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マーケティング戦略の成功事例と主なフレームワークをご紹介

ターゲット層へと効率的に商品・サービスを訴求するためには「マーケティング戦略」が欠かせません。

あらゆる業界において、マーケティングは無視できないプロセスとなっています。
実際、規模を問わずさまざまな企業がマーケティング戦略によって、成功を収めてきました。

この記事では、マーケティング戦略の重要性と事例を解説します。

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マーケティング戦略とは?

ある企業が商品・サービスを提供する際、「誰に」「何を」「どのように」訴求するのかを計画することが「マーケティング戦略」です。

マーケティング戦略では具体的な指標が求められます。
「いつまでに何をどれくらい」販売するのか目標を掲げ、逆算しながら計画を立てていきます。
マーケティング戦略が重要視されてきたのは、リソースを無駄にしないためです。企業は販売プロジェクトにおいて、大量の人手や資金を投入します。

それらに見合っただけの利益を回収できないと、プロジェクトは赤字に終わってしまうでしょう。
そうならないよう、企業は根拠のある販売計画を立てなくてはなりません。
マーケティング戦略は企業活動に根拠を与え、社員に共通の目標を示すことができます。

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事例から学ぶマーケティングのフレームワーク

ビジネスで考え方やアイデアを枠組みしていくことが「フレームワーク」です。

マーケティング戦略のフレームワークには「4P分析」「3C分析」「STP分析」「SWOT分析」などがあります。以下、それぞれを解説していきます。

4P分析

「Product(商品)」「Price(値段)」「Place(流通)」「Promotion(促進)」の4つから成り立つフレームワークが「4P分析」です。

Product・・・・顧客がどのような商品・サービスを求めているかリサーチし開発する。
Price・・・・・商品をいくらで提供するか、どんな値段なら売れやすいか検討する。
Place・・・・・商品をどのような場所で売るか、どのように流通させるか。
Promotion・・・商品をどんな方法で販売するか、どう認知してもらうか。

これら4つの視点をうまく切り替え、マーケティング施策を考え、検討するのが4P分析です。
4P分析をうまく活用することで、広い視野を確保し漏れのないマーケティング施策を検討することができます。

3C分析

「Customer(市場)」「Company(自社)」「Competitor(競合)」の3つの観点を重視するマーケティング戦略が「3C分析」です。

Customer(市場)・・・消費者の傾向を把握します。流行や社会情勢、季節感など、多角的な要素を踏まえて、勝負する市場を選定します。

Company(自社)・・・市場と「自社」を照らし合わせて、販売計画を練っていきます。
市場が抱えているニーズに対し、何を提供できるのか検討しましょう。この段階を経て、企業は自社の強みを明らかにしていきます。

Competitor(競合)・・・自社と「競合」の比較をします。競合の強みと弱みを自社と比較し、どのように対抗するべきなのかを考えます。
たとえば、競合の値段設定が高いのだとすれば、「価格を下げる」のは有効な方法です。

STP分析

「Segmentation(セグメンテーション)」「Targeting(ターゲティング)」「Positioning(ポジショニング)」の3つでマーケティング戦略を立てるフレームワークが「STP分析」です。

Segmentation(セグメンテーション)・・・市場の細分化のことです。
市場には「一般消費者」「法人」「都心」「地方」など、さまざまな顧客層が散らばっています。それらの顧客層を細分化し分類するのがセグメンテーションです。

Targeting(ターゲティング)・・・セグメンテーションで細分化した顧客層を評価し、どこにアプローチするのかを決めるのがターゲティングです。
どの顧客層になら商品が売れやすいか、どの顧客層に商品を売っていきたいかを明確にした上でアプローチをしていきます。

Positioning(ポジショニング)・・・・ポジショニングでは、自社の立ち位置を明確に決めます。市場には多くの競合他社がいるので、他社と差別化を図る必要性があります。
顧客が既存の企業との違いを理解してくれれば、商品やサービスの購入へとつなげやすくなるでしょう。

