立地が良い

▼Weakness(弱み)
・フードメニューが不調
・ランチメニューが美味しくないと言われる
・リピーターが少ない

▼Opportunity(機会)
・近くに新しく駅ができ、来客が見込める
・若年層の間でデザートブームが起っている
・大学生のアルバイト募集数が増えてきている

▼Threat(脅威)
・近辺にカフェが増えてきた
・新型ウイルスの影響で営業時間が短縮/休業になった
・消費税が上がった

メリットとデメリット

メリット

SWOT分析のメリットは、自社の状況を客観的に捉えることができる点です。また、内部環境だけでなく外部環境も含めた分析であることから、広い視野をもった戦略立案が可能になるのも大きなメリットと言えるでしょう。

機会(Opportunity)として挙げられる項目が多いのであれば、そこにフォーカスしたマーケティング活動を行うことで実績を得ることができます。また、弱み(Weakness)が分かったのであれば、脅威(Threat)になる点と合わせて改善することも可能でしょう。

SWOT分析において大切なのは、SWOTそれぞれを連動させて考えることです。

例えば、自社の強み(Strength)を生かして、外部の機会(Opportunity)にどう参入することができるか。外部の脅威(Threat)に対して、内部の強み(Strength)でどう乗り切るか。など、全ての要素を掛け合わせて戦略を立案することが可能になります。

デメリット

SWOT分析では、物事を二極化して考えます。

例えば、内部環境である強みと弱み。この2つの分類は、状況によっては強みだったものが弱みになったり、弱みだったものが強みになったりします。しかし、SWOT分析ではそれらも二極化して分類してしまいます。

例えば、「商品単価が低い」という弱みは、別の角度から見ると「ライバル企業よりも安く商品を提供できている」という強みとも言えるでしょう。さらに言うと薄利多売が可能であるため、企業にとっては大きな武器となる可能性もあります。

これらの現象を回避し、SWOT分析の精度を上げるためには強みと弱みに対する定義づけが必要になります。

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SWOT分析3つのステップ

ここでは、自社の状況を正確に認識し、実現可能性の高い戦略を練るためのSWOT分析3つのステップについて解説していきます。

Step1.SWOT分析の主語を明確化させる

企業規模が大きければ大きいほど、商品の種類が多ければ多いほど、SWOT分析の主語を明確化する必要があります。なぜなら、商品ごとによって外部環境は大きく変動するからです。1つの会社が洗濯機を出す時と、ゲーム機を出す時とで、SWOT分析の対象は商品単位でやるべきです。そうすることで、より精度が高く実現性も高い戦略を立案することができるでしょう。

要は、カフェという「お店」の総合的な分析ではなく、コーヒーやフードといった商品「個別」の分析をしましょうということです。

Step2.外部環境を洗い出す

まずは、外部環境である機会(Opportunity)と、脅威(Threat) を洗い出しましょう。

先に内部環境の強み(Strength)と弱み(Weakness)を考えてしまっても、外部環境によっていくらでも変動してしまう可能性があるからです。
この時に大切なのが、外部環境の知識を要するメンバーで話し合うこと。場合によっては専門家の話を聞いたり、新しく市場の調査をする必要があります。
また、自社・顧客・ライバルの三角関係で考察することで、広い視野での分析が可能になります。

例えば、新メニューで「オーガニックにこだわったサラダを出したい」と考えた場合、機会(Opportunity)として「日本人の健康意識の拡大」、脅威(Threat)としてオーガニックにこだわったフードを展開する周辺の飲食店が挙げられますよね。

Step3.内部環境の強みを洗い出す。

次に、外部環境を前提に内部環境である強み(Strength)を洗い出します。

ここでは弱みを考えずに、強みだけにフォーカスして意見を出し合います。「具体的な強みが見つからない」と簡単に諦めず、まずは自社が提供しているものは何かということから考え始めることで自ずと見えてくることでしょう。

