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知っておくと便利!Twitterでの様々な検索コマンド機能とは?

日常的に使うTwitterですが、エゴサーチで特定のワードで検索する際も活用できたりニッチなことやリアルタイムなことだとニュースアプリよりもすぐに情報を得ることができることもあるでしょう。

そんなTwitterの検索機能ですが、「検索コマンド」というものを使うと、日付やユーザーを絞ることで、より精密にツイートを検索できるようになります。
そこで今回は様々な検索コマンドの特徴や方法についてご紹介していきます。

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Twitter検索コマンドとは?

Twitterの「検索コマンド」とは、通常のキーワード検索よりも高度な検索ができる検索オプションです。
特殊な検索コマンド(演算子)を入力すると、検索の際に特定の期間やユーザーを指定したりヒットさせたくないキーワードを除外したりすることが可能になります。

特定のユーザー名やアカウントで検索する方法

特定のユーザーに関するツイートを検索(@検索)

「@ユーザーID名」で検索すると、そのユーザーのツイート、そのユーザーへのメンション、リプライなど検索した特定ユーザーに関するツイートが表示されます。
例えば、自分が気になる有名人ののツイートと、ファンをはじめとするユーザーからのリプライを同時に見たい場合などに便利です。
(例)@TwitterJP

特定のユーザーがしたツイートのみを検索(from検索)

「from:ユーザー名」で検索すると、そのユーザーのツイートに絞って表示することができます。
先ほど紹介した@検索と違い、ほかのユーザーからのリプライは含まれず、そのユーザーのツイートのみを見ることができます。
(例)from:TwitterJP

特定のユーザーへのツイートのみ検索(to検索)

「to:ユーザー名」で検索すると、そのユーザーへのメンション、リプライに絞って表示することができます。
例えば、あるニュースについて議論を展開し、注目を集めているユーザーへのほかのユーザーからの反応のみを見たい場合などに便利です。
(例)to:TwitterJP

日付や期間を指定して検索する方法

指定した日付以降のツイートを検索(since検索)

「検索したいワード since:年-月-日」で検索すると、指定した日付から現時点までに絞って、指定したワードでの検索結果を表示することができます。
例えば、「since:2019-01-01」と入力した場合、2019年1月1日から現在までを検索することができます。
この検索方法は、あるキーワードについて「話題」タブで話題になっているツイートを調べたいときに、最近の話題のみ知りたいというような場合に便利です。
(例)since:2019-01-01

指定した日付以前のツイートを検索(until検索)

「検索したいワード until:年-月-日」で検索すると、過去から指定した日付までに絞って、指定したワードでの検索結果を表示することができます。
「until:2019-01-01」と入力した場合、2019年1月1日までの期間を検索します。Twitter検索は時系列順に表示されるため、until検索を使うことで、指定した日を起点にそれ以前の過去のツイートを遡って調べることができます。
また、since検索とuntil検索を併用すれば、検索する期間を限定することができます。
さらに、from検索を組み合わせれば、特定のユーザーの過去のツイートを検索することができます。
(例)until:2019-01-01

特定ワードを特定・除外して検索する方法

複数のワードを含むツイートを検索(and検索)

これは一般的に皆さんが普段使っているTwitter検索方法になると思います。
単独、あるいは複数の検索ワードを入力して検索することで、そのワードを含んだツイートを表示することができます。
(例)東京 天気

少なくとも1つのワードを含むツイートを検索(OR検索)

複数のワードを「OR」で区切ることで、複数ワードの内1つでも含むツイートを表示することができます。
(例)東京 or 天気

完全に一致したワードを含むツイートを検索(””検索)

「”検索したいワード”」で検索すると、””で括った検索ワードと完全に一致するツイートを表示することができます。
Twitterで確実に検索ワードが入ったツイートを検索する際は、この検索方法を使うと余計なツイートが入らず検索することができます。
(例)”東京 天気”

ハッシュタグを含むツイートを検索(#検索)

「#検索したいワード」で検索すると、ハッシュタグ検索をすることができます。
ハッシュタグでの検索は完全一致なので、一致しない場合は表示されません。
(例)#東京

特定のワードを除外したツイートを検索(-検索)

「検索したいワード-除外したいワード」で検索すると、-(半角ハイフン)の後ろのワードを除外して、検索したいワードが入ったツイートを表示することができます。
(例)東京-”天気”

画像・動画・リンクを含むツイートを検索する方法

画像含むツイートを検索

「検索したいワード filter:images」で検索すると、画像を含むツイートのみを表示することができます。
(例)東京  filter:images

動画含むツイートを検索

「検索したいワード filter:videos」で検索すると、画像を含むツイートのみを表示することができます。
(例)東京  filter:videos

リンク・画像・動画含むツイートを検索

「検索したいワード filter:links」で検索すると、リンク・画像・動画どれか1つでも含むツイートのみを表示することができます。
(例)東京 filter:links

その他の検索方法

言語を指定して検索(lang検索)

「検索したいワード lang:言語コード」で検索すると、言語を指定してツイートを表示することができます。
(例)東京 lang:en

※lang:en=英語、lang:jp=日本語、など

位置情報を絞る検索(near、within検索)

「検索したいワード near:場所名 within:範囲(半径)」で検索すると、場所や範囲を絞ったツイートのみを表示することができます。
(例)美容 near:東京  within:10km

リツイート、いいね、リプライの数を絞る検索

リツイート、いいね、リプライの最低数を指定してツイートを検索することができます。

最低リツイート数を指定する場合は「検索したいワード min_retweets:数字」、最低いいね数を指定する場合は「検索したいワード min_faves:数字」、最低リプライ数を指定する場合は「検索したいワード min_replies:数字」と検索することで表示させることができます。

(例)東京 min_retweets:100

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Twitterの検索コマンド活用方法

モーメントに使うツイートの検索

モーメントとは、Twitterで今話題になっている注目のツイートをまとめたものです。
モーメントでは人気や関連性の高い最新トピックがまとめて表示されるため、「いま」起きていることを簡単に知ることができます。
モーメント機能を活用することで、複数のツイートが集約できたり、流れてしまったツイートをまとめることができるため、今自分が欲しい情報をまとめて閲覧することができます。

ブックマークしたいツイートの検索

保存したいツイートの共有ボタンをタップし、出てくるメニューの「ブックマークに追加」をタップすることで、自分がいいねしたツイートやリツイートしたものをブックマークすることができます。
ブックマークを活用した検索により、数が多くなり、見返すことに時間がかかってしまうという問題を解決することができるでしょう。

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まとめ

Twitter検索コマンドは、記号などを活用することで自分が知りたい情報を絞ることが可能になります。
よって普通に検索しているだけでは見つけられない情報を探すことができます。
また、本記事でご紹介した検索コマンドを入力する方法とは別に、Twitterが提供している下記ページから高度な検索を行うことも可能です。
https://twitter.com/search-advanced?lang=ja

こちらではあらかじめ用意されている入力欄に条件を追加していくだけなのでコマンド入力よりも簡単に検索を行うことができます。
しかし、今回ご紹介した全てのコマンドと同等の機能を有しているわけではないので、検索内容に合わせて適した方を活用するようにしましょう。

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企業が守るべきコンプライアンスとは?意味や事例を紹介!

2018年度において、コンプライアンス違反が原因の倒産は233件となっており、コンプライアンス違反は企業にとって重要な課題です。コンプライアンス違反は社会的な信用の低下をもたらし、企業経営に大きな打撃を与えかねません。

企業はコンプライアンスの徹底遵守を内部で統制する必要があります。今回は、コンプライアンスの意味と最近起きたコンプライアンス違反の事例を種類別にご紹介し、コンプライアンス違反への対策方法をご説明します。

コンプライアンスとは?