SWOT分析

SWOT分析では大きく「内部環境の把握」と「外部環境の把握」に分けられます。

そこから、さらに「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の4要素を加味し、マーケティング戦略を立てていきます。

内部環境の把握

Strength(強み)・・・・自社の強みを理解し分析します。自社商品が売れている理由、サービスが利用される理由などを顧客目線で考えてみましょう。

Weakness(弱み)・・・自社が苦手な領域、競合と比べて劣っていると感じる点を客観的に整理し、課題となるもの、障壁となるものを把握していきましょう。

外部環境の把握

Opportunity(機会)・・・自社に取って「チャンス」となる市場環境の変化を指します。
政治、経済、技術の進歩などプラスに働く外部要因について情報収集を行い分析します。

Threat(脅威)・・・・・自社にとって「マイナス」となる市場環境の変化を指します。
競合他社の動向、政治、市場環境などのネガティブな変化について情報収集・分析します。

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マーケティング戦略事例3選

他社の事例を参考にすると、効果的なマーケティング戦略を理解できます。以下に、マーケティング戦略の事例を3つ紹介します。

マーケティング戦略事例①:スターバックスコーヒージャパン株式会社

喫茶店チェーンを展開しているスターバックスコーヒージャパン株式会社は「4P分析」の成功事例だといえます。
スターバックスは世界中に店舗を拡大しているものの、その商品や価格は異なります。
国によって、オリジナルメニュー(Product)を作り、価格(Price)やサイズを変えています。

また、店舗(Place)の立地にもこだわり、日本での1号店には銀座を選び「高価な立地の高品質なコーヒー」というブランディングを成功させました。

そのほか、スターバックスは日本の販促(Promotion)で「口コミ」を重視し、あえてメディアでの派手な露出を行わず、消費者同士の拡散を促すように考えたのです。

このことでスターバックスには「センスのいい落ち着いた空間」というイメージが強まり、リピーターを増やしていきました。

マーケティング戦略事例②:ユニクロ

ユニクロも優れたマーケティング戦略を持っている企業の一つです。
特に「4P分析」のマーケティング戦略を使い、うまく競合他社との差別化を図っています。

ユニクロは生産(Product)の段階から、消費者を意識しシンプルなデザインと機能性にこだわった服を作っています。
年齢・性別・人種を超えて、誰でも購入しやすい服というブランドを確立するために低価格(Price)にこだわりを持ち続けています。

中国をはじめ海外で生産した商品を、倉庫で保管し店舗への輸送を外部に委託することでコストを抑え商品を世界各国に流通(Place)させることに成功しています。

また、機能性の高さを売り出すために、有名なスポーツ選手を起用し、CMやチラシ、広告などの販売促進(Promotion)を行うことで、イメージ向上に成功しています。

マーケティング戦略事例③:株式会社星野リゾート

「3C分析」の代表事例が、宿泊施設を運営している株式会社星野リゾートです。
星野リゾートは「ファミリー層」「インバウンド」といった、ターゲット層(Customer)を明確化しています。

そのうえで、周辺環境を含めた雰囲気づくりという、自社の強み(Company)を前面に押し出していきました。
また、価格帯の割には従業員の接客態度が優良なのも、他社にはない強みとなっています。

これらの強みが目立っているのは、競合他社の分析(Competitor)に成功しているからです。
星野リゾートは「都市部ならビジネスホテル、地方なら高級リゾート」という競合先を想定しています。
そして、これらのライバルを上回るために、提供できるサービスを考え抜いているのです。

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マーケティング戦略事例④:横浜DeNAベイスターズ

プロ野球チームの横浜DeNAベイスターズは2012年から2018年までの間で、観客動員数を2倍に増やしました。
その背景には「STP分析」を軸としたマーケティング戦略がありました。