前述したように「オーガニックにこだわったサラダを出したい」と考えた場合、
・機会(Opportunity)=「日本人の健康意識の拡大」
・脅威(Threat)=「オーガニックにこだわったフードを展開する周辺の飲食店」
となり、この2つの外部環境から言えることは、市場にニーズはあるが自分のお店周辺の飲食店にお客さんが取られているということ。
この前提で、内部環境の強みを見つけ出すのです。

それでは、「オーガニックにこだわったサラダ」を好んで食べる人はどんな人でしょうか?
仮にそれを「健康意識が高い20代〜40代の女性」だとしましょう。
その女性たちはどうやって「オーガニックにこだわったサラダ」を提供しているお店を探すでしょうか?きっと大半の人は、SNSやウェブでお店を検索し、レビューや口コミをみたりしますよね。

その時に、
・A店:ほとんどが良い口コミ+評価が5.0点
・B店:半分が悪い口コミ+評価が3.3点
・C点:ほとんどが悪い口コミ+評価が1.0点
と検索結果に出た場合、どのお店に行きますか?

自分のお店がA店、周辺のお店がB店・C店だとしたら、口コミの良さと評価の高さは、他のお店にない強みになりますよね。きっと既に「オーガニックにこだわったフード」を出しているB店・C店にも退けを取らない結果になると予想できます。

弱み(Weakness)は戦略にどう絡んでくる?

一般的に、弱みは改善対象だと言われています。したがって、企業を前進させるような戦略立案の際には考えず、企業を後退させないための改善策立案時に用いられるケースが多いです。

もちろん、弱みを出すことは自社をより客観視することに繋がるので、定期的に洗い出す必要があります。洗い出す方法としては、強みと同じで、ライバル企業に備わっていて、自社にないものを考えることから始めると良いでしょう。
端的に言うと、ライバル店の強みが自分のお店の弱みになります。

例えば、B店には有名な料理人がランチメニューを作っている一方、自分のお店であるA店はアルバイトの大学生が作っている場合などがそれに当たります。
しかし、アルバイトを使っている理由として「誰が作っても一定の味を再現できるように料理をマニュアル化し、コストを抑えて他の部分にお金を使っている」といった場合は、見方を変えれば強みでもありますよね。こういったどっちつかずの状態をなくすためには、前述した通り事前に強みと弱みに対する定義づけが必要になります。

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まとめ

自社は一体どんな状況なのか、それを取り巻く環境はどうなっているのか。

それを把握した上で、どのような最適な戦略を立案するのか。
SWOT分析は戦略立案に用いられる基礎的なフレームワークですが、手順を誤ると正確な分析はできません。まずは手順を正確に理解し、メリットとデメリットを把握した上で、分析の主語を明確化させることから始めましょう。

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顧客満足度向上に活かせるアンケートの作り方と注意点

顧客満足度とは、各企業が提供するサービスや商品によって、顧客に満足してもらうことを目的とした概念のことです。一般的には「CS」と呼ばれています。

今回は、顧客満足度向上施策の一つである「アンケート」の作成手順とポイントを説明したいと思います。

アンケートの作成手順

顧客満足度アンケートは、自社の商品・サービスに対する「顧客の満足度や評価」を把握できる調査です。アンケート自体が接点にも繋がることから、販売促進以外でのユーザーとの新たなコミュニケーションツールとしても有用といえるでしょう。

また、営業担当者には語られないユーザーの本音を引き出すためにも効果的で、その後の自社の対応次第では、長期的なお付き合いに発展する可能性も上がります。

それでは、実際のアンケート作成手順について見ていきましょう。

アンケートの作成手順

①アンケートの対象者を決める

まずは、「誰に」アンケートを実施するかを決めましょう。

・過去に一度でも接点を持ったことのあるユーザーなのか
・3回以上サービスを利用してくれたユーザーなのか
など、対象者は自社の課題がどこにあるかによって異なると思いますが、無作為に行うのではなく、対象者を絞って実施した方がより良い効果を得ることができます。

②仮説を立てる

アンケートの対象者が決まったら、次は仮説を立てましょう。
現場の担当者が直接ユーザーから聞いたことや、なんとなく感じていることが、本当に成果を妨げる原因なのか。それについてアンケートの設問で深掘りし、その回答を集計・分析すれば、仮説を検証することができます。 

③質問項目を設計する

いよいよアンケート作成の肝となる質問項目の設計です。


ここでは、仮説に基づいた質問項目を実施することが効果的でしょう。
・選択記入式にするのか?
・自由記述式にするのか?
・どちらも掛け合わせるのか?