「コンプライアンス」(Compliance、直訳すると「法令遵守」を意味する)とは、法令や規則、社会的規範や倫理などを遵守することをいいます。
コンプライアンスには様々な種類がありますが、一般的に「企業コンプライアンス」を指します。
「企業コンプライアンス」(Corporation compliance)とは、企業が法律や内規等の基本的ルールを守って活動することを指し、法令に限らず社会的規範や企業倫理(モラル)を守ることも含むとするケースもあります。

たとえば、商品を製造するときに環境に優しい素材を使用していることを自社ホームページで公開している企業があるとします。
これは企業が市民や地域に貢献するべきというCSR(企業の社会的責任)の考え方をもとに行われており、コンプライアンスの一つとして認識されています。
法令を守るだけではなく、企業の社会的責任を果たすことを含む広義のコンプライアンスに取り組むことで、社会からの信頼を得られる、企業の知名度を上げるといったメリットがあります。
反対に、コンプライアンス違反があれば社会からの信頼を失い、企業活動にも悪影響があったということになりかねません。

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コンプライアンスとコーポレートガバナンスの関係

コーポレートガバナンス(Corporate Governance)とは、「企業の組織ぐるみの不祥事を防ぐために、社外取締役や社外監査役など、社外の管理者によって経営を監視する仕組み」のことで、「企業統治」と訳されます。

株式会社の所有者である株主や、その他の利害関係者(ステークホルダー)の利益を最大化するため、企業不祥事の防止と長期的な企業価値向上を目的として、社外取締役・監査役および委員会の設置、取締役と執行役の分離などを行うことです。
つまり、コンプライアンス(法令遵守)強化のためにコーポレートガバナンス(外部から企業を統治する仕組み)が必要なのです。

コンプライアンスが重視されるようになった背景

コンプライアンスが重要視されるようになった背景には、近年相次いでいる企業の不祥事が関係しています。
たとえば不景気や過当競争などを背景に企業は生き残りをかけ、経営のスリム化や業績拡大などの利益追求の姿勢が強く求められます。

たとえば、顧客のメールアドレス・パスワードの流出や、建物の耐震基準偽装、食品の産地偽装などもコンプライアンス違反に該当します。
コンプライアンスに違反すると信頼を失い、最悪の場合経営が続けられなくなり倒産してしまうこともあります。

また、コンプライアンスに違反した企業だけではなく取引先や顧客にも大きなダメージを与えてしまいます。
つまり、利己的な利益追求に傾きすぎてしまうと、コンプライアンス違反を取らざるを得ない場面に直面する可能性があります。
そのような事態を避けるためにも、コンプライアンスという考え方が重要になります。

どのような行為がコンプライアンス違反になるのか?

事例1:東洋ゴム工業の製品偽装事件

 東洋ゴム工業は、ゴム製品や自動車部品の製造を行う企業です。

  • 2007年11月、必要とされる不燃物質を使用しない断熱パネルの性能偽装が発覚
  • 2015年3月、免震ゴムの性能データの改ざんが判明

このことで、会長、社長をはじめ経営陣が辞任します。
しかし、

  • 2015年10月、防振ゴムの性能データの改ざんが判明
  • 2017年2月、シートリングについて必要な検査を実施せず出荷 

といった不祥事が続き、その結果、

  • 2016年12月期連結決算で600億円以上の特別損失を計上
  • 最終損益は120億円を超える大幅な赤字に転落

となりました。

事例2:ベネッセコーポレーションの顧客情報漏えい事件

 ベネッセコーポレーションは、教育や介護などの事業を展開する企業です。2014年6月頃、ベネッセコーポレーションの顧客に他社からのダイレクトメールが届くようになりました。
そこで社内で調査すると、最大約2,000万人超という大規模な顧客情報の漏えいが発覚したのです。
ベネッセコーポレーションは事件性が高いと判断し、警察および経済産業省に事件を報告。
捜査の結果、2015年7月にグループ企業勤務のエンジニアが逮捕されました。
犯人は逮捕されたものの、情報漏えいによって企業の信頼は低下し、顧客離れが進んだのです。

事例3:ライブドア粉飾決算事件

ライブドアは、インターネットサービス事業を展開する企業で、粉飾決算事件を引き起こしました。
2004年9月期の連結決算時、

  • 実際の数字は3億円の経常赤字だったが、売上高計上が認められていない自社株売却益などを売上高に含めていた
  • 違法な計上により53億円という大幅な経常黒字を偽った報告をした

などによって、2006年1月、社長や役員が逮捕された事件のことです。
会計法上、認められていない処理と認識していながら違法な処理を行ったことにより会社から逮捕者を出しただけでなく、会社そのものも社会からの信頼を著しく失いました。

コンプライアンスで気をつけるべきポイント

コンプライアンスに違反しないためには、まずはコンプライアンスに関する正しい知識を身につけることが重要です。
コンプライアンス違反の原因の一つとして、自分がとった行動が違反していることに気づいていないことが挙げられます。違反に気づかずそのままになってしまうと、違反している状態そのものが当たり前になってしまうという危険性があります。

そういった危険性をなくす手段として、書籍を読んだり、外部の講師を社内に呼んで研修を行ったり、セミナーに参加したりといったさまざまな方法があります。
また、仮にコンプライアンス違反だと気づいていても、それを報告、相談しにくい環境では改善することは難しいでしょう。
例えば、サービス残業が当たり前になっている会社では、社内で報告しづらいことが予想できます。
それに対して、社内でコンプライアンスに関する相談がしやすい環境を作るという方法もあります。
会社によっては、CCO(Chief Compliance Officer)と呼ばれる社内のコンプライアンスを統括する役職を設置していることもあります。
CCOの設置が難しい場合でも、社内で相談できる窓口を作るなど、相談しやすい環境作りが大切です。

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まとめ

コンプライアンスの正しい知識が社内に浸透しておらず知らないうちに違反してしまう、あるいは社内が相談しにくい環境にあり、気づいていてもそのままになってしまっていると未然に防げたものが原因で違反になることがあります。
「うちは社員も少ないし、コンプライアンスまで手が回らないよ」よと思われるかもしれませんが、相談しやすい環境を作る、コンプライアンスに関する知識を共有するといった小さなことからでも取り組むことができます。
社内での対応が難しければ、専門家や講師を招いてレクチャーしてもらうのも一つの手段です。
ご紹介した違反事例も参考にしながら、自社でできそうな施策を模索していきましょう。

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アイデアの宝庫!Pinterestとは?

アイデアが欲しい時、自分のイメージをわかりやすく相手に伝えたい時、頼りになるツールのひとつがPinterest
今回は、そんなPinterestの活用法をご紹介します。

Pinterestとは

Pinterest(ピンタレスト)は、ネット上のWebサイトや、Pinterest上にある画像を集めることができるサービスです。

▲Pinterestのホーム画面

検索すると、出てくるのは画像。
文字ではなく画像や動画などのビジュアルコンテンツを探すことができ、気に入ったものがあればPinterest内で自分の好きなように「保存」をすることもできます。
そして、ネット上で見つけた画像や動画をPinterestにアップする(ピンする)機能も。
ユーザーの検索・保存履歴に基づきホーム画面がカスタマイズされていくことも大きな魅力です。

Instagramとの違い

Pinterestは、画像をメインとしたSNSという面ではInstagramと近いものであると言えますが、投稿形式と活用法において大きく違いがあります。

・投稿形式

Instagram : 画像や動画そのもの
Pinterest : 基本的に画像や動画の掲載元サイトのURL

・主な利用目的

Instagram : ユーザーがコンテンツを自ら作り上げ発信すること
Pinterest : 自分の興味があるコンテンツを集めたり、それをシェアしたりすること

自分の目的に合ったツールを活用しましょう。

Pinterestの使い方

登録方法

まずはPinterestのトップページにアクセス。

ページ下部の????ボタンをクリックすると…

登録ページが出てきます。
また、トップページ右上の「無料登録」ボタンからも登録を進めることができます。

「無料登録」とあることからもわかるように、Pinterestの登録・利用はすべて無料。
FacebookのアカウントやGoogleアカウントを使用して登録することも可能です。

性別や居住地を選択した後に表示される画面が、こちら。

ここで自分の興味のあるトピックを5つ選択すると、それに沿って自分のフィード(ホーム画面)がカスタマイズされます。

カスタマイズされたフィードからでも、検索結果画面からでも、画像をクリック、もしくは画像の上にカーソルをのせると「保存」ボタンが出てきます。

「ボード」とは、いわゆる「フォルダ」のこと。Pinterest上で自分の好きなように分類して保存することができます。

保存(ピン)した画像やボードは自分のアカウントページからいつでも見ることが可能です。

ネット上で見つけた画像や動画をシェアしたい時には、この画面の+ボタン > 作成する > ピン を選択すればOK。

Pinterestの危険性と注意点

悪質なサイトへのリンク

序盤でも記載した通り、Pinterestの投稿形式は画像や動画の掲載元サイトのURLがメイン。画像や動画に併記されたURLをタップすると、掲載元のWebサイトにアクセスすることができます。
しかし中には、悪質な詐欺サイトなどと繋がっている危険な画像も。
ウイルスソフトを入れておく、なるべくURLのクリックを避けるなどして対処しましょう。

