カテゴリー
knowledge 複業(副業)の働き方

複業(副業)案件獲得のためのポイント!事前準備・面接での注意点など解説

複業案件を獲得できずに悩んでいませんか?
昨今、多くの企業が複業マーケター・デザイナーを求めており、 多くのお仕事が複業プラットフォームで募集されていますが、なかなか案件を獲得できないというお悩みをよく伺います。

そこで、複業マッチングサービス「KAIKOKU」にて、年間200件ほどの選考サポート・面談を行った経験から、本記事では複業案件獲得における事前準備・面接のポイントをご説明いたします。

・複業を始めたいけど、何を準備すればよいか分からない
・複業マッチングサービスに登録しているけど、なかなか案件獲得できていない
・自分に合った案件とマッチングできているか不安

上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひご活用ください!

マーケティングの課題解決ができる!

優秀なマーケターに相談

事前準備:プロフィールの書き方のポイント

複業プラットフォームサービスでは、自身の経歴やスキル、自己PRの記載を求められます。
あるいは、経歴書やポートフォリオを添付することもあるかもしれません。

複業プラットフォームでの一般的な選考の流れは、
書類選考と②面談選考になります。
そのためまずは、書類選考で自身の経験・スキルをしっかり伝え通過することが重要です。

経歴・職歴

経歴・職歴はすなわち「これまでやってきたこと・できること」の要約です。
企業はこの内容を読んで、依頼しようとしている業務をあなたに頼めるかどうかを判断します。

そのため経歴・職歴の情報量が少ないと、企業はこの判断ができず判断材料不足で見送りとなってしまうことが多いです。
言い換えれば、ここでしっかりと自身の経験・スキルをアピールできていると、「詳しく話してみたい」と企業に思われ、面談へ進む通過率を高めることに繋がります。

経歴・職歴はどんな情報が必要か
では、具体的に経歴・職歴はどんな情報があると良いのでしょうか。
まずは、以下の内容が網羅されているかをチェックし、不足している情報を追加しましょう!

どんな企業で、どんなマーケティングチームで働いたか
対応内容の領域
抱えていた課題やミッション、目標
それに対し行った具体的な業務と実績、成果

ここで重要なのは、上記の内容を可能な限り詳細に記載し、企業に自身がどんなスキルを持ったマーケター・デザイナーなのかを解像度高くイメージしてもらうことです。

例えば、Web広告の運用案件の場合
・どんな商材・業界で仕事をしたか。
・どれくらいの広告予算を利用したか。
・どんな広告媒体を使用したか。
・どのように運用してきたか。
・どれくらいの成果を出したのか。

を企業は確認します。
自社と近しい状況下で運用した経験があればor多ければ、その経験を活かしてスムーズに参画し活躍してもらえると考えます。
開示できる範囲で、上記ポイントを押さえながら詳細に記載しましょう。

自己PR

複業プラットフォームでは経歴・職歴と共に、自己PRも登録することが多いかと思います。
自己PRも、基本的な考え方は経歴・職歴と同様です。
自身のスキルセットを詳細に伝え、企業に一緒に取り組むイメージを持ってもらえるかが鍵となります。

経歴・職歴では、対応内容を詳細に記載しているので、
自己PRでは一段階抽象度を上げ 「自身が特に力を発揮できる領域・内容」や「どういった役割を担うことが多いか」を記載しましょう。

ポイント
・マーケティング戦略策定~実行ディレクション~実行、どのフェーズが得意
上流の戦略策定が得意な方もいれば、実行フェーズでPDCAを回しながら成果改善していくのが得意な方あるいは一気通貫で一手に対応している方もいるでしょう。

・様々あるマーケティング領域がある中で、どの領域が得意・ナレッジ豊富
Web広告・SEO・SNS・ウェビナー・PR施策 etc…
「〇〇領域なら任せて!」という内容があれば、そこをアピールするのも良いでしょう。

マーケティングの課題解決ができる!

