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knowledge 複業(副業)人材の起用

新時代のチームづくり/プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)とは

株式会社BLAMはフリーランス・副業/複業人材を起用した様々なプロジェクト支援を行っており、その取り組みにおいて見えてきたチーム作りのフレームを「プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)*商標申請中」と定義しました。
BLAM内において自社の新規事業立ち上げ期〜グロース期において適切なプロジェクトチームを組成しながら取り組むことで成功確率を高めつつも最短での事業成長を実現してきました。
そのメソッドを活用し、様々な企業様のプロジェクト支援をしている中で、BLAMでは「プロジェクトの成功確率、スピードを上げるためにはプロジェクトチームのアップデートが最重要項目のひとつである」という確信を持っています。
今回プロジェクトに取り組む方々のご参考になればと思い、プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)の内容を公開します。

目次

  • 1. プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)とは
  • 2 プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)が必要な理由
  • 3. プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)のメリットと実現のため6つのステップ
  • 4. プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)実現のための障壁
  • 5. 国内で唯一、プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)を推進するBLAM

1. プロジェクトチームオプティマイゼーション(PjTO)とは

プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)とは「プロジェクト内の各取り組みが一気通貫(全体最適)で管理できており、必要な人材を必要なタイミングでアサインできる状態であること」です。
プロジェクトの費用対効果最大化における段階としては以下と定義しており、プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)は最上位に位置づけられます。

①プロジェクト・ビルディング
プロジェクトの全体設計(目的/目標/KPI/戦略/戦術/行動/計画/リソース)が明確化されていること
②プロジェクト・ワーキング
プロジェクトに関わるメンバーがそれぞれの役割を認識し、各取り組みがそれぞれ最適な状態(個別最適)になっていること
③プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)
プロジェクト内の各取り組みが一気通貫(全体最適)で管理できており、必要な人材を必要なタイミングでアサインできる状態であること

プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)の定義はクロスファンクショナル・チームという「部門横断的に様々な経験・知識を持ったメンバーを集め、全社的な経営テーマについて検討、解決策を提案していくことをミッションとした組織」を元としています。

クロスファンクショナル・チームは日産リバイバル・プランやGEのワークアウトシックス・シグマ活動などにおいて実行主体となった手法です。

なぜクロスファンクショナル・チームを元としているかについては次章にてお話します。

2.プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)が必要な理由

プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)の必要性が高まっている背景としてはデジタル・トランスフォーメーション(以下、DX)のトレンドに代表されるように、プロジェクトにおいて「デジタル活用」の要素が増えていることが挙げられます。

出所:DX着手企業は84%に達し「全社変革期」へ
出所:IPA DX白書2023

つまりプロジェクト推進のためにデジタル知見を有する人材、所謂「デジタル人材」の必要性が高まっており、従来型の社員のみでプロジェクトチームを構成することはそもそも難しかったり、学習コストや学習のリードタイムが発生したり、最悪のケースとしてプロジェクトの失敗要因がプロジェクトチームの力量が要因となるケースも出てきています。
それにも関わらず、
・労働人口の減少
・求人倍率高
・離職率上昇
市場としてニーズの高いデジタル人材やデジタル人材のマネジメントおよびプロジェクト・マネジメントができる人材の確保は非常に難しくなってきています

一方でコロナ禍を経て、はたらき方、キャリアの描き方がアップデートされ、本業以外の仕事を持つ人たちが増えており、市場規模は今後さらに拡大することが見込まれています。

上記のような人材市場のトレンドにより、社外からプロジェクトに必要な人材がアサインしやすくなっており、取り組み事例も増えています。
このことからプロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)の定義にクロスファンクショナルチームの考え方を取り入れています。

3.プロジェクトチーム ・ オプティマイゼーション(PjTO)のメリットと実現のため6つのステップ

プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)を実現することでプロジェクトの全体最適と最適なタイミングで最適な人材がアサインされている状態となるため、プロジェクトの完了までのスピードおよび成功確率向上に繋げられます。
プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)を実現するためのステップは以下です。