著作権侵害の危険性

Pinterestでは見たい内容と関連する画像をネットから引用することができますが、そのほとんどがネット上から転載してきものでもあります。
また、投稿された画像は、Pinterestが著作権を有しているわけではありません。

Pinterest上の画像の利用について

例外的なケースを除いて、ユーザーが Pinterest アカウントに保存している画像は、Pinterest が著作権所有者ではありません。必要な場合は、あなたが著作権所有者から画像を利用する許可を得る必要があります。

引用 : https://help.pinterest.com/ja/article/copyright

つまりユーザーが画像・動画を投稿する場合は、本来著作権者に確認を取る必要があるということです。
そのため、Pinterestへの掲載が著作権上問題ないか不明瞭なときは、掲載自体を控えるか、または権利者へ確認を行うことがおすすめです。

また、Pinterest内で自分の著作物が勝手に利用されているなどの被害に遭った際には
こちらから著作権侵害の申し立てをすることができます。

まとめ

上記で記載したような危険性については注意が必要ですが、それを理解し気をつけて利用すればアイデアを探したり共有したりする上でとても便利なPinterest。みなさんも活用してみてはいかがでしょうか。

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ユーザーと物語を作る。ナラティブマーケティングとは?

ナラティブとは?

ナラティブの意味

ナラティブ(narrative)とは、直訳すると「物語」を意味します。
ただし、物語といっても、いわゆる起承転結があるストーリーとは少し異なった意味を持っています。
両方とも「物語」という意味は含んでいますが、

  • ・どちらが「主人公」か
  • ・「終わり」があるかないか

によって、ストーリーか、ナラティブかを分類することができます。
ストーリーの場合、当然登場する人物やキャラクターが主人公になりますし、始まりと中間部、終わりなどといった決められた区切りがありますよね。
一方ナラティブの場合、主人公はユーザー自身なのです。従って、ユーザーの行動次第で物語は変化し、決まった終わりは存在しません。ナラティブは、一人ひとりが主体となって語ることで生み出されるものだと言えるでしょう。

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ナラティブ・アプローチとは?

それでは、ナラティブを用いたアプローチとはどういったものなのでしょうか?
ナラティブは先述した通り、一人ひとりが主体となり「語る」ことで生み出されるものです。つまり、言い換えると「あなたの常識が作り上げる物語」なのです。「物語」は、同じ人種であっても立場や育った環境、職業などによって異なるものですよね。そういった一人ひとりがもつ物語の「語り」を促して、より良い方向へ向かせる手法がナラティブ・アプローチです。

ちなみに、このアプローチを使ったコミュニケーション法を「ナラティブコミュニケーション」と呼び、相手を変えるのではなく、自身の物語を相手と共に変えていきながら会話を進めるため、衝突機会を減らすことができます。そのため、会社組織の上下関係構築においては、非常に重要な役割を果たしています。

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ナラティブマーケティング

ナラティブマーケティングとは?

ユーザーそれぞれがもつ物語の「語り」を促し、それに対して適切なアプローチを図るのがナラティブマーケティングです。
一般的に、企業はユーザーよりも自分が売りたい商品・サービスに対しての情報を豊富に持っています。しかし一方で、ユーザーの声を聴き、新たな商品を開発するとなった場合は、ユーザーよりも明らかに情報が少ない立場になってしまいます。

ナラティブマーケティングにおいては、ユーザー自らの「語り」を見聞きし、それにフィットするようなコミュニケーションを取ったり、商品・サービス開発することが可能になります。そして、ユーザーがその商品と共に、新たな「物語」を展開することができるようになれば、ナラティブマーケティングが上手く機能していると言えるでしょう。

これまでのマーケティングと異なる点

ナラティブマーケティングは、「物語」という点で「ストーリーマーケティング」と比較される場合が多いです。
ストーリーマーケティングでは、企業は創業者や商品・サービスについてのストーリーをユーザーに読ませることで、ブランドに付加価値を付け売上をあげることを目的としています。従って、コミュニケーションは企業からユーザーへの一方通行になりがちです。

対して、ナラティブマーケティングは、それぞれの「語り」を対象にしています。
企業だけが語れる物語もあれば、個人だけが語れる物語もある。ユーザーそれぞれを主人公として、ユーザ自身ではなく、ユーザーの語る物語に対して適切にアプローチします。

活用事例

SUBARUのテレビCM「Your story with」

https://www.subaru.jp/yourstorywith/

このCMのキャッチコピーは「あなたとクルマの物語」です。ユーザーが主体的な考えを促すような「あなたとクルマ、どんな物語がありますか?」というナレーションからスタートします。

そして、様々な年代、家そして、庭状況を鮮明に描き、車と絡めた結末で締めくくる。思わず自分が初めて買った車の思い出を振り返ってしまうような、「ユーザーだけが持つ物語の語り」を促す細かい仕掛けがたくさん施されています。

SUBARUの企業理念や創業物語などが出てくるようなストーリマーケティングとは異なり、限りなくユーザーに近い人物が主人公として設定することで、ユーザーは主人公に自分を投影しながら見ることができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
ナラティブマーケティングは、「未来は自分自身で決められる」ということをユーザーに理解させることから始まります。
最終的なゴールとしては「自社を選んでもらう」ことですが、それを判断するのはあくまでユーザーであり、ユーザー自身がその選択をした後の「物語」を歩んでくことが大切になります。
ナラティブマーケティングは、そういったユーザーとの新しいコミュニケーションとして今後重要視されていくのではないのでしょうか。

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業務を効率化するRPAとは?おすすめツールもご紹介

RPAとは

RPAとは、Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略語で、単純作業になりがちな定型業務をロボットによって自動化する取り組みを表す言葉です。

RPAは、人間が行う業務処理を登録しておくだけで、業務自動化を実現することができます。現在は、商社、流通、金融、不動産、小売、製造まで多方面で業務自動化を拡大し、より広い範囲の業務に対応できる技術として活用され始めています。

また、近年ではRPAを使いこなし大幅な業務効率化を実現できる「RPA人材」の育成や採用を促進するため、技術の習得レベルを客観的に評価することができる「RPA技術者検定」が誕生しています。

RPAの三段階のレベル

RPAには三段階の自動化レベルがあるとされており、それぞれの違いは自己学習機能や判断力にあります。
現在あるRPAの多くは、定義されたルールに従ってデータを処理する「クラス1」という段階で、定型業務に対応しています。それ以降の「クラス2」、「クラス3」ではAIと連携し複数のデータを分析、RPAのシステム自体で意思決定が出来るよう判断ルールを組み立てることができます。各段階をより詳しくみてみましょう。

クラス1:RPA

実際に人が画面を操作するのと同様の作業を記憶させることが可能になり、単純作業を自動化するために導入される場合が多いです。
人によるミスを防げる一方で、記憶したもの以外は処理することができないため、例外対応は必ず人が行われなければなりません。また、比較的少ない費用での導入が可能で、現在最も実用化が進んでいます。

クラス2:EPA

単純作業を覚えるだけでなく、膨大なデータをAIと連携し解析することが可能になります。
画像をカテゴリ毎に分類、AIと連携しユーザーの傾向を分析、など様々な機能があります。実際に、コールセンターやチャットボットといったシーンで利用されています。いずれも導入のために必要な辞書データやAI機械学習にかかる投資が必要なため、クラス1に比較すると導入難易度は上がるといわれています。

クラス3:CA

クラス2よりも、AIをフル活用し複雑なデータ分析や改善、意思決定に至るまでを自動化することが可能になります。
データ分析だけでなく、人間の感情や個々の特徴などを学習し、適切なマーケティング戦略の提案や、個人の感情を読み取った上での問い合わせ対応など、多様な選択肢あるいは今までにない選択肢を提案できます。