など、該当の商品・サービスやターゲットのユーザーの特徴に合った質問構成を設計する必要があります。


例えば、顧客満足度アンケートでは以下のような項目を設定します。

・商品・サービスの総合的な満足度

・ほかの人・企業への推奨度 

・不満に感じている点

・他社商品・サービスの利用状況

・項目別の満足度(品質・価格・納期・営業・サポートなど)

また、仮説とのズレが生じているかどうかを見極めるためにも、作成後には一度自分で解いてみることも大切です。

④デザインを整える

忘れがちなのがデザインです。アンケートの質問と選択肢が決まったら、次に考えるべきは画面のデザインです。

特段凝ったデザインにする必要はありませんが、カラーを自社のサイトと合わせたり、ロゴを挿入したりすると公式感が伝わり、不正情報収集サイトだと間違われずに回答を得ることができます。

作成における注意点

ユーザー情報を記載する項目は、アンケートの前半部分にまとめると回答者の負担軽減に繋がります。(既存ユーザー向けの場合はIDだけを入力するなど、なるべく簡素化すると良い)

また、「情報の取り扱いについては法令を遵守します」などの宣言もお忘れのないようにしてください。

アンケート内容は良い側面が多い反面、それ自体が顧客満足度を上下させる可能性があるものです。「一方的な質問と受け取られる要素は本当にないのか」、最終チェックを怠らず複数人で確認しましょう。顧客の想いを汲み取る真摯な姿勢で、質問内容を見直しすることをおすすめします。

アンケート作成のポイント

さて、作成したアンケートは本当に欲しい情報をもらえるような項目になっていますか?

売り手目線だけの、ユーザーの印象を悪くするような要素は含まれていませんか?

ここではアンケート作成における3つのポイントを説明したいと思います。ぜひ、お手元にあるアンケートと照らし合わせて見てください。

ポイント①:少ない質問数でユーザーの真意を探る

以下2つの連続するアンケートをご覧ください。

Q1 購入の際に検討した他社商品はありますか?

・商品A ・商品B ・商品C ・特になし ・その他

Q2 弊社の商品をご購入いただいた決め手はどこでしょうか?

・価格・ 品質 ・ブランド ・サポート ・店舗の近さ

・その他

(※複数回答可)


仮にこの質問に対して

問1:C社

問2:サポート
と回答していたとしましょう。


この2つの回答からわかることは以下の4つです。

・現在のライバル企業はどこなのか

→問1のチェック箇所

・ライバル企業と比較して、自社にはどんな特徴・強みがユーザーに認められているのか

→問2のチェック箇所

・反対に、自社にはどんなところが不足しているのか

→問2のチェック箇所以外の項目

・回答したユーザー属性(職種、年齢などの個人に属する情報)は、サービス選びにおいてどこを重視する傾向にあるのか

→問2のチェック箇所(複数)


お分かりいただけたでしょうか?

このように、質問数を減らし見えない回答数をあげることができれば、ユーザーの負担が減りアンケートの回答数をあげることができるでしょう。

ポイント②:ユーザーの機微を感じ取る

例えば、質問の中に

非常に嫌い|嫌い|どちらとも言えない|好き|非常に好き

という選択肢が合った場合どうでしょうか。


私たち日本人からすると、少し表現が極端すぎる気がしませんか?

それでは 

嫌い|やや嫌い|どちらとも言えない|やや好き|好き

ではどうでしょう?

