カテゴリー
knowledge sns

バズマーケティングとは?バズるための手法やメリット・デメリットを徹底解説!

SNSの普及により、情報の拡散力は一気に増しました。そんな中で「バズる」という言葉を聞いたことはありませんか?
また、最近では「バズる」を活用したマーケティング手法であるバズマーケティングという言葉も生まれました。

今回はそんな「バズる」という言葉や、バズマーケティングの手法やメリット・デメリット、行う際のコツや注意点について解説していきます。

>> SNS運用できる外部人材の起用ならカイコク

バズるとは?

バズるとは、SNS上でのコンテンツが多くの人に注目されるような状態を指します。

元々は、buzz(バズ)というハエなどの虫が飛び回る様子を表す英語を語源とし、「ハエなどの虫がブンブンと飛び回る様子」→「盛り上がっている」→「流行っている」→「多くの人が注目している」というような変遷を辿り、バズるという言葉が生まれました。

拡散力の高いSNSであるTwitter上で、リツイートやいいねの数が多くつくことを「バズってる」などという風に表現します。

バズマーケティングとは?

バズマーケティングとは、意図的にバズらせることで、商品やサービス、または企業自体の注目を高めることを指します。

インフルエンサーに商品やサービスについて紹介してもらうインフルエンサーマーケティングや、企業の公式アカウントを運用してバズることを狙うことをバズマーケティングと言います。

インフルエンサーマーケティングについてはこちらで紹介しておりますのでご覧ください。「インフルエンサーとは?インフルエンサーマーケティングのポイントについて

下記では主に企業の公式アカウントを運用して行うバズマーケティングについて書いていきます。

マーケティングの課題解決ができる!

優秀なマーケターに相談

バイラルマーケティングとは?バズマーケティングとの違い

バズマーケティングと同様に、口コミを活用して認知を広げる手法として「バイラルマーケティング」が存在します。どちらも情報の拡散を狙いますが、実施のアプローチには大きな違いがあります。

バイラルマーケティングは、情報がまるでウイルスのように自律的に広がる現象を狙った戦略です。企業は直接的に積極的な発信をせず、ユーザー同士が自然に情報をシェアする環境や仕組みを整えることに注力します。言い換えれば、製品やサービスの魅力を際立たせることで、ユーザーが自発的にその情報を広めるように仕向ける手法です。  

一方で、バズマーケティングは、企業が自ら積極的に話題を作り出す施策を展開することに重点を置いています。感情に訴えるストーリーテリングや衝撃的なビジュアル、インフルエンサーの活用など、企業が意図的にバズを狙うコンテンツを発信し、口コミの拡散を促進します。つまり、バズマーケティングは、戦略的に「バズらせる」仕掛けを企業側が主導して展開する手法です。

バズマーケティングの主な手法6つ

1. 画像・動画の活用

現代のSNS環境では、視覚的な情報がユーザーの心を強くつかむ重要な要素となっています。テキストだけでは伝えきれない商品の魅力やブランドのストーリーを、画像や動画で表現することで、ユーザーの興味を引き寄せることが可能です。

自社商品のユニークな使い方や、実際の使用シーン、顧客が体験しているリアルな動画などは臨場感を感じることができ、口コミやシェアが促進される効果が期待できます。また、インフルエンサーが発信するコンテンツは、信頼性と説得力を与えることができ、ブランドの認知度向上や購買意欲の喚起にもつながりやすくなります。

2. SNS上でのキャンペーンを企画・実施

SNSキャンペーンは各種SNSを活用し、ユーザーに具体的なアクションを促すことで、短期間に情報が広がる仕掛けです。応募後すぐに抽選結果を知ることができる「インスタントウィン」形式は、参加しやすさから多くのユーザーを引き付け、またたく間に拡散効果を狙える手法となります。また、指定のハッシュタグを利用して感想を投稿してもらうキャンペーンも、口コミの自然な拡散を促す上で非常に有効でしょう。

ただし、頻繁にキャンペーンを実施すると「プレゼント狙い」といったネガティブな印象を与えかねないため、特別なタイミング(新商品発表や記念イベント時など)に合わせた実施が効果的でしょう。

3. インフルエンサーを活用

インフルエンサーの活用は、既に確立された信頼性と幅広いフォロワー層を背景に、ターゲットとなるユーザーに直接的なメッセージを届けることができます。具体的には、InstagramやTwitterといったSNS上で、数千人から数百万人のフォロワーを持つ有名人や専門家に、自社の商品やサービスを実際に使ってもらい、その感想や体験を発信してもらいます。こうしたリアルな体験談は、ファン層に強い影響を与え、口コミ効果を大いに高める効果があります。

また、インフルエンサーを選ぶ際は、企業のブランドイメージと一致した人物を選定することが大切です。ターゲットとする年齢層やライフスタイル、興味関心に合致したインフルエンサーであれば、より説得力のある情報発信が期待できます。