優秀なマーケターに相談

案件応募時のポイント

さぁ、事前準備が整いました!次は案件への応募です。
ここでは、実際の案件応募時のポイントを紹介していきます。
複業プラットフォームの選考では、先んじて登録しておく経歴・職歴と、応募時の入力内容のセットで書類選考されるのが一般的です。

そのため応募時は、経歴・職歴に記載した内容をベースに、案件内容に合わせて情報を補うようなイメージで記載すると良いかと思います。

依頼業務に関するスキル・経験

募集要項内に、依頼内容としてどういったことをお願いしたいのかが書かれています。
依頼内容に対して、自身が持っている経験や知見を記載し、 「何をどのような形で支援できるのか」を伝えましょう。

応募内容も考え方はプロフィールと同様です。
企業に取り組みイメージを持ってもらうために、自身のスキルをしっかりと伝えることが重要になってきます。
ここでは特に、実績記載の重要性が高まります。

また、企業が自社のマーケティング課題に対し、何をどのように取り組めばよいのか、 その道筋が明確に見定められていないケースも多くあります。

例えば、
これまでオフラインでのマーケティングのみで売上拡大をしてきていて、これからWebマーケティングに注力しようとしている企業。
あるいは新たなマーケティングチャネルに取り組みたいものの、社内にノウハウがなく着手できていない企業など。

そういった企業へは、自身が参画した場合に、何をどういった進め方で取り組んでいくのか、募集内容に記載されている企業の現状を踏まえて、取り組みイメージを簡単に記載するのも効果的です。
企業も、あなたと一緒に取り組んだ場合の取り組み内容やスケジュール感をイメージしやすくなります。

近しい業界・商材経験や近しいマーケ課題への支援実績

例えば、D2Cでコスメを販売している企業がWeb広告運用でマーケターを募集しているとしましょう。

企業にとっては、近しい商材での運用経験があるマーケターが参画してくれると心強いです。
そのため、同様にD2C・コスメでの広告運用経験がある方、さらには現状運用している媒体での経験がある方や、運用予算規模が近い方は取り組みイメージを持ちやすいです。

ダイレクトな実績・経験がない場合も、近しい商材や業界の経験がある場合は、ぜひ記載しましょう。
先程の場合だと、例えばコスメでの経験はない場合も、女性向けD2Cでの運用経験なら、ターゲットが近しいBtoC商材での運用経験なら、といった具合に考えてみましょう。

マーケティングの課題解決ができる!

優秀なマーケターに相談

面談選考前のポイント

書類選考を通過したら、次は企業との面談です。
面談当日に向けて事前に準備が必要です。

依頼内容の確認・企業課題を理解しておく

当たり前のことではありますが、募集要件を改めて確認し企業の課題感・依頼内容を理解しておきましょう。企業は自社の課題に対し、依頼しようとしていることをお願いできるかどうかを面談の中で確認していきます。
本案件で求められていることは何なのか、きちんと把握しておきましょう。

確認事項の洗い出し、すり合わせ事項を確認する

募集の内容を理解した上で、当日確認したい不明点やすり合わせ事項を整理しておきましょう!
面談はマーケター・デザイナーはこの案件が自身にとってお仕事したい・対応できる案件なのか企業は自社の課題に対しその方が最適な人材なのか、両者それぞれが見極める時間となります。

そのため、面談時は案件がどのような取り組みになるのか、企業はどんな状況下にありどのようなマーケティング施策が最適なのか、そして自身が参画することでどのように貢献できそうか、ヒアリングしながら確認しプレゼンしていく必要があります。

依頼内容が最適解でない可能性も想定し準備する また企業が想定している依頼内容が最適解でないことも起こり得ます。
課題解決に向けてAの方法が必要と考え、企業は依頼内容に入れていたけれど、 状況を踏まえると実はBの方法の方が合っているということもあり得ます。