一般的に、日本人は「非常に」などの極端な項目は選びづらい人種だといわれています。

そのため、たとえば「非常に好き=5」「好き=4」「どちらとも言えない=3」のように選択肢の言葉を数値データに変換して平均点を出してしまうと、判断を誤る恐れがあります。

つまり、「非常に」という言葉が選びづらいばっかりに、微妙なユーザーの心理的変化がアンケートから読み取れなくなる、ということです。


選択肢を作るときは、以上のようにできるだけ日本人独自のニュアンスが表現できるように作成すると良いでしょう。

ポイント③:回答数を上げる努力を惜しまない

どんなに大掛かりにアンケートを作り込もうと、一定の回答数を得られなければその後の施策に繋がることはないでしょう。

要は、10人にアンケートを実施して1人しか出なかった意見が、100人にアンケートを実施した時に、90人から出るかもしれないということです。


回答数を上げる一つの手段として、「インセンティブ」という考え方があります。

簡単にいうと、アンケート回答者に向けての「ご褒美」ですね。

・回答者全員に必ず当たるクーポンプレゼント!

・回答者の中から抽選で100名様に当たる次回ご利用無料券!

などがそれに当たります。

まとめ

アンケートは、顧客満足度を改善する上で大事な情報を収集できます。

しかし取り扱いを一歩間違えると、せっかくのユーザーとの接点が台無しになってしまうケースも少なくありません。

自社の商品・サービスを世の中に出すのと同じぐらいの気持ちで丁寧に、ユーザー目線で設計していくことが何よりも大切になります。アンケートを「実施」することを目的にするのではなく、顧客満足度改善の「手段」として活用できて初めて効果を実感できるものです。

ぜひ一度これをきっかけに、ユーザーと真正面から向き合ってみてはいかがでしょうか。

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自社に合う適切なMAツールとは?|選び方と代表的なMAツール紹介

マーケティングオートメーション(Marketing Antomation=以下MA)とは、マーケティング活動をテクノロジーにより自動化・可視化し、ユーザーの獲得・育成に向けた適切なアプローチを実現することです。
(MAについて詳しく知りたいと思った方は、こちらの記事をご覧ください。「マーケティングオートメーションとは?検討する前に知っておくべきポイントを解説」)

そんな中、多くの企業が導入を進めているMAツール。現在では多機能・高性能なタイプも多数提供されています。しかし、数ある中から果たしてどんな基準で選べばいいのでしょうか?
ここでは、MAツール選定のポイントや代表的なMAツールについて説明します。

MAツールの選び方

選び方のポイント

MAツールは多数提供されており、機能やサービス内容もさまざまです。自社に適したものを比較選定する際には、以下の4つの見極めポイントをしっかり押さえておきましょう。

①BtoBかBtoCか
②総合型か特化型か
③自社開発か代理販売か
④国産ツールか外資系ツールか

①「BtoBかBtoCか」

BtoBなのかBtoCなのかによって、重要になる機能は変わってきます。

一般的にBtoBであればMAで扱うリード数は500から多くても10,000程度ですが、決裁者にアタックする必要もあることから、購入までに時間がかかる場合が多いです。そのため、長期間フォローができ、WebトラッキングやSFAなどの他システムとの連携機能などが重要になります。

一方でBtoCは、BtoB企業に比べて扱うデータ量が膨大になります。


そのため、アプローチはデジタルを介して行うことが多く、メールやウェブ、アプリ、LINE等の複数チャネルに対応したシナリオ設計やスコアリング、メール配信などの機能が重要になります。

②「一気通貫か部分特化か」

MAツールは、「統合型」と「特化型」に区分できます。

統合型の場合、一つの管理画面で幅広く利用でき、多機能なのが特徴です。

一方で分散型の場合、リードの獲得やエンゲージメントの向上など特定の領域に強みを持ちます。


一般的には統合型をお勧めいたしますが、どちらの方が優れているということは自社の状況によって変わりますので、どの領域に課題を抱えているのかという点に照らし合わせながら、ツール選びを行いましょう。