導入メリットとデメリット

メリット

  • ・人件費の削減と労働環境の改善
    当然ながら、RPAは24時間365日いつでも作業が可能です。設定次第では、指定した日時に特定の作業することもできます。つまりRPAによる業務が増えれば増えるほど、人が行う業務を削減し残業を減らすことができるのです。
    日々の作業工数の削減や休日出勤の必要性がなくなるだけでなく、単純作業の繰り返しによる従業員のモチベーション低下も防ぐことができることから、人件費の削減だけでなく労働環境の改善にも繋がるといえるでしょう。
  • ・生産性の向上
    RPAを使い作業を自動化することで、担当者はその分の時間を使い他業務に時間を使うことができるため、生産性の向上が期待できます。単純作業をRPAに任せることで、ビジネス戦略の作成やクリエイティブな業務などの機会では行う事が難しい仕事に集中することも可能になります。
  • ・人的ミスによって発生するリスクの回避
    RPAは決められたルールに従って正確に作業を実行するため、人的ミスによる機密情報や個人情報の流出を未然に防止できます。また、個人の独断と偏見による違反行為など、人間がやるからこそ起こりうるトラブルを防止することもできるでしょう。
    また、高度なRPAを搭載している場合は、問い合わせ内容に対する迅速かつ適切な対応にも期待ができるため、顧客満足度の向上にも繋げることが可能です。

デメリット

  • ・「業務の見える化」が難しくなってしまう
    RPAは、作業を一度覚えてしまえば後は自動で業務を行ってくれます。そのため、運用担当者が退職したり変更になった際に正確に情報共有を行う必要があります。それを怠ると、年月が経ち働く人が変わっていくにつれ、RPAの業務自体がわからない、もしくは誰も運用できないという状態に陥ってしまう可能性があります。
  • ・エラーやバグ、誤作動による業務停止
    RPAは、システム障害やバグが発生すると、機能しなくなり作業が止まる危険性があります。バグの種類によっては、今までの作業データを失う可能性もあります。そのため、RPAを導入する際は、安全に運用できる環境を用意する必要があります。
    また、アップデートなどに伴いシステムに変更があった場合も、それが正しく反映されていないと誤作動を起こしたり、使用できなくなってしまうこともあります。
  • ・情報漏えいの可能性
    ネットワークに繋がった環境でRPAを利用するのであれば、不正アクセスされる可能性はゼロではありません。特に、機密情報などを扱う業務にRPAを導入する場合は、不正アクセスが原因で情報漏えいが起きる可能性もあるため、情報セキュリティ対策は万全にする必要があるでしょう。

おすすめツールをご紹介

Winactor

「WinActor」はNTTグループによって開発された純国産RPAツールです。大手企業をはじめ、サービス・ソフトウェア通信・金融などの業界で多く導入されています。

特徴:「誰でも使用可能な簡単操作と充実したサポート体制」

パソコンへ1台インストールすればすぐ使用でき、プログラミングスキルがなくても簡単に操作できます。また、NTTグループによる充実のサポート体制をもち、電話・メール・リモート・対面など多彩な方法でサポートを受けられるだけでなく、WinActor研修(初級・中級・上級)やセミナー、統制・運用ルール構築ガイドなども提供されています。

UiPath

「UiPath」は、アメリカの大手リサーチ会社Forrester Research社により開発されたRPAツールです。2017年に日本法人を設立して以来国内で急速にシェアを伸ばしており、今注目のRPAともいえるでしょう。

・特徴:「全ての段階をサポートできる製品ラインアップを完備」

ユーザーが業務自動化に取り組むサイクルを「計画」「開発」「管理」「実行」「協働」「測定」の各段階に細かく分類し、それら全ての段階をサポートできる仕組みになっています。各段階ごとの作業内容や状況をすべて1つのRPAで管理できるため、複数の従業員と情報共有ができ、生産性の向上と安定した稼働が期待できます。

BizRobo!

「BizRobo!」は、RPAという言葉がまだ浸透していなかった2008年から、RPAの導入・運用をいち早く支援してきたRPAテクノロジーズ株式会社が提供するツールです。

・特徴:「Webサーバ一で複数のロボットを作成」

Webサーバーを1台用意するだけで、複数のロボットを作成し同時に運用することが可能です。そのため、大規模なWebアプリケーションの管理に適しているといえるでしょう。また、担当者がロボットを簡単に作ることができます。株価推移の管理・通販サイトの価格調査・在庫管理・商品登録などの作業によく利用されいます。

まとめ

RPAとはどのようなものなのか、導入時にはどういったメリット・デメリットがあるのか、ご理解いただけたでしょうか?
RPAは労働環境の改善、人件費の削減、生産性向上など、企業活動に様々な好影響をもたらすことができます。一方で、取り扱いや管理、セキュリティ面での危険性があることも事実です。それらを把握した上で、業務改善の一つの手段としてRPAを視野に入れてみるのはいかがでしょうか?

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コンテンツの良さを引き出す!UIとは?

「UIの改善が必要」「UIデザインが大切」などというように、近年目にすることの増えた「UI」。
なんとなく使っている、というかたも少なくないのではないでしょうか。
今回はそんなUIの意味やUXとの違い・関連性について解説していきます。

UIとは

UIは「User Interface」の略です。
インターフェースとは(異なるものの)接触面,界面という意味。何か2つのものの間で情報などのやりとりを行うときの方法や方式、手順ややり方のことをこう呼びます。

ここで言う2つのものとは、機械同士だったり、ソフトウェア間のやりとりだったり、機械と人間とのやりとりだったりとさまざまな場合がありますが、ここでは機械と人間のやりとりの意味で用いられます。

そしてUIとは、ユーザー(人間)と製品・サービスとの接触面のこと。「ユーザーの目に触れる部分・使用する部分」のすべてをUIとみなすことができます。
WEBサービスにおいてはサイトのデザインやフォントなどもUIに含まれます。

UIの歴史

現在のようなUIの形が主流となったのは、1984年に登場したMacintosh(※1)の普及が大きな要因であると言われています。
それまではキーボード入力のみでコンピュータを操作する仕組み(黒い画面に文字がずらっと書いてあるイメージです!)のCUI(Character User Interface)が主流でした。
そんな中でMacintoshが普及し、現在ほとんどの人が行うような、ディスプレイ上のカーソルをマウスで動かし、適宜文字入力をするという直感的に操作できる方法であるGUI(Graphical User Interface)が一般的なものになりました。

※1 Macintoshとは
Appleが開発・販売しているPCのブランド名。「Mac」の通称で知られる。

UIデザイナーとは

UIデザイナーとはその名の通り、「UIをデザインする」人のこと。
サービス開発におけるUIデザイナーの仕事は大きく分けると3つあります。

  • 1.要件定義
    ヒアリングやデータ分析などで情報収集し、画面に表示するコンテンツ要素の優先度や機能要件を整理していきます。
  • 2.画面設計
    ワイヤーフレーム(※2)やプロトタイプ(※3)で、実装面を考慮しながら画面仕様を設計します。

※2 ワイヤーフレームとは
WEBサイトやアプリケーションのレイアウトを定める設計図のこと。

※3 プロトタイプとは
初期の段階で、 ユーザーの動作を確認するために作成する試作品のこと。

  • 3.ビジュアルのデザイン
    カラーやサイズなどのグラフィック表現を作り込みます。

UXとの違い

UIと合わせてよく用いられる言葉に「UX」があります。
UXとは、「User Experience」の略で、2010年に制定された国際規格『ISO9241-210』では「製品やシステム、サービスの利用した時、 およびその利用を予想した際に生じる人々の知覚と反応」と定義されています。

簡単に表現すると、「ユーザーが製品やサービスで得られる体験」のこと。
UX,UIと並べると似たような言葉のように思えますが、UXは対応の良し悪しや商品購入までの導線、サービスの質なども含む一連の「体験」のことをあらわす包括的な言葉であり、UIはUXの一部であるといえます。

「良い」UIとは

それでは、”良い”UIとは一体どのようなものなのでしょうか。
UI、ひいてはデザインについて定量的に評価するのは難しく、良い・悪いは定性的なところで判断するしかありません。
ただし、”良い”UIに近づけるためのガイドラインは存在しています。
Appleの提供する『ユーザインターフェイスのデザインのヒント』では、スマートフォン用のUIデザインにおいておさえておくべきポイントが、大きく4つ挙げられています。

・インタラクティブ性

  • – 主要なコンテンツは、ユーザがズームや横スクロールしなくても表示できるようにすること
  • – タッチするべきボタン・アイコンは、指で操作しやすいよう44 x 44 ポイント以上の大きさで作成すること

・読みやすさ

  • – 文字の大きさは11ポイント以上にすること
  • – 行や文字の間隔を十分に取ること
  • – フォント色と背景色とのコントラストを適切に設定すること

・グラフィックス

  • – 高解像度の画像を用いること

・明確さ

  • – テキスト、画像、ボタンは適切に配置し、それぞれの情報の関連性を認識しやすくすること

これらはあくまでスマートフォン向けのUIデザインについてのガイドラインですが、このようなガイドラインを参考にしつつデザインをすることが大切です。

まとめ

UIは、ユーザーが得る感覚や体験の心地よさ(UX)にも大きな影響をもたらします。

UI、UXの「正解」は、常にユーザーが持っています。前例や思い込みは捨て、どんなユーザーに何を伝えたいのか、そしてユーザーが本当に知りたいことは何か、どんなことを不安に思うのかを考え、調査することが、UI・UX改善の第一歩です。

また、UI・UXは「一度改善したら解決!」というものでもありません。変わり続けるニーズ、ユーザー自身も気づいていない欲求や心理を常にとらえる体制を作り、少しずつ、こまめに、スピーディーに改善し続けることが重要です。

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cookieとは?意味や種類、削除方法まで

cookieとは?