ベイスターズはまず、市場の細分化(Segmentation)を徹底したといわれています。
その結果、メインターゲットは20~30代の男性会社員だと判明しました。

それに対し、ベイスターズは年に数回程度しか足を運ばないライトなファンへ客層を絞ることにしました。(Targeting)
具体的には、会場の雰囲気や関連グッズなどをこの層に合わせたのです。

これによりファン層は拡大し、ファミリーサービスやデートでスタジアムにやってくる層が増加したのです。

さらに、ベイスターズは「おしゃれさ」という特徴で、12球団の中で独自性(Positioning)を打ち出すことにしました。
その結果、おしゃれなユニフォームやスタジアムの景観は、ベイスターズの個性として認知されるようになりました。

マーケティング戦略事例⑤:レッドブル

レッドブルも「STP分析」によるマーケティング戦略の成功事例として外せない企業の一つと言えます。

レッドブルは新しい概念に抵抗がない「20代〜30代の若い層」(Segmentation)に絞り商品展開をしています。

さらにその中から、モチベーションを上げたい、リフレッシュしたいという人を狙い(Targeting)販売促進することで認知度向上に成功しています。

また、元々あった栄養ドリンクという市場に対し「エナジードリンク」という新しいコンセプトを作り、既存企業とは差別化(Positioning)をはかりました。

このように既存市場に対してSTP分析をうまく利用し、活路を見出したのがレッドブルのマーケティング戦略と言えるでしょう。

マーケティング戦略事例⑥:トヨタ自動車株式会社

「SWOT分析」の事例では、トヨタ自動車株式会社が知られています。
トヨタでは、世界的な知名度を武器にした、ブランド戦略を推し進めています。(Strength)

一方で、「軽自動車の市場に力を注いでこなかった」という弱点も自覚してきました。
この欠点を踏まえ、トヨタは他社と軽自動車を共同開発するなど、克服に向けた動きも見せています。(Weakness)

海外へと進出する際には、ターゲット国の情勢が自動車ビジネスにどう有利なのかを徹底的に調査してきました。(Opportunity)
さらに、日本国内の法整備を細かくチェックしており、将来的に政府の動向が自動車の製造販売にどう関係するのかを探っています。(Threat)

このようにトヨタではSWOT分析を活用したマーケティング戦略を取り入れることで、世界的な自動車メーカーという地位を手に入れることに成功しているのです。

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事例を参考にして効果的なマーケティング戦略に結び付けよう

マーケティング戦略は市場を解析し、ターゲット層を絞り込むために欠かせません。
さらに、自社の長所や短所もマーケティング戦略で明らかになるでしょう。

競合他社と差別化を図りながら、企業成長を続けていくにはマーケティング戦略が肝心なのです。

近い業種の成功事例を参考にすると、戦略を立てる際に何が必要か見えてきます。
マーケティング担当者なら、まずは事例をチェックしてみましょう。

マーケティング戦略でお困りなら

本記事を最後までお読みいただいて誠にありがとうございます。

もし、マーケターの採用やマーケティング戦略でお悩みなら副業人材の起用を検討してみてはいかがでしょうか?

最近では数多くの企業が副業人材を起用しており、正社員採用に続く新たな選択肢として注目されています。

副業を探しているマーケターも沢山いますので、戦略の立案を始めとした様々なマーケティング業務を依頼することが可能です。

マーケターの副業人材をお探しなら「カイコク」

カイコクはマーケターの副業に特化したマッチングサービスです。

8,000名以上のマーケターが登録しているので、数多くの優秀な人材の中から自社にマッチした人材を見つけることができます。

また、マーケティング業務に詳しいカイコクコンサルタントが担当につきますので、課題をしっかりとヒアリングし最適な人材を紹介することが可能です。

マッチングまで無料ですのでお気軽にご相談ください。

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knowledge 複業(副業)の働き方

複業(副業)案件獲得のためのポイント!事前準備・面接での注意点など解説

複業案件を獲得できずに悩んでいませんか?
昨今、多くの企業が複業マーケター・デザイナーを求めており、 多くのお仕事が複業プラットフォームで募集されていますが、なかなか案件を獲得できないというお悩みをよく伺います。

そこで、複業マッチングサービス「KAIKOKU」にて、年間200件ほどの選考サポート・面談を行った経験から、本記事では複業案件獲得における事前準備・面接のポイントをご説明いたします。

・複業を始めたいけど、何を準備すればよいか分からない
・複業マッチングサービスに登録しているけど、なかなか案件獲得できていない
・自分に合った案件とマッチングできているか不安

上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひご活用ください!

