副業を認める企業が増え、働き方も多様化しているため、クラウドソーシングやマッチングサービスではリモートに対応した案件が増えています。
その中でも、市場拡大しているSNS広告の運用はリモート案件が特に拡大しています。
この記事では、インターネット上に掲載される広告の1つ「Facebook広告」に副業として取り組む際のメリットや注意点、案件の獲得方法について紹介しています。
Facebook広告運用の副業とは
インターネット上での宣伝活動は増加傾向にあり、SNS広告は全体の35.4%を占める市場です。
電通の「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」によると、
ソーシャル広告は前年比134.3%の7,640億円となり、インターネット広告媒体費全体の35.4%となった。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0309-010503.html
となっています。
中でも実名で登録するFacebookは、ターゲットを絞った宣伝ができるため、費用対効果が高い広告媒体です。
そのため、宣伝活動に取り入れる企業も多く、副業としても需要があります。
Facebook広告運用の業務内容
Facebook広告運用の業務内容は、以下の7つです。
・アカウント開設
・広告の目的整理
・クリエイティブの作成(基本、デザイナーが対応)
・広告入稿
・入札調整
・予算と進捗の管理
・レポーティングの作成と改善提案
Facebook広告運用の流れは、購買を促したり、サービスに登録してもらったりするなどの広告を掲載する目的を整理します。
ターゲットを設定し、広告クリエイティブ(広告に用いられる画像やテキストなど)を作成。予算内に収まるように管理しながら、費用対効果を高めるための改善策を練ります。
広告クリエイティブ以降の項目はPDCAサイクル(計画と実行、評価、改善の繰り返し)によって広告効果の向上を図りますが、場合によっては広告の目的の整理からやり直すこともあります。
リモート可の案件がある
Facebook広告運用の副業は、働き方が多様化しています。
リモートワークが普及し、多様性のある働き方を受け入れる企業が増えました。
外部にFacebook広告の運用を委託する場合、リモート稼働・週1ミーティングといったケースが多くあります。
副業では、企業側も「本業がある」ことを理解しており、柔軟な働き方が選択できるのも魅力の一つと言えるでしょう。
Facebook広告の副業をするメリット
Facebook広告の副業をするメリットは3つあります。
「運用スキルの向上」と「収入」、「リモート案件が多い」の3つがFacebook広告の運用のメリットです。
副業を認める企業も増えており、キャリアアップや収入源を増やすのに有用です。
Facebook広告の運用スキルが上がる
副業を通して、Facebook広告の運用スキルが向上します。
マーケティングや広告の運用に関するスキルや知識を活かして副業に取り組むわけですが、広告運用に関する業務全体の経験値を得られるためスキルが上がります。
本業で広告運用の業務に携わっている場合でも、アカウントの登録から改善策の提案までのすべての業務を1人で請け負うことは少ないでしょう。
特に改善策の提案とその実行は、市場の反応を知ることができる貴重な機会です。
収入アップにつながる
本業以外の収入源を得られるので、収入アップにつながります。
また、上記に説明したように広告運用のスキルがあがるので、本業の収入も上がる可能性もあるでしょう。
Facebook広告運用に関するすべての業務に携わり、提案した改善策がどのように反映するのかを、副業を通じて経験できます。
この経験を本業に活かせば評価が上がり、出世や昇給につながる可能性が高くなります。
リモート案件が多く働きやすい
広告運用の副業はリモート案件が多いので、仕事終わりや休日などの時間を利用でき、働きやすいです。
通勤が必要な場合はその分にも時間がかかり、本業がある人には負担になります。
また、勤務地は住んでいる地域から通える範囲に限られます。
リモートワークであれば通勤に時間がかからず、勤務地の制限もありません。
副業は時間を有効に使うことが重要です。リモート案件が多い広告の運用は、副業として取り組みやすい条件が揃っています。
Facebook広告運用の副業をする注意点
収入やスキルが上がるメリットがあるFacebook広告運用の副業ですが、注意点もあります。
副業に取り組む際には、以下の2つのデメリットに注意しましょう。
クリエイティブ制作は誰が対応するか確認しておく
Facebook広告運用の副業をする上で注意するポイントとして、クリエイティブは「誰が準備するのか」を事前に確認しておく必要があるという点です。
クライアント側が準備するものだと考え、受け身の姿勢でいると、思いがけずクリエイティブの制作を依頼されて「準備が間に合わない」「対応できない」とトラブルに発展しかねません。
クリエイティブ制作は「誰が対応するのか」「依頼する場合はどこに頼めばよいのか」といったことを事前に確認しておきましょう。
Facebook広告は媒体の特性上、クリエイティブによって大きく効果に差が出るため、継続的なクリエイティブ制作が必要になります。
クリエイティブの制作体制を把握し、スムーズなFacebook広告運用を心がけましょう。
広告費予算の調整・超過に注意する
Facebook広告の運用で一番大切なのは予算の管理です。
広告を運用していると、CPCが高騰し想定よりも予算を多く利用してしまったということは日常的に起こりえます。
副業だからといって、たまにしか管理画面を見ないのではなく「クライアントの予算を預かっている」意識をもって予算超過や調整に意識を向けましょう。
予算超過をしてしまうとクライアントからの信頼を大きく損ねてしまいます。