WEBサイトからユーザーに送られるユーザーの行動データが保存されているファイルのことです。
医療機関のカルテをイメージしてください。医者に出向いた時は以前の診察内容が残っていて何をしてどんな診断結果が出たか残っていますよね。そのようにcookieはサイト内の行動データがユーザーのWEBブラウザ内に保存され、次回同じサイトを回遊したに行動データを残しておくことで、そのサイト内で再度IDを毎回打ち込んだりPWを打ち込む手間が省けます。またID、PW以外にもショッピングカート内に情報購入情報を残しておいたり、ユーザーに関連した広告を配信する為に利用します。

cookieの仕組み

cookieが生成されて活用される仕組みは下記①~④となっております。

  • ①Aさんがサイトを訪れた時にサイト側でAさんを検知する。
  • ②Aさんのサイトへの訪問が初めてだった場合、サイトからAさんの使用しているWEBブラウザ(chrom、safariなど)内に「cookie(容量が小さいテキストのファイル)」を作成します。
  • ③この「cookie」にユーザーのサイト行動履歴(ID,PW,カート内の商品、などなど)が記載されており、次回訪問時にWEBブラウザからサイトに「cookie」を教えてあげることで再度IDやPWを打つ必要が無くなり快適にサイトを回遊する事が出来ます。
  • ④またcookieデータを使ってその人に合った広告を出すことを可能としています。

この様にWEBサイトとユーザー情報を保管し活用してくれるファイルがcookieです。

cookieの種類

cookieには二種類あり、ファーストパーティーcookieとサードパーティーcookieと呼びます。大きな違いは発行元にあります。

ファーストパーティーcookie

ファーストパーティーcookieはサイトのドメイン(サイトの主)から作成されるcookieになります。サイトの主から直接付与されてそのサイト内でのIDやPWの省略や、カート内商品の保存などに利用されます。
こちら皆さんが無意識に利用しているcookieで便利な機能なためユーザーがブロックする事も少ないです。

サードパーティーcookie

こちらはサイトのドメイン外から付与されるcookieとなります。具体的には、サイト内に入っている他社の広告などから発行されるcookieとなっています。このcookieを使う事によって、サイト内に訪問するときにユーザーに適した広告配信が可能となります。
昨今ではユーザーのプライバシー保護の観点からサードパーティーcookieの収集がブラウザでブロックされつつあります。こちらはITPと言い、下記にまとめてありますので参考にしてください。

ITPとは?単語の意味から最新版情報まで網羅

cookieを使うメリットとデメリット

cookieを使うメリット

cookieを使う時の最大のメリットは快適にブラウザを利用出来ることです。
ショッピングサイトでサイト訪問した時にカート内に商品を残して置ける機能や、Facebookや他のSNSを利用した時に
再度IDやPWを打たなくていいのはcookieのおかげです。
ネットバンキングなどもcookieが無いと使用できない仕様になっていたりと、WEBサイトを快適に使う為には欠かせない存在となっております。
防犯の観点でも、閲覧しているWEBサイトからは、そのサイトから発行されたcookieしか読み取れず、互換性は無いので安心して使用する事が出来ます。

cookieを使うデメリット

デメリットは、自身の端末やスマホを紛失してしまったり、盗まれた際に自身のアカウントへと自由に入られてしまう事です。Cookieに様々な認証情報や、カート情報などが記憶されているため、端末にはパスコードを設定し、万が一紛失しても第三者が勝手に使えないようにしておきましょう。

cookieの削除と保存停止方法

cookieの削除方法

IDやPWが残っている事が不安だったり、広告に活用されたくない人の場合は簡単にcookieの削除することが出来ます。

  • ・iPhoneの場合
    「設定」>「safari」>「履歴とWebサイトデータを削除」をタップして削除が可能です。
  • ・androidの場合
    「設定」>「プライバシーとセキュリティー」>「cookieを全て削除」をタップして削除することが可能です。
  • ・PC(chrom)の場合
    画面右上の「Google chromの設定」>「設定」>「閲覧履歴データの削除」>「データを削除」をクリックして削除することが可能です。

cookieの保存停止方法

IDやPWが残っている事が不安だったり、広告に活用されたくない人の場合は簡単にcookieの保存を停止する事が出来ます。

  • ・iPhoneの場合
    「設定」>「safari」>「プライバシーとセキュリティ」>「すべてのcookieをブロック」をオンにする事でcookie利用の停止が可能です。
  • ・androidの場合
    AndroidのChromeアプリでは、Chromeを開いて、右上にある「その他」アイコンから「設定」>「サイトの設定」>「cookie」と進み、そこでcookieを無効にするを選択することでcookieの利用が停止が可能です。
  • ・PC(chrom)の場合
    画面右上の「Google chromの設定」>「設定」>「cookieと他のサイトデータ」>「すべてのcookieをブロック」で停止が可能です。

キャッシュとの違い

キャッシュとは?

キャッシュとはそのサイトを訪れたユーザーが再度訪問した際に早く読み込むための機能です。アクセスデータをWEBブラウザに一旦保管して次回の読み込みを手助けしてくれます。
cookieはサイト内の行動履歴を残すもので、キャッシュは次回の読み込みを早くするもので保存の方法は似ていますが、実際の目的は異なります。

まとめ

cookieは、ユーザーのサイト行動履歴を保存して次回の訪問時にIDやPWの入力の必要がなくしてくれるので、WEBサイトを快適に使うには欠かせない存在となってきています。IDを忘れてしまって助かった。と思った人も多いのではないでしょうか?
今後も快適にサイトを使っていくために上手くに活用していき時間を有効活用しましょう。

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CMSとは? ツールの比較や導入事例をご紹介

CMSとは?

CMSとはコンテンツ・マネジメント・システム(Contents Management System)の頭文字をとった略称です。Web制作に必要な専門的な知識が無くても、Webサイトやコンテンツを作成・管理・更新できるシステムのことを言います。

実際にWeb制作の現場では、HTML(HyperText Markup Language)や、CSS(Cascading Style Sheet)などの専門的な技術を習熟する必要があり、知識や経験が無い方がwebサイトを構築・更新するには手間と学習コストを必要とします。

しかしCMSで制作されたWebページなら、Web初心者でも簡単に短時間で文章、画像や情報の更新やページの追加等が行えます。

CMSのメリット

①専門知識なしでWebページの更新・追加が可能になる

現代のCMSは、Wordやメールが使える程度のパソコンスキルがある方であれば誰でも操作できるので、ホームページ運営の技術的なハードルが大きく下がります。
例えば、CMSを導入していないWebサイトでは、HTMLの記述を直接編集しなければならずHTMLに関する専門知識が必要になります。もし、Webサイトの管理担当者がHTMLについての知識を持っていなければ、Web制作会社に作業を依頼しなければなりません。
一方、CMSを導入しているWebサイトではデータベースに保存されているテキストデータを編集するだけで、Webサイトの更新が可能になります。
HTMLについての専門知識も、Web制作会社への外注も不要です。またテンプレートに必要な画像やテキストのデータを登録するだけで、CMSが自動的にページを生成してくれます。

作業のインハウス化(内製化)により、コスト削減やスピーディーな情報発信を実現できる


Webページの更新・追加を社内で完結できるようになれば、外注に伴って発生するコストも工数も大きく削減でき、ユーザーに対してスピーディに情報を発信できるようになります。
CMSなしでは膨大に時間がかかっていた作業が、大幅に短い時間でで完了するようになるというケースもあります。