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事前準備:プロフィールの書き方のポイント

複業プラットフォームサービスでは、自身の経歴やスキル、自己PRの記載を求められます。
あるいは、経歴書やポートフォリオを添付することもあるかもしれません。

複業プラットフォームでの一般的な選考の流れは、
書類選考と②面談選考になります。
そのためまずは、書類選考で自身の経験・スキルをしっかり伝え通過することが重要です。

経歴・職歴

経歴・職歴はすなわち「これまでやってきたこと・できること」の要約です。
企業はこの内容を読んで、依頼しようとしている業務をあなたに頼めるかどうかを判断します。

そのため経歴・職歴の情報量が少ないと、企業はこの判断ができず判断材料不足で見送りとなってしまうことが多いです。
言い換えれば、ここでしっかりと自身の経験・スキルをアピールできていると、「詳しく話してみたい」と企業に思われ、面談へ進む通過率を高めることに繋がります。

経歴・職歴はどんな情報が必要か
では、具体的に経歴・職歴はどんな情報があると良いのでしょうか。
まずは、以下の内容が網羅されているかをチェックし、不足している情報を追加しましょう!

どんな企業で、どんなマーケティングチームで働いたか
対応内容の領域
抱えていた課題やミッション、目標
それに対し行った具体的な業務と実績、成果

ここで重要なのは、上記の内容を可能な限り詳細に記載し、企業に自身がどんなスキルを持ったマーケター・デザイナーなのかを解像度高くイメージしてもらうことです。

例えば、Web広告の運用案件の場合
・どんな商材・業界で仕事をしたか。
・どれくらいの広告予算を利用したか。
・どんな広告媒体を使用したか。
・どのように運用してきたか。
・どれくらいの成果を出したのか。

を企業は確認します。
自社と近しい状況下で運用した経験があればor多ければ、その経験を活かしてスムーズに参画し活躍してもらえると考えます。
開示できる範囲で、上記ポイントを押さえながら詳細に記載しましょう。

自己PR

複業プラットフォームでは経歴・職歴と共に、自己PRも登録することが多いかと思います。
自己PRも、基本的な考え方は経歴・職歴と同様です。
自身のスキルセットを詳細に伝え、企業に一緒に取り組むイメージを持ってもらえるかが鍵となります。

経歴・職歴では、対応内容を詳細に記載しているので、
自己PRでは一段階抽象度を上げ 「自身が特に力を発揮できる領域・内容」や「どういった役割を担うことが多いか」を記載しましょう。

ポイント
・マーケティング戦略策定~実行ディレクション~実行、どのフェーズが得意
上流の戦略策定が得意な方もいれば、実行フェーズでPDCAを回しながら成果改善していくのが得意な方あるいは一気通貫で一手に対応している方もいるでしょう。

・様々あるマーケティング領域がある中で、どの領域が得意・ナレッジ豊富
Web広告・SEO・SNS・ウェビナー・PR施策 etc…
「〇〇領域なら任せて!」という内容があれば、そこをアピールするのも良いでしょう。

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案件応募時のポイント

さぁ、事前準備が整いました!次は案件への応募です。
ここでは、実際の案件応募時のポイントを紹介していきます。
複業プラットフォームの選考では、先んじて登録しておく経歴・職歴と、応募時の入力内容のセットで書類選考されるのが一般的です。

