毎週水曜日にYouTubeにて放映している「カイコクアカデミー」のインタビュー記事です!
イベント・コミュニティ管理サービス「Peatix」を提供しているPeatix Japan株式会社の共同創業者でもあり取締役・CMOの藤田氏にお越し頂いた第一弾のインタビュー記事となります。
藤田氏には”マーケター”という言葉を使わずに、マーケティングの職種を定義していただきました!
Peatixの立ち上げから現在のお仕事
自身のキャリアついて教えてください。
Peatix Japan株式会社の共同創業者であり、現在は取締役・CMOとしてグローバルを含めたPeatix 全体のコミュニティマネジメント・マーケティングを統括、としてグローバルを含めたPeatix 全体のコミュニティマネジメント・マーケティングを統括、Peatix Asia(シンンガポール)、Peatix マレーシアのカントリーマネージャーも担当しています。キャリアの変遷としては、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)で法人営業を経験し、2社目にアマゾンジャパンにてマーケットプレイス事業の立ち上げを経験しました。
そして2009年にPeatixの前身となる、Orinoco株式会社を当時のアマゾンのメンバーで立ち上げ、4つ目のサービスとしてPeatixを2011年に立ち上げることになりました。イベントコミュニティサービスとしてPeatixをグローバル展開していく中で、現在マーケティング全般を見ている状態になります!
Peatixはどんなサービスですか?
Peatix自体は、イベント・コミュニティのプラットフォームです。いわゆるクリエイターやオーガナイザー(主催者)が共有体験を通じてコミュニティを形成・発展させることを支援することをミッションに掲げて運営をしています。
現在では、国内最大級のグループ・イベントコミュニティサービスとして、ユーザー数620万人、サービス提供国数27カ国まで成長しているサービスです。
そこで具体的に藤田さんがどんなお仕事を日々されているのですか?
マーケティングの領域ですと、Peatixのビジネスを伸ばしていくというミッションの中で、「Peatixというブランドをどうすれば広げていけるのか」を考えて仕事をしています。
その中で、外へ発信する時はイベントサービスを運営しているのではなく、「コミュニティサービス」を「支援している」気持ちは常に意識していますね。
また、新規事業として「Peatix Live」という配信事業があるのですが、そこをどんどん外に広げていく仕事もしています。
さらに、Peatixではシンガポール、マレーシアなどにも拠点があり、グローバルのメンバーと共に海外での事業展開も担当しております。
Peatix流コミュニケーション~営業とマーケティングに共通していることとは?~
営業が得意な方がいきなりマーケティング担当となった流れを教えてください。
営業って主に、サービスを広げていく(=伝えていく)役割があると思ってます。実はPeatixでは、営業という呼び名はしておらず2011年には、”エヴァンジェリスト”という職名、現在では、”コミュニティマネージャー”というポジション名となっています。サービスを広げていく、事業開発していく、という「伝えていく」仕事だと思っています。
一方で、マーケティングの本質的な役割を考えてみると、デジタルマーケティングなど様々なアプローチ方法を活用して、サービスを使ってもらう方を増やしていくことだと思います。実はこれも営業と同じく「伝えていく」という仕事だと考えています。
(世の中のイベントが)オンラインになった時に、かなり早い時期から自分たちでオンラインイベントを開始して、ほぼ毎日(1週間で7本!)やっていました(笑)
これも一種のコミュニケーションで、コミュニティやイベント主催者側がコロナ渦で不安になり始めた時に「こういう形でも自分たちの発信ができる」というのをPeatixから見せていくのは非常に大事なことだと考えて動いていました。なので、Peatixを広めていく中で気がついたらマーケターになっていました(笑)
そうなんですね!サービスが拡大するにつれてセールスの形が変わっていき、マーケターになられたんですね。
そうですね。弊社では、”マーケティング”というセクション名での職種はなく、”マーコム(マーケティングコミュニケーション)”というチーム名で呼んでいます。
PRやマーケティング担当、先程のイベント主催者側とコミュニケーションを取るようなコミュニティマネージャーが同じチームにいる感じです。
面白いですね!「マーコム」はリリース時から意識されていたのですか?
一番最初からすごく意識していたのは、営業ポジションを”営業”と言わないことです。
我々は売るのではなく、あくまで寄り添っていってPeatixの「ファンを増やしていく」イメージですね。
(打ち合わせでPeatixの「P」も言わずに2時間お話を伺い帰るメンバーもいます、、、(笑))
セールスもしているマーケターにとっては新しい必見な考え方ですね!
藤田氏にとってマーケティングとは?
最後にマーケターを「マーケティング」という言葉を使わずに定義してください!
”コミュニケーションの設計”をすることがマーケティングの仕事かなと思っています。これは、社内外に問わず、Peatixというサービスのブランドやフィソロフィーがどういうものかをしっかり伝えていくのがミッションだと思うので、そこの「コミュニケーションをどうするか」ということをデザインしていくというのがマーケティングの仕事だと私は捉えています。
コミュニケーションデザイナーですね!ちなみにコミュニケーションデザインに一番必要なスキルや考え方って何ですかね
必要なスキルとしては、関係している人に対して、「いかにフラットに考えられるか」っていうところが大事ですかね。一緒に作っていきましょう、一緒に良い体験を広げていきましょうのように、寄り添ってあげるイメージですかね。なので、スキルというよりかはフラットに見る視点や考え方が重要かもしれません。