③マルチデバイスへの対応が容易になる

CMSはインターネット上にあるサーバで稼働するシステムのため、それぞれのパソコンやデバイスへインストールする必要がありません。
Webページに必要なマスター画像やテキストなどのデータをデータベースに保存しておけば、そのデータをインターネットが繋がった環境とwebブラウザさえあれば、時間や場所を選ばず更新することができます。

④効率的にwebサイトの更新・管理ができる

複数の更新担当者にIDを割り振り、複数人でwebサイト更新・管理ができます。
これにより、部署ごとに担当カテゴリを設定し、分担してサイト更新を行うことができます。
また、エンタープライズ(比較的規模の大きな法人に向けた市場や製品のこと)向けのCMSでは、複数人でも効率よくwebサイトの更新や管理ができる機能が備わっているため、安定した更新運用を実現できます。

CMSの特徴について

①オープンソース型CMS(無料・有料)

CMSのプログラム本体のソースコードが一般に公開されているCMSです。ライセンス費用がかからないため、安価に導入することができます。
商用・非商用問わず、誰でも利用や修正(改変)さらには配布することができるライセンスを指します。ソースコードが公開されているため、誰でも自由にカスタマイズができるものでもあります。
ただし、多くのオープンソース型CMSはサポートが基本的にないので、自社にエンジニアがいない場合には、外部の支援企業に構築や補修を依頼したり、ホームページをホスティングするためのサーバーを自社で準備したりする必要があります。プログラムそのものの不具合、脆弱性についてはすべてが自己責任となります。

②パッケージ型CMS(有料)

パッケージ型CMSとは、ベンダーが独自に開発したCMSライセンスを購入し、自社サーバにインストールするタイプのCMSを指します。
企業や組織などの法人での運用を想定した豊富な機能があり、ベンダーによる公式なサポートを受けられること、不具合、脆弱性などに対する保証があることが大きなメリットです。
基本的に、企業での商用利用を前提として開発されているので、中~大規模のWebサイトにも対応できる製品が揃っています。その反面オープンソースCMSに比べて劣るのはコスト面です。
ライセンス費用がかかり、多くの場合、導入するWebサイトの規模に応じてコストが上昇していく仕組みになっています。また、Webサイト構築時の初期費用もオープンソース型CMSに比べて高くなるケースが多いようです。

③クラウド型CMS(無料・有料)

クラウド型CMSとは、CMSを提供するベンダーが管理するサーバにシステムやデータを保管し、インターネット経由で利用できるCMSを指します。
別途サーバを用意したり、CMSをインストールしたりする必要はなく、インターネット環境とブラウザさえあれば導入できる点が大きな特徴です。
最近のクラウド型CMSは、豊富なテンプレートやドメイン取得機能も用意されており、知識やスキルが無くても簡単かつ低コストでWebサイトの構築から運用までできる点から、個人事業主を中心に利用が広がっています。

CMSツールの比較

①オープンソース型CMS(無料・有料)

  • ・WordPresshttps://ja.wordpress.com/create/利用価格: 基本無料、プレミアム利用時月額500円~
    ※プランによって価格が異なりますWordPressは無料で利用でき、世界中で多くの人に使われているオープンソースのCMSでです。PHPで作られているため、HTMLとPHPが分かればカスタマイズもしやすいこと、Googleの推奨するCMSでとしても人気です。
  • ・Drupal (ドルーパル)http://drupal.jp/利用価格:無料
    世界中で利用され、高く評価されているCMSで、多言語対応や高度なカスタマイズ機能など、拡張性の高さが魅力です。基本部分(コアモジュール)を変更せずに、それを拡張することにより機能を増やしていくイメージで運用が可能です。

②パッケージ型CMS(有料)

  • ・NOREN (のれん)https://noren.ashisuto.co.jp/利用価格:1,000万円~※サービスによって異なります表示速度が早く、セキュリティに強い、大規模サイト向けCMSです。充実した基本機能の標準搭載を軸として、クライアントの支援にも積極的に力を入れています。NORENを熟知したパートナーが国内に100社以上あるのも特徴です。
  • ・HeartCore (ハートコア)https://www.heartcore.co.jp/初期費用:2,900,000円~
    利用価格:522,000円~※サービスによって異なりますユーザーの属性や行動を学習し、自動でコンテンツを最適化するAI搭載のCMSです。デジタルマーケティング機能も併せ持っています。一般的なホームページ管理機能から、コマース、ソーシャル連携、マーケティング、マルチデバイス対応など豊富な機能を備えており、利用ニーズに応じた取捨選択はもちろん、導入後の機能拡張にも柔軟に対応します。

③クラウド型CMS(無料・有料)

  • ・WIX (ウィックス)https://ja.wix.com/利用価格:基本無料、プレミアム利用時月額500円~※プランによって価格が異なりますWeb デザインの経験はないけど、デザインや機能にはこだわりたい方向けのCMSです。ドラッグ&ドロップで思いのままに編集が可能です。
  • ・Jimdo(ジンドゥー)https://www.jimdo.com/jp/利用価格:基本無料、別プラン利用時月額990円~※プランによって価格が異なりますAI を使った最先端のウィザードで、たった3分でホームページを作成できるCMSです。運用に役立つアドバイス機能もついており、誰でもスムーズにホームページを制作できます。

まとめ

このように導入形態によって特徴や価格、機能が異なります。導入する際には、「自社がCMSを導入する目的」を明確にすること、そして、その目的に合わせて適切なCMS、運用体制を提案し、手厚いサポートをしてくれるシステムベンダーをパートナーとすることが大切です。
そしてCMSを選定する際には、今回解説したそれぞれの特徴を踏まえて、自分たちにはどの導入形態が適しているのかを検討してみてください。

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ランディングページとは何か?デザイン・設計、効果的な利用方法について解説!

「ランディングページってどういったものなの?」「ランディングページと通常ページって何が違うの?」など、このような疑問をお持ちでないでしょうか?

今回はランディングページの概要からデザイン、設計のポイント、メリット・デメリットについて解説していきたいと思います。

ランディングページとは?

ランディングページ(Landing Page/LP)とは、検索結果やWeb広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページのことです。
広義の意味では、訪問者が最初に着地(Landing)するページはすべてランディングページとなりますが、Web広告の分野では、そのなかでもとくに購入やお問い合わせなど、訪問者のアクションを誘導することに特化した商品・サービスの紹介ページのことを指して「LP」と呼ばれています。 

またLPは、縦⾧の1ページのレイアウトで構成される場合が多いため「1ページで完結したWebサイト=LP」と思われることがありますが、正しくは「訪問者が最初に着地するページ」を表しています。

ランディングページの種類

ランディングページには「狭義のランディングページ」と「広義のランディングページ」の2種類あります。
ここでは、各ランディングページの定義について解説していきます。

狭義のランディングページ

狭義のランディングページとは、訪問者のアクションを誘導することに特化した縦長のレイアウトのページのことを指します。
一般的にランディングページ(LP)というと、こちらの狭義のランディングページを意味することが多いです。
狭義のランディングページが目的としている訪問者のアクションとして、代表的なアクションが4つあります。

  • ①商品の注文やお問い合わせ→直接的な売上げアップ
  • ②見学会や内覧会などのイベントの予約→見込み客の発掘
  • ③試供品や無料会員、無料体験版への申込み→見込み客の発掘
  • ④求人募集への申込み→人材の獲得

検索結果やリスティング広告、SNSなどから流入した訪問者をダイレクトに注文やお問い合わせなどのアクションに結びつけることに特化したページが狭義のランディングページということを理解しておきましょう。

広義のランディングページ

広義のランディングページとは、ホームページのなかで訪問者が最初にアクセスして「着地」したページのことです。 
トップページに最初にアクセスされた場合はトップページがランディングページになり、検索エンジンなどをとおして「会社案内」ページにダイレクトにアクセスが生じた場合は「会社案内」ページがランディングページになるということです。

狭義のランディングページと区別するために、ホームページ制作会社によって「入り口ページ」「集客ページ」とも呼ばれます。
アクセス解析ツールのGoogleアナリティクスではこちらの広い意味のほうでランディングページという言葉が使われています。
アクセス解析を進めるうえで、ホームページのランディングページを把握することはとても重要です。