なお、宣伝活動があからさまにならないよう、自然な形で製品の魅力を伝える工夫が必要です。これにより、消費者に好印象を与え、信頼性の高いバズマーケティング戦略を実現できるでしょう。

4. 体験型・イベントマーケティング

体験型・イベントマーケティングは、消費者に商品やサービスを実際に体験してもらうことで、深い印象とリアルな共感を獲得する戦略です。ポップアップストアやワークショップ、試飲・試着イベントなどを通じて、直接的な体験を提供し、その模様をSNS上で拡散させることで大きな話題性を生み出します。

記憶に残る体験は、参加者の間で自然な口コミを生み出し、SNSを通じてその感動が拡散されます。また、参加者がシェアしやすい環境を整えることも重要であり、写真映えするスポットの設置や、体験を促すハッシュタグの提供などが効果的です。

5. 口コミを募集

口コミは、実際に商品やサービスを利用したユーザーの生の声として非常に説得力が高い情報です。企業は、SNSやサイト上でユーザーのレビューや感想を募集し、集めた口コミをSNS上で投稿することで、潜在顧客への影響力が強化され、ブランド認知の向上につなげやすくなるでしょう。

6. オリジナルハッシュタグ活用

オリジナルハッシュタグとは、企業が作ったキャンペーン用のハッシュタグです。自社ブランドやキャンペーンに合わせた特別なハッシュタグ(例:「#○○キャンペーン」)を作成すると、ユーザーは投稿時にこのハッシュタグを使いやすくなり、関連情報が簡単に検索・集約されます。

これにより、キャンペーンの認知度が向上し、ユーザー同士での情報共有が活発になります。また、覚えやすく、キャッチーなフレーズを取り入れることで、自然に拡散される効果が期待できます。そのため、オリジナルハッシュタグをうまく活用すれば、バズマーケティングの成功に大きく貢献することでしょう。

バズマーケティングのメリット

コンテンツが受け入れられやすい

バズマーケティングは、ユーザーが共感しやすいコンテンツを提供することで、自然なシェアを促します。感情に訴えるストーリーや視覚的に魅力的なコンテンツは、ユーザーの心に残りやすく、口コミとして広がる可能性が高まります。消費者自身による拡散のため、広告臭が少なくなりコンテンツが受け入れられやすい点も特徴です。

広告費をかけずに拡散させることができる

リスティング広告やディスプレイ広告などでユーザーにアプローチする場合は広告費が発生してしまいますが、バズマーケティングによる拡散を狙う場合は広告費をかけずに行うことも可能です。もちろん、コンテンツを考える上で社内工数などはかかるので、どれだけ良いアイデアを思いつくことができるかが大切です。

ファンを増やすことができる

バズることで、コンテンツに対する消費者からのエンゲージメントが増えるため、企業と消費者とのコミュニケーションを活発化させ、こういったコミュニケーションを通じてファンを増やすことが可能となります。

バズマーケティングのデメリット

様々な捉えられ方をすることを理解する

SNS上には様々な考え方をもつ人たちがいるため、一部の人にとっては面白いコンテンツでも他の一部の人にとっては不快に思うコンテンツになる可能性があります。
全ての人に受け入れられるコンテンツを作成することは難しく、どう調整してもバズを狙う限りは炎上リスクを避けられないことがデメリットになると言えます。

バズることを目標としない

バズマーケティングは、あくまでブランド認知や購買促進などの最終目標に向けた手段の一つであり、バズること自体を目的にしてはならないという点に注意が必要です。

話題性を追求するあまり、企業の本来のミッションやメッセージが見失われないよう、戦略の目的を明確に設定し、適切な指標を基に効果測定をします。バズはあくまでプロセスの一環として捉えましょう。

ブランドイメージを壊さない

バズマーケティングのキャンペーンは、斬新さやインパクトを重視するため、過度に派手な演出や不適切な表現がブランドイメージに悪影響を及ぼすリスクがあります。ブランドとして変えない芯を持ち、それを守ったコンテンツ作りをするようにしましょう。誤った情報や過激な表現によるネガティブな反応を防ぐため、事前の十分な検証と社内調整が不可欠です。

バズマーケティングを実施する際の手順

バズマーケティングを効果的に進めるためには、事前の計画と段階的なアプローチが鍵となります。以下の手順を参考に、しっかりと戦略を練り上げましょう。

目的の明確化する

まず最初に、キャンペーンで達成すべきゴールをはっきり定めます。たとえば、ブランド認知の向上、商品のブランディング、購買促進、企業サイトへの集客などです。目的が固まると、その後のコンテンツ企画や施策の方向性がぶれることなく、一貫性を保ったアプローチが可能になります。

ターゲットを決める

次に、どの顧客層にアプローチするかを詳細に決めます。BtoBマーケティングでは、 業種、企業規模、直面している課題など、具体的な企業像を描く企業ペルソナのほかに、意思決定に関与する担当者の特徴やニーズを明確にすることが大切です。ターゲットが明確だと、どの施策が最も効果的かを見極めやすくなります。

