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BtoBセールス効率を大幅改善するインテントセールスとは?

インテントセールスとは

インテントセールスとは、企業の興味関心のあるデータ(インテントデータ)を活用し顧客に適したタイミングで営業活動を行う手法です。

インテントデータとは

特定のキーワードを検索したり、WEBコンテンツを閲覧するなど”意図を持った企業のWEB上の行動”に関するデータを意味します。インテントデータを営業活動に活用することで従来の営業手法と比較してより企業のニーズをキャッチすることができます。

インテントデータの種類

インテントデータにはいくつかの種類があり大きく以下の3つに分類されます。

1stパーティデータ:

自社サイトや自社のシステム、アンケートなどから独自に入手したデータであり、最も精緻な顧客データになります。

2ndパーティデータ:

外部パートナー企業が収集し、自社に提供してくれたデータであり、収集元のパートナー企業にとっては1stパーティデータになります。

3rdパーティデータ:

利用活用な第三者データとなるため、自社との関わりは薄く解像度の低い顧客データとなります。

インテントセールスの歴史

初期の発展

最初にインテントデータを利用したのは、

ウェブ解析ツールを使ってオンラインユーザーの行動を追跡し、

そのデータをマーケティング戦略に活用する企業でした。

この時期には、ユーザーがどのページを閲覧したか、

どの製品に関心を持っているかなどの情報が集められました。

ビッグデータとAIの台頭

2010年代に入ると、ビッグデータ分析技術と人工知能(AI)の進化により、

インテントデータの分析がより洗練されました。

これにより、企業は消費者の行動パターンをより正確に予測し、

マーケティングとセールスの活動をより効果的に行うことができるようになりました。

インテントセールスの今後

最善の行動方針とインテントデータの価値を見極めることは、営業チームやマーケティングチームにとっておそらく最も難しい部分でしょう。インテントデータの活用により見込み顧客が持つ早期での購入意向を確認することが可能となり、加えてターゲット企業リストの作成、選定、優先順位付けが可能となりました。

見込み顧客がサービスの導入を検討する際、複数の企業情報を検索し情報収集を行うことを考えると、事前に顧客ニーズを把握し競合に先んじてアプローチすることが可能であるため競争上の優位性を獲得できることになります。

これらの要素を組み合わせることで、より優先度高くアプローチが必要な企業に対して接点作りを行うことができるため商談獲得率や与件創出の確率を高めることが可能です。

BtoBサービスの導入検討期間は長く、数週間からあるいは数ヶ月以上にわたり、課題解決に必要なソリューションを顧客は検討します。インテントデータを活用することで、長期に渡り検討を行う見込み顧客をWEB上で見失うことなく適切なアプローチタイミングを把握し続けることができます。似たような機能や価値提供を行う競合が存在する場合は、顧客が検討に入ったタイミングを逃さずに競合に先んじて接点を創出することがますます重要になってきます。


インテントセールスツールベンダー7選

Bombora

Bomboraは5,000以上のBtoBウェブサイトにおける見込み客のWEB行動を測定し、見込み客が何を求めているかを正確に把握することが可能です。IBMやSalesforce、Adobeなどのグローバル企業で導入がされているインテントデータツールです。

SalesMarker

Sales Marker(セールスマーカー)は、国内初「インテントセールス」を実現するBtoBセールスインテリジェンスです。Web上の行動履歴データをはじめとする「インテントデータ」を営業・マーケティングに活用することで、新規顧客の獲得効率を劇的に向上させることが可能です。日本国内でのインテントデータ活用を牽引しており、順次開発される追加機能はもちろんですが国産ツールゆえの使いやすさ、サポートの手厚さが特徴的です。

導入企業数は約1年半で300社を超え、大手通信会社や大手金融機関などの大手企業からスタートアップ企業まで、業界や企業規模問わず幅広く導入が進み、商談獲得率250%や売上300%など高い成果を創出しています。

G2 Intent

毎月600 万人以上の見込み顧客がG2を訪れ、興味のあるツールやソリューションについてG2上で情報収集を行っています。購入検討企業や情報収集企業の検索データや閲覧データをG2上で可視化することでコンバージョンの可能性が最も高いリードに焦点を当て、コンテンツのダウンロードだけでなく、データに基づいたアプローチの優先順位を決めることが可能です。また、一般的なCRMや営業ツールと連携し、商談/受注に近い企業へのアプローチを可能にします。

ZoomInfo

ZoomInfo(ズームインフォ)」は、アメリカ発のセールスインテリジェンスプラットフォームであり、2021年12月末時点で25,000社以上が有料で利用しています。GoogleやAmazonなどが導入企業に含まれておりグローバルで導入が進む営業支援ツールです。

顧客情報の更新を自動で行いつつ見込み顧客の状況に応じてアラートを通知するため、見込み顧客に対して最適なタイミングでアプローチできます。

企業からの検索数が急増するなど、ニーズが高まっていると判断できる場合にはあらかじめ保存していたデータベースを基準に、連絡すべき見込み顧客の優先順位を自動的に決めてくれます。

Cognism

Cognismはデータ品質を強みに世界中の1,800社以上の顧客から選ばれているサービスです。

意思決定者の電話番号を手作業で確認、検証しているため、意思決定者の電話番号データの精度は98%を誇ります。これにより精度の低い意思決定者へのアプローチに時間を費やす必要が減りアプローチ効率を高めることが可能です。

また、SalesforceやHubspotなどのCRM/MAツールとの接続もできるため、営業活動を横断したデータの可視化が可能となります。

6Sense

6senseは、最も関連性の高いBtoBデータを収集し、適切なタイミングで適切なメッセージで適切なアカウントにアプローチするための情報を提供します。

SalesforceやHubspot、Outreach、SalesLoft など、営業およびマーケティング チームが日常的に使用するアプリケーションとのスムーズな連携が可能です。

KickFire

KickFireは顧客のWEB行動データを蓄積し、かつ人力でのデータ精査を行うことで精度の高いデータ提供を可能にしています。

まとめ

今回、セールス・マーケティング活動において注目を集めるインテントセールスについて開設いたしましたが弊社株式会社BLAMでもインテントセールスの導入を行っており従来の営業プロセスから大幅な効率化を実現しています。また、インテントセールスのツール導入だけでなく、自社ハウスリストの運用を行うHubspotとの連携を強化することで自社のハウスリストから習得することができる顧客行動データ(メルマガ開封や資料ダウンロードのシグナル)とインテントデータ(顧客の検索シグナル)を掛け合わせてさらに効率よく質の良い商談の獲得を進めています。


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