ランディングページの構成・デザイン

①ランディングページの構成

一般的なランディンページの構成は、縦長のページのなかで上から下へ読み進めることを想定し、7つの要素が組み込まれていることが多いです。

  • ①キャッチコピー領域
    例:展示会担当の方へ!そのノベルティ、本当に成果が出ていますか?
    集客元である広告の内容やキーワードとの整合性が重要です。
  • ②共感領域
    例:こんなお悩みはありませんか?
    「受け取ってもらえない」「他社とかぶってしまう」「目新しさがない」
  • ③サービス提示領域
    例:〇〇社のXXXXは、このようなお悩みを解決できる新しいノベルティです!
  • ④中間CV領域
    例:無料カタログのダウンロードはこちら!
    「購入」や「お問い合わせ」など最終的なCVよりもハードルの低い行動の選択肢を用意します。
  • ⑤ベネフィット領域
    例:XXXXは3つのメリットがあります。
    ユーザーにとってわかりやすいメリットを3~5個にまとめます。
  • ⑥導入実績領域
    例:すでに導入いただいた方の声をご紹介します。
    利用者の写真、年齢・居住地などを掲載し、信憑性を高めます。
  • ⑦アクション領域
    例:納期のお問い合わせ・お見積りはこちらから!サンプル請求はこちらから!
    「問い合わせ」「見積もり」「サンプル請求」など行えることを具体的に示します。
    フォームの入力項目は極力少なくし、離脱の原因になるため不要なリンクは設置しないようにします。

②ランディングページのデザイン

ランディングページのデザインは上記のような構成をもとに、ターゲットや訴求ポイント、流入元である広告との整合性を意識して、LPのデザインを制作していく必要があります。

  • ①ファーストビュー
    もっとも重要なエリアとなっていて、商品や商品から得られるベネフィットを表すメインビジュアル(写真)とともに、大きな文字・短くわかりやすい言葉でユーザーのニーズの核をつくキャッチコピーを掲載します。
  • ②権威づけとなる情報
    「導入実績No.1」「リピート率90%」など商品の信頼を増す数値データ、知名度の高いロゴ、メディア掲載実績などを活用します。
    金色(王冠やメダルのモチーフ)などの権威を表す色合い・デザインを印象的に使うと効果的とされています。
  • ③CTAボタン
    「お問い合わせ」などのコンバージョンにつながるボタンです。
    周囲と同化しない目立つ色合い、クリックできることがすぐにわかるデザインとします。ページが長くなる場合、コンテンツとコンテンツの間にはさむことで訪問者の離脱を防ぐ対策をうつことも重要です。

ランディングページのメリット・デメリット

メリット

  • ・ページ移動による訪問者の離脱が少ない
    通常のページは内部リンクを多く設置して、訪問者が他の関連ページに移動しやすくすることを求められています。
    ですが、訪問者がページ間を移動する際には必ず一定以上の確率で離脱者が発生します。(約3割以上の訪問者が離脱されている)
    それに対してランディングページは他のページへのリンクが少ないのでページ移動による離脱を抑制でき、通常ページよりも多くの訪問者を注文フォームやお問い合わせフォームに送りこむことが期待できます。
  • ・訪問者が知りたい情報が1ページに集約されている
    ランディングページ(LP)には訪問者が知りたい情報が1ページに集約されています。
    ランディングページ(LP)にアクセスした訪問者は画面を縦にスクロールさせていくだけで、必要な情報を取得できます。
    よって自然と商品・サービスへの理解度が高くなるので、注文やお問い合わせなどのアクションを高確率で起こることが見込まれます。
  • ・デザイン性が高く訴求力が強い
    ランディングページ(LP)はレイアウトに制限がないので、デザイン性が高いページを作れます。
    画像や図をふんだんに利用し文字のサイズも大きいので、開いたとたんに訪問者の目に飛びこんでくるインパクトの強いページになります。
    通常のページよりも訪問者に伝える訴求力が強いため、コンバージョンを獲得できる確率も高いとされています。

デメリット

  • ・直帰率が高いことがある
    直帰率とは、最初にアクセスしたページしか見ずに訪問者がホームページを離脱した割合のことです。
    ランディングページ(LP)では注文フォームやお問い合わせフォームなどのコンバージョンに直結するページ以外のリンクを極力排しています。
    よって、他の関連ページなどに訪問者が回遊できないので、直帰率が高くなってしまったり、縦に長いページになるので途中で飽きて離脱する訪問者も多くなります。
  • ・SEO面で弱い部分がある
    ランディングページ(LP)では訴求力を高めるために、大きな文字やインパクトのあるフォントを利用する必要があるため、文字の画像化して掲載することが多いです。
    ですが、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンのクローラー(ホームページ内の情報を読みとるプログラム)は、画像の内容を読みとることができません。
    よって、ランディングページ(LP)は情報量が少ないページだと検索エンジンに判断される危険性があります。

ランディングページの効果的な利用方法

①通常ページからランディングページ(LP)へ誘導することを意識する

効果的な施策としてあげられるのは、通常ページとランディングページ(LP)の連携です。
SEOに強い通常ページを訪問者の集客に特化させて、訪問者にアクションを起こさせるクローズの部分はランディングページ(LP)にすることでホームページ全体のコンバージョン獲得率をアップできます。

②スマートフォン閲覧への対応

マーケティング調査&データ分析を行なっている会社のニールセンの調べによると、スマートフォンからのインターネット利用者は、2019年4〜6月時点で7,078万人となっております。また、50~60代のスマートフォン利用率が大きく上昇し、スマートフォンがインターネットを利用する際のメインデバイスになりつつある傾向があります。

参照: https://webtan.impress.co.jp/n/2019/11/25/34642

そのため、ランディングページ(LP)がスマホ閲覧に対応していないと、非常にページが読みづらいため多くの訪問者にストレスを与えてしまいます。
結果的に多くの訪問者が途中で離脱してしまい、コンバージョンを獲得するチャンスを大きく損ないます。
ランディングページ(LP)を公開する際には、利用率が上昇傾向にあるスマートフォンの閲覧にも対応できるように意識してみましょう。

③ヒートマップを利用して改善をおこなう

ランディングページ(LP)は、手当たり次第に広告費をつぎこんで訪問者の流入量を増やせば結果が出せるとは限りません。
ランディングページ(LP)の情報の配置が不十分だったり、バナーボタンの設置などデザイン面で問題があったりすると、訪問者をいくら集めてもほとんどコンバージョンにつながらないケースも出てきます。

そのため、ランディングページ(LP)は実際の訪問者の動きや傾向を見ながら適宜改善していかなければなりません。
その際にヒートマップというツールを活用することで効率化を図ることができます。
ヒートマップとは、訪問者がどこを多くクリックしているのか等の動きが色によって読み取ることができ、訪問者の関心が特に高い部分も一目でわかります。
こちらがクリックしてもらいたいと考えている部分にあまり色がついていない場合には、改善が必要ということになります。

ヒートマップを利用して、効果的なランディングページ(LP)を育てていく施策が成果を出すうえでとても重要になってきます。
主なヒートマップツールには下記のようなものがあります。

④改善のタイミング

ランディングページは1度制作し、公開したら終わりではありません。
テストや施策を繰り返し、より効果を上げられる構成や表現を改善していかなければなりません。
一般的に改善のタイミングは、分析可能なデータがたまる一定期間をあけてから行うことがポイントです。
目安としては少なくとも1,000~3,000セッション前後の流入数があることが分析の条件となります。

まとめ

効果的なランディンページを配信するにあたり、Web上には非常にたくさんのランディングページがあり、傾向やテクニックを学ぶことが可能です。
ただし一番重要なポイントは、ユーザー視点に立って改善・改良を続けることです。
手間も時間もかかりますが、自社のターゲット像や商品・サービスの訴求ポイントをしっかり分析し、効果的なランディングページの制作を目指していきましょう。

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マーケティングにおけるコンテンツの役割とは?

今や、企業のマーケティング活動において無くてはならない存在となったコンテンツ。それではコンテンツとは、どういったものなのでしょうか?定義は?コンテンツを用いたマーケティング方法とは?

今回は、そんなコンテンツの定義やマーケティングにおけるコンテンツの役割など、実際の事例を用いて解説していきます。

コンテンツとは?

一般的なコンテンツの定義とは?