予算シュミレーションなどを作り、注意深く運用していきましょう。
Facebook広告のポリシー違反に注意
Facebook広告ではクリエイティブごとに審査を行っており、配信できるかどうかの判断を行っています。
不適切な画像の使用はもちろん、「誇大な効能・効果をうたう表示」「不当な割引キャンペーン」などポリシー違反と判断されるクリエイティブは配信停止対象となりますので注意が必要です。
配信停止してしまうと、クライアントにとっては機会損失となってしまうのでFacebook広告の利用ポリシーをしっかりと理解した上で広告配信・クリエイティブ制作の依頼をしましょう。
クリエイティブの効果検証と報告は大切
Facebook広告の効果改善で重要な要素の一つとしてクリエイティブの検証があります。
ターゲットとマッチしたクリエイティブを配信することでFacebook広告の効果を高めることができます。
クリエイティブの検証にはデータ的根拠や仮説・理由の説明がないと適当に運用しているように見えてしまいクライアントからの印象が良くないです。
クライアントからの信用を勝ち取るためにもデータや根拠の説明、レポーティングや定例報告などプロとして求められていることを着実に遂行していきましょう。
Facebook広告運用の副業相場
広告運用の副業は業務委託として募集されるケースが多く、案件ごとに単価が設定されています。
案件の規模によって単価には幅があるため、時給換算でFacebook広告運用の副業の相場を紹介します。
月額で10万〜15万程度が相場
どのサービスを利用するかによってFacebook広告運用の副業の相場は大きく異なりますが、月額では10〜15万程度が相場と言えるでしょう。
クラウドソーシング系サービスは単価が低く、副業マッチングサービスの方が単価が高い傾向にあります。
その理由は、運営のサポート体制が充実していることが考えられるでしょう。
副業マッチングサービスとクラウドソーシング、どちらも案件を掲載する側と請け負う側が出会うためのプラットフォームです。
違いは副業マッチングサービスは募集案件と請け負う人がマッチングするように、サポート体制が整っていることです。
業務を委託する際には、求めるスキルレベルに達していなかったということもあるでしょう。
このような案件の発注側と受注側のミスマッチを防ぐために、副業マッチングサービスでは登録者のスキルレベルの確認や企業へのヒアリングを行います。
企業が求める人材と、人材が保有するスキルレベルを把握することで、より精度の高いマッチングが期待できるため、副業マッチングサービスは案件の単価が高い傾向にあります。
Facebook広告運用の副業案件を獲得するには
Facebook広告運用の副業の案件を獲得するには、副業マッチングサービスが有用です。
クラウドソーシング系のサービスより案件の単価が高い傾向にあり、運営のサポート体制も整っているからです。
サポート体制が整った副業マッチングサービスの1つ「カイコク」について、以下に解説します。
おすすめの副業マッチングサービスは「カイコク」
「カイコク」は、8,500名以上のマーケターやデザイナーが登録している副業マッチングサービスです。
高いスキルを持つマーケターやデザイナーを求める企業と、スキルや収入を上げたい人材が出会う場を提供しており、累計利用企業数は500を超えています。
案件の獲得や業務の進め方、税金や契約に関するサポートも受けられるため、広告運用の副業に取り組む場合には有用なマッチングサービスです。
案件を掲載する企業側にもコンサルタントが付き、プロジェクトの成功を「カイコク」がサポートします。
サポート体制が整っている「カイコク」は、案件を掲載する企業と案件に応募する人材、双方に適したマッチングサービスの1つです。
カイコクで取り扱っているFacebook広告運用案件1
【案件種別】急成長中ベンチャーでWEB広告運用の支援
【業務内容】Google広告、Facebook広告、Yahoo広告での広告運用実務(キーワード選定、配信設計、改善提案、改善施策)
【歓迎スキル】Microsoft広告、TikTok広告、SmartNews、Criteoなどの運用実績
【月額報酬】20万程度
【稼働時間】50時間想定/月
【備考】現在は獲得系案件が多いですが、今後は認知系案件も増えてくる予定
カイコクで取り扱っているFacebook広告運用案件2
【案件種別】SaaS事業のリード獲得を目的としたWEB広告の戦略立案
【業務内容】リード数増加を目的としたWEB広告(Google広告/Facebook広告)の運用体制強化、広告運用ディレクション、配信設計、入稿、調整、レポーティング
【歓迎スキル】LP改修のディレクション
【月額報酬】10万程度
【稼働時間】20時間想定/月
【備考】ホワイトペーパーのダウンロードやウェビナーの集客を目的とした広告運用を想定
カイコクで取り扱っているFacebook広告運用案件3
【案件種別】転職サービスのBtoC向け広告運用
【業務内容】SNS広告戦略の立案、SNS広告の運用(配信設計、入稿~配信、運用調整、分析、デイリーレポート、改善提案)
【歓迎スキル】Facebook広告の運用が得意な方を歓迎
【月額報酬】15万程度
【稼働時間】35時間想定/月
【備考】登録者数を目的としたSNS運用体制の強化を検討
Facebook広告運用で副業をする場合は、サポート体制が整ったマッチングサービスが最適
Facebook広告の運用を副業として取り組むと、収入やスキルが上がるメリットがあります。
ただし、作業に要する時間を把握していなかったり、時間に余裕がない受注をしたりすると、本業に支障が出るため注意が必要です。
また、案件を獲得するために利用するサービスの選び方も重要になります。
サポート体制が整っているマッチングサービスが適しており、その1つが「カイコク」です。副業に取り組む際には、利用を検討してみてはいかがでしょうか。