③「自社開発か代理販売か」

開発元の会社からツールを購入する場合、ユーザーの要件に合わせて柔軟にカスタマイズが可能なケースが多いです。

一方、代理販売の会社で購入する場合、不明点は開発元に問合せないと分からないことも多く、すぐにサポートが受けられない場合があるので注意が必要です。

④「国産ツールか外資系ツールか」

国産ツールの場合、日本人が使いやすいように製品開発されていることが多く、管理画面が日本語対応のほか、現場ご担当者様が使いやすいように画面設計がされています。

一方外資系ツールの場合、仕様が海外向けのため、多種多様な機能があっても担当者が使いこなせないという事象が発生することがあります。

悪い選び方

「目的の明確化」を行う前に導入してしまう

MAツールを選ぶ際に大切なのは「このツールを使ってどんな課題を解決したいのか」という目的を設定することです。

・新規のユーザーを創出したいのか?
・成約に近づけるために将来のユーザーを育成したいのか?
・自社に興味を持ってくれている人を段階別に管理したいのか?

など、目的によって選ぶべきMAツールは変わってくるはずです。

そこを深く考えずに、明確化する作業を怠ってしまうと、MAツールの成果は得られないでしょう。ツールはあくまでも道具に過ぎません。自社にとって適切なMAツールを導入し、効果を最大限に発揮したいのであれば、まずは我を振り返ることから始めましょう。

代表的なMAツールの紹介

代表的なMAツール3選

現在では、数えきれない程のMAツールが世の中に存在しています。マーケターの皆さんからすると「どの製品を選べば良いのか」を考えるだけでも、とても骨の折れる作業です。

という訳でここからは、代表的なMAツールを3つご紹介したいと思います。

①Hubspot(toB、toC)

https://www.hubspot.jp/
無料のCRMを中核として、マーケティング、セールス、カスタマーサービスを支援する3つの製品で構成されているMAツールとなっています。機能がかなり豊富なため、知識がない人の扱いは難しく、初心者にはおすすめできません。

しかし価格は比較的安く、無料トライアルもあるため、試してみやすいツールの一つとも言えるでしょう。

主な導入企業:Yahoo!、LAPRAS、SUZUKI、ANKER、など
初期費用:0円
月額:24,000円~

②Marketo(toB、toC)

https://jp.marketo.com/lp-marketo.html
全世界で6000社以上の企業に導入されている米国大手のMAツールです。

9つのアプリケーションの中から状況に応じて必要なものを選択できるなどカスタマイズ性が高く、サポートが非常に充実していると定評があります。

主な導入企業:FULIFILM、SanSan、LINE、楽天など
初期導入費用:非公開(別途個人見積もり)
サービス利用料金:非公開(別途個人見積もり)

③SATORI(toB、toC)

https://satori.marketing/
800社以上の企業が導入している国産のMAツールです。

従来のMA機能はもちろん、マーケティング活動を一気通貫しで行えます。とりわけ匿名ユーザーへとリーチできる点から、BtoBだけでなく、BtoCでも使えるマーケティングオートメーションツールとして評価されています。

また、アカウント発行後すぐに利用し始めることができるため、導入を急いでいる企業にもおすすめです。国産のMAツールということもあり、操作や画面設計がわかりやすくサポート体制も万全なのが嬉しいですね。 

主な導入企業:ジャストシステムズ、建設ビレッジ、アデランス、ログミーなど
初期導入費用:¥300,000
サービス利用料金:¥148,000/月

まとめ

世界には、およそ400種類以上ものMAツールがあると言われています。

その中で自社に最適なものを選ぶのは至難の技です。時間が足りない分をMAツールで補いたいと考えている、多忙なマーケティング担当者に、ひとつずつ丁寧にMAツールを検討する時間があるでしょうか?

検討時間を減らす近道は、自社がどんな課題を解決したいかを明確にすることです。

この大枠さえ明確になれば、あとはツールによって異なる特徴を、今回挙げた「選び方のポイント」に当てはめるだけで自社にとって最適なMAツールを効率的に選ぶことができるでしょう。

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