コンテンツとは、どのように定義されているのでしょうか?日本で2004年から施行された「コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律」の第2条によると、コンテンツとは「人間の創造的活動により生み出されるもの」であり、「教養または娯楽の範囲に属するもの」であると定義されています。

例えば、音楽や映画、写真や漫画、アニメーション、文芸といった多くの種類が存在します。細分化すると、図形や文字、音声、色彩、動作といった要素を組み合わせたものまで含まれているため、かなり膨大なカテゴリーがあると考えて良いでしょう。

また、インターネット上にあるブログ記事や動画などもコンテンツとして扱えます。
先述した法律で定義されていた内容と照らし合わせると、「教養や娯楽につながる」必要があるわけですが、そこの線引きは曖昧になっているのが事実でしょう。

コンテンツの種類と内容

コンテンツは大きく分けてデジタルとアナログの2つに分かれます。

デジタルコンテンツとは、文章、画像、音楽などの作品をデータ状態のまま消費者に提供されているもののことをいいます。従来はCDやDVDといった「実物」を介して手元に届くのが一般的でしたが、最近では電子書籍や音楽配信システムなど、ネットワーク上で各種システムを配信するサービスも台頭してきています。

一方アナログコンテンツとは、紙媒体の書籍、雑誌、コミックなどが挙げられます。また、コンサートや演劇の公演も、アナログコンテンツといえます。

コンテンツマーケティングとは?

マーケティングにおけるコンテンツの定義とは?

コンテンツマーケティング・インスティテュートの創設者で「コンテンツマーケティング」の概念を広めてきた米国のジョー・ピューリッチ氏によると

「コンテンツマーケティングとは、適切で価値ある一貫したコンテンツを作り、それを伝達することにフォーカスした、戦略的なマーケティングの考え方である。見込客として明確に定義された読者を引き寄せ、関係性を維持し、最終的には利益に結びつく行動を促すことを目的とする。」と定義しています。

この定義の中では、特定の「あるべき形」については触れられていません。つまりコンテンツマーケティングとは、ブログや動画など特定の形に縛られた手法ではないということが分かります。また、どんなコンテンツでも良いという訳ではなく「適切で価値ある一貫したコンテンツ」であることが重要です。そんなコンテンツを作り、それを届けるための活動全体がコンテンツマーケティングなのです。

突然ユーザーに向けて、自社の商品・サービスを売り込んだりするのではなく、段階的に関係性を深め、最終的に購買してもらうことを目的としているコンテンツマーケティングは、一種のコミュニケーション戦略ともいえるでしょう。

従来のマーケティングとの違い

コンテンツマーケティングが最も重要視している点は「ユーザーと長期的な関係性を構築する」ことです。

この「長期的に」という点が、広告から商品を訴求し短期間でユーザーを刈り取る従来のマーケティング手法と大きく異なるでしょう。

言ってしまえば、コンテンツマーケティングはユーザーとの人間関係を構築するマーケティング手法といえます。

コンテンツマーケティングの役割

蓄積効果で広告宣伝コストを抑えられる

従来型のマス広告や、リスティング広告等の有料広告の場合、広告費の支払いが終われば広告の機能もそこで終わりです。一方、コンテンツマーケティングには「蓄積効果」があり、一度発信すれば、そのコンテンツの情報価値が失われないかぎり機能し続けます。

つまりコンテンツを増やせば増やすほどユーザーとの接触頻度は増えるため、費用対効果が改善していくのです。もちろん、成果が出る時期やコスト削減率は業種や商材で異なります。

ユーザーのロイヤルティ(愛着や忠誠心)を高められる

ユーザーに役立つ情報を発信し続けると、信頼関係が生まれ、自社に対するロイヤルティが高まりやすくなります。ロイヤルティはビジネスにおいて様々なメリットをもたらします。

ユーザーは、自分の知ってる会社と知らない会社が作ったほぼ同じ2つの製品があった場合、どちらを選ぶでしょうか?多くの場合、自分の知っている会社の製品を選ぶでしょう。

そのため、コンテンツを定期的に発信し続けてユーザーと関係構築をしていくだけで、他社との比較検討がされにくい、価格競争に巻き込まれにくい、継続発注をもらいやすくなるなど様々なシーンで機能していきます。

コンテンツマーケティングの種類と活用事例

コンテンツマーケティングの種類

ユーザーの購買プロセスを

  • ・認知
  • ・比較検討
  • ・決定

の3段階に分けて考えると、それぞれ以下のようなものが挙げられます。

認知

購買プロセスの初めである「認知段階」には、ブログやSNSでの情報発信を活用する場合が多いです。「企業が発信したい情報」を自社メディアで発信したり、ユーザーの情報拡散を狙ってSNSへ投稿します。

比較検討

購買の検討に入ったユーザーは、他社商品・サービスとの比較検討へ進むため、より踏み込んだ内容のコンテンツを提供することが必要になります。
自社商品・サービスの概要や調査結果などをまとめたものである「ホワイトペーパー」や、ニュースサイトに、自社の調査データや新商品・サービスのリリース情報などを配布する「プレスリリース」などが挙げられます。他にも、音声コンテンツである「ポッドキャスト」や、導入事例・成功事例を記した「ケーススタディ」、「インタビュー」など多くの種類が存在します。

決定

ユーザーが自社商品・サービスの理解と活用イメージが明確になり、最終的な判断を行う段階です。購買に至る最後の一押しをするコンテンツを用意すると良いでしょう。
例えば、物理的な「書籍」。実際の出版には、非常に手間と時間がかかり多くのマーケターは取り組んでいないケースが多いです。一方で、非常に信頼性の高いコンテンツであることは間違いなく、決定へのきっかけとなる可能性は高いです。
もう一つは「eブック」。ホワイトペーパーとも似ているといえますが、そこに視覚的な要素を加えながら、より詳細に製品やサービスを紹介することで、決定への説得材料とします。

コンテンツマーケティングの活用事例

北欧、暮らしの道具店

https://hokuohkurashi.com/

株式会社クラシコムが運営しているオンラインショッピングサイトです。
このサイトの特徴は、「生活スタイルを提案する」という軸があることです。その証拠に、商品ページ以外には、商品の情報が一切記載されていません。
働いているスタッフの日常を記した日記や、オリジナル短編ドラマの中に、商品が自然な形で登場しています。そのため、ユーザーは純粋にコンテンツだけを楽しむことができるのです。結果として、コンテンツを楽しんだユーザーは、継続的にサイトに訪れ、ファンになります。そして、欲しいと思う商品があった際には、他のサイトではなく、「北欧、暮らしの道具店」から購入するようになるのです。

あしたのオフィスJOUNAL

https://ashita-office.com/

株式会社ボルテックスが運営するメディアです。
オフィス移転のコンテンツを中心にオフィスの不動産仲介、オフィスデザインや内装、シェアオフィスなど、オフィスを探しているユーザーに向けたコンテンツを配信しています。
移転スケジュールの立て方や過ごしやすいオフィス環境など、空間のメリット・デメリットにも言及し多様な記事コンテンツが充実しています。他にも地域別の相場金額など細かいニーズに応えたコンテンツを取り揃えるなど、情報の正確さ、独自性を武器に信頼を獲得しています。

はじめてのチュ〜診断

https://www.youtube.com/watch?v=jqSK8DpACoE

こちらはジャパンネット銀行が出した、若者の「はじめて」を応援するメッセージを込めた動画コンテンツです。
ジャパンネット銀行は日本で初めてネット銀行を始めた企業で、あまり馴染みのないネット銀行という新しい形を、いかにして若年層に認知してもらうかが課題としてありました。
そこでジャパンネット銀行は、「日本ではじめてのネット銀行だからこそ、若い人たちのはじめてに寄り添う銀行でありたい」をコンセプトにした動画を発信しました。公開直後からSNSで話題となり、1ヶ月足らずで100万回再生を突破。2020年現在、630万回再生を超える大ヒット動画となりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
コンテンツの定義、コンテンツマーケティングがもたらす効果や役割などのイメージは湧きましたでしょうか?
コンテンツマーケティングに本気で取り組むには、費用・時間・人材のコストを中長期的に忍耐強く投資し続ける必要があります。失敗してしまう企業の多くは、短期的な結果に目が向いてしまい、1年足らずで投資を辞めてしまいます。
まずは、社内に眠っている資産はないか?その資産とはどのようなものなのか?を総動員で考えみることから初めてみましょう。