施策の決定と運用戦略の策定を行う

目的とターゲットに基づき、実際に活用するマーケティング手段を決定し、具体的な運用戦略を構築します。SNSキャンペーン、インフルエンサーの活用、モニター施策などがあり、コンテンツの投稿スケジュールや効果測定のタイミング、万が一のトラブル時(例:炎上対応)の方針など、詳細に計画しておきます。

コンテンツを制作する

選定した施策に基づいて、魅力的なコンテンツを制作します。オリジナルハッシュタグや最新トレンドを取り入れたクリエイティブな表現で、バズを起こしやすい仕掛けを工夫するといいでしょう。また、他社の成功事例を参考にしながら、自社ならではの独自性を追求することもポイントです。

投稿と効果のモニタリング

最後に、制作したコンテンツを各プラットフォームに投稿し、ユーザーの反応やエンゲージメントをリアルタイムでチェックします。エンゲージメント率やシェア数、サイト訪問数などのデータを収集し、結果を元に、次回以降の施策でさらにブラッシュアップするための改善点を出します。

バズマーケティングを成功に導くコツ

時事ネタや流行のキャッチアップ

その時々の時事ネタや流行に便乗することで、共感性の高いコンテンツとなりシェアされやすくなります。ニュースやSNS、専門メディアなどから旬の話題をキャッチし、タイムリーなコンテンツを発信することで、ユーザーの興味を引き、拡散のチャンスを高めることができます。迅速な対応と柔軟な企画変更が、競合との差別化を図るポイントとなるでしょう。

ギャップを作る

企業アカウントなのに、こんなことをしてるの?というようなギャップから、他の人にもシェアしたくなるような面白さがうまれます。

企業として真面目に、不真面目なことに取り組むというのは消費者からすると大きなギャップに感じることがあります。常識にとらわれない斬新な視点や、意外性を提供することで注目を集めやすく、バズりやすいコンテンツとなるでしょう。

企業ならではの役立つ情報

企業としての専門知識の中から消費者にとっても有益な情報となるものを発信することも、他の人にも教えてあげたいという気持ちを作りシェアされやすいコンテンツとなります。具体的なノウハウや解決策、業界特有の知見など、ユーザーにとって実用的な情報を盛り込むことで、信頼性が向上し、ブランドへの愛着やロイヤリティが高まります。

SNSごとの雰囲気を理解する

Twitterはリアルタイムの情報やネタなどのフランクなSNS、FacebookはビジネスよりのSNS。Instagramはビジュアルと世界観などの共有が盛んなSNS、というようにSNSプラットフォームによってバズりやすいコンテンツの内容も変わってきます。各SNS毎に適切なコンテンツを用意することで消費者に受け入れられやすくなり、より多くのユーザーにリーチしやすくなるでしょう。

マーケティングの課題解決ができる!

優秀なマーケターに相談

バズマーケティングを相談するなら『BLAM』へ!

出典:https://blam.co.jp/

『株式会社BLAM(ブラム)』は、デジタルマーケティングのトレンドを取り入れ、企業のブランドや商品に合わせたオリジナルの施策を提案します。また、バズマーケティングの戦略立案から実施、効果測定までをワンストップでサポートしています。

さらに、Webマーケターやデザイナーなど10,000人以上のデジタル人材が登録するプラットフォーム「カイコク」の運用も行っており、そこからさまざまなリソースや知見を企業ニーズに合わせてアサインできる点が特徴です。プロフェッショナルなチームが多彩な手法を組み合わせ、現状や目標をしっかり把握した上で適切なプランをご提案。ブランド認知向上や長期的なビジネス成果の達成を目指してくれます。

カイコク

バズマーケティングによる新たな広告戦略を導入したい場合は、まずはお気軽に無料相談からお問い合わせください。

株式会社BLAM

会社名株式会社BLAM [ブラム]
ホームページhttps://blam.co.jp/
所在地東京都品川区西五反田7丁目7−7SGスクエア8F
事業内容■ クラウド型マーケティングDX支援サービス■ マーケティングDX事業■ 研修・人材紹介事業

バズマーケティングで広告の手法を広げよう!

いかがでしたでしょうか。
バズマーケティングを行う際は、必ずバズの先にある目標を設定し、手段と目的が変わらないように注意することが必要です。企業アカウントの運用においては、ついつい「バズる」こと自体が目的化してしまう危険性がありますが、本来の目的(ブランド認知の向上や購買促進など)を見失わずに、あくまで一つのツールとして活用することが成功の秘訣です。

今回ご紹介したコツや注意点をしっかり抑え、戦略的かつ柔軟に運用することで、従来の広告手法では届かなかった新たな顧客層へとリーチできる可能性が広がるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です