①目的の明確化
プロジェクトの戦略~実行施策までの計画立案
②必要人員の整理
計画に紐づいたスケジュールに対して、必要なスキル・ナレッジの明確化
③評価体制の構築
計画の各段階で適切な評価を社外人材を含めて設計
④採用・育成
フリーランス・副業/複業人材含めた必要な人材の採用
社内人材に対してプロジェクトに必要なナレッジのインプット
⑤配置・起用
フリーランス・副業/副業人材含めたプロジェクトメンバーの配置
⑥モニタリング
計画と戦略から実行施策の状況の確認
計画や起用しているフリーランス・副業/複業人材、社内人材の育成体制の見直し

①~③は「チーム・ビルディング」や「チーム・ワーキング」で形作っておくべき項目ですが、実態として曖昧な部分があったり、実際にプロジェクトを動かしいる中でブラッシュアップが必要だったにも関わらずアップデートがされていない状態になっているケースも多いため、プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)の段階においても再度このステップを踏むことが重要です。

4.プロジェクトチーム ・ オプティマイゼーション(PjTO)実現のための障壁

社外から専門性を有する人材やデジタル人材など、プロジェクトに必要な人材をアサインできたとしても、プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)にはプロジェクト推進における障壁もあります。

①プロジェクトマネジメントが困難
プロ⼈材個⼈の能⼒は⾼いものの、どのように業務指⽰(=業務範囲の要件定義)すればよいか不明だと業務にスムーズに参加してもらうことは困難です。
そのため深い専門性はなくとも、プロジェクト・オーナー側にもプロジェクトに必要な専門領域、デジタルに対して広く知識が必要となってきます。
②習得難易度が高い
にも関わず、デジタルは1領域でも専⾨性が⾼く、常に最新の情報がアップデートされるため、知識を習得する+業務に活かせるようになるまで時間を要します。
理想としてはある程度理解ができてから、自分でできるようになる(応用できるようになる)ためには実際に自分で経験すること(=OJT)が重要ですが、プロジェクトは待ってはくれません。
もし仮に「待つ」という判断をした場合、市場の変化が激しい現代において、タイミングが遅くなると競合との競争で優位性を発揮しにくくなるリスクもあります。

そもそもこのような成長をできる人自体も限られており、総じてそういった方々は他業務においても重宝されており、業務量が多く、OJTに十分な時間を割くことが難しいことが多いです。

5.国内で唯一、プロジェクトチーム ・ オプティマイゼーション(PjTO)を推進するBLAM

BLAMでは今後プロジェクト推進においてこういった人材を起用できる環境があることは必須要件となっていくと想定しており、むしろ多方面激化する競争(サービスはもちろん人材確保なども含む)の中で自社リソースのみで戦おうとすること自体がナンセンスであると考えています。

BLAMが運営する「カイコク」は「プロジェクトチームに必要な人員を好きなタイミングで好きなだけアサイン可能なサービス」で、現在約10,000名の専門人材、デジタル人材が登録しています。
このカイコクでの人材の提供はもちろん、カイコクを通じたプロジェクトチームづくりのナレッジを活かし、プロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)実現のための支援も行っております。

BLAMのプロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)推進支援のコンセプトは「共通のゴールが明確に存在し、ゴールに向かって施策の実行と検証を繰り返す=“ゴールに近づけることができる状態”を”自社で”構築可能な状態にすること」です。

課題となる「①プロジェクト・マネジメントが困難」「②習得難易度が高い」について、以下の体制で、最終的には内製化(インハウス化)を目的としたチーム提供を行い、限られた資源でプロジェクトに求められるスピードを実現します。

国内大手企業を始め企業課題に応じたプロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)の事例を保有しています。
BLAM自社プロダクトの立ち上げ〜グロースに関するプロジェクトチーム・オプティマイゼーション(PjTO)での取り組みも多数保有しているため、失敗リスクを抑えたプロジェクトチーム支援が可能です。
以下を目的とするプロジェクトがありましたらぜひお声がけください。