面談当日は依頼内容をベースにしつつ、そもそも企業のマーケティング課題を解決するのに、どのような施策が必要・最適なのかをディスカッションしていくので、そのために必要な確認事項を整理しておきましょう。

取り組みイメージを整理する

あなたが参画した場合どのような支援ができるのか、取り組み内容と発揮できるバリューを整理しておきましょう。
先程お伝えした通り、面談の中で取り組み内容一部変わることはよくありますが、 まずは現時点での想定で問題ありません。
この時の取り組みイメージは、立ち上がりの初月、初動の3カ月程度、その後の中長期半年程度で考えられると良いかと思います。

方針策定から施策の実行、成果計測を踏まえたネクストアクションなど、PDCAを回していく流れがイメージできる内容になっていると、企業も判断しやすいです。

資料を準備しておく

ここまで、事前準備に必要な内容をお伝えしてきましたが、 これらを当日すべて口頭で話しすり合わせていくのは、なかなか大変なものです。

そこでおすすめしたいのが、当日行う自己紹介、質問・すり合わせ事項、現時点での取り組みイメージ・提案などをパワーポイントなど資料に簡単にまとめておくことです。
当日は1時間程度の限られた時間の中で多くの情報が飛び交いますので、話したい内容や確認したい内容を取り纏めておけると、スムーズに進行できます。

資料は3〜5ページ程度を目安にすると良いかと思います。
ベースとなる自己紹介資料を用意しておき、案件に応じてカスタマイズ・追加すると良いでしょう。

マーケティングの課題解決ができる!

優秀なマーケターに相談

面談選考で注意しておきたいポイント

いよいよ面談当日です! 面談の流れや注意しておきたいポイントをお伝えしていきます。
複業案件の面談は、プラットフォームや企業により多少流れは変わるかもしれませんが、 大枠は自己紹介・実績紹介と企業からの案件詳細の説明、そして両者での質疑応答・すり合わせとなります。

自己紹介・実績紹介

事前に準備した内容を踏まえて、自身の経歴やスキルセットを企業へ伝えましょう。
この時、スキルセットは案件内容に即した内容だけでなく網羅的に伝えるのをおすすめします。

上記でお伝えした通り、取り組み内容が変わるケースもありますし、中長期の視点で「追加で〇〇領域にもチャレンジしたい」と企業から新たなニーズが生まれることもあります。

自身のスキルセットを網羅的に伝えておくと、結果自身の強みのアピールになることもあります。 また依頼内容が広がることで、長期的な取り組みに繋がることもあるかもしれません。

取り組み内容のヒアリング・すり合わせ

事前に準備しておいた内容を基にヒアリング・すり合わせをしていきましょう。
前述の通り、 また取り組む内容に加えて働き方やミーティング帯など、どのように取り組みを進めるのかも確認・すり合わせる必要があります。

複業案件はリモートワークがメインとなるので、その中で普段どのようにコミュニケーションしていくのか、オンラインミーティングはどれくらいの頻度で必要そうかといった点も確認する必要があります。

またすり合わせた業務内容をどういったスケジュールで、言い換えるなら月どれくらいの稼働ボリュームで進行していくのかも企業と認識合わせしておく必要がありますね。

マッチングしたものの、開始してみると業務内容や働き方でミスマッチがあったということのないよう、気になる点は面談の場でしっかりと確認・すり合わせしておきましょう。

まとめ

複業案件のマッチングまで選考過程がいくつかありますが、共通して重要になるのは自身の経験・スキルを的確・かつ十分に伝えられているかです。

その上で、案件を探しているマーケター・デザイナーの皆さんと企業、両者共にミスマッチなくマッチングし、スムーズに取り組み開始できると、 成果も最大限出せますし、複業案件で期待するスキル獲得や収入増、また長期的な取り組みにも繋がっていきます。

複業案件の選考に臨む際は、ぜひ本記事をお役立ていただければと思います!