そのため応募時は、経歴・職歴に記載した内容をベースに、案件内容に合わせて情報を補うようなイメージで記載すると良いかと思います。

依頼業務に関するスキル・経験

募集要項内に、依頼内容としてどういったことをお願いしたいのかが書かれています。
依頼内容に対して、自身が持っている経験や知見を記載し、 「何をどのような形で支援できるのか」を伝えましょう。

応募内容も考え方はプロフィールと同様です。
企業に取り組みイメージを持ってもらうために、自身のスキルをしっかりと伝えることが重要になってきます。
ここでは特に、実績記載の重要性が高まります。

また、企業が自社のマーケティング課題に対し、何をどのように取り組めばよいのか、 その道筋が明確に見定められていないケースも多くあります。

例えば、
これまでオフラインでのマーケティングのみで売上拡大をしてきていて、これからWebマーケティングに注力しようとしている企業。
あるいは新たなマーケティングチャネルに取り組みたいものの、社内にノウハウがなく着手できていない企業など。

そういった企業へは、自身が参画した場合に、何をどういった進め方で取り組んでいくのか、募集内容に記載されている企業の現状を踏まえて、取り組みイメージを簡単に記載するのも効果的です。
企業も、あなたと一緒に取り組んだ場合の取り組み内容やスケジュール感をイメージしやすくなります。

近しい業界・商材経験や近しいマーケ課題への支援実績

例えば、D2Cでコスメを販売している企業がWeb広告運用でマーケターを募集しているとしましょう。

企業にとっては、近しい商材での運用経験があるマーケターが参画してくれると心強いです。
そのため、同様にD2C・コスメでの広告運用経験がある方、さらには現状運用している媒体での経験がある方や、運用予算規模が近い方は取り組みイメージを持ちやすいです。

ダイレクトな実績・経験がない場合も、近しい商材や業界の経験がある場合は、ぜひ記載しましょう。
先程の場合だと、例えばコスメでの経験はない場合も、女性向けD2Cでの運用経験なら、ターゲットが近しいBtoC商材での運用経験なら、といった具合に考えてみましょう。

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面談選考前のポイント

書類選考を通過したら、次は企業との面談です。
面談当日に向けて事前に準備が必要です。

依頼内容の確認・企業課題を理解しておく

当たり前のことではありますが、募集要件を改めて確認し企業の課題感・依頼内容を理解しておきましょう。企業は自社の課題に対し、依頼しようとしていることをお願いできるかどうかを面談の中で確認していきます。
本案件で求められていることは何なのか、きちんと把握しておきましょう。

確認事項の洗い出し、すり合わせ事項を確認する

募集の内容を理解した上で、当日確認したい不明点やすり合わせ事項を整理しておきましょう!
面談はマーケター・デザイナーはこの案件が自身にとってお仕事したい・対応できる案件なのか企業は自社の課題に対しその方が最適な人材なのか、両者それぞれが見極める時間となります。

そのため、面談時は案件がどのような取り組みになるのか、企業はどんな状況下にありどのようなマーケティング施策が最適なのか、そして自身が参画することでどのように貢献できそうか、ヒアリングしながら確認しプレゼンしていく必要があります。

依頼内容が最適解でない可能性も想定し準備する また企業が想定している依頼内容が最適解でないことも起こり得ます。
課題解決に向けてAの方法が必要と考え、企業は依頼内容に入れていたけれど、 状況を踏まえると実はBの方法の方が合っているということもあり得ます。

面談当日は依頼内容をベースにしつつ、そもそも企業のマーケティング課題を解決するのに、どのような施策が必要・最適なのかをディスカッションしていくので、そのために必要な確認事項を整理しておきましょう。

取り組みイメージを整理する

あなたが参画した場合どのような支援ができるのか、取り組み内容と発揮できるバリューを整理しておきましょう。
先程お伝えした通り、面談の中で取り組み内容一部変わることはよくありますが、 まずは現時点での想定で問題ありません。
この時の取り組みイメージは、立ち上がりの初月、初動の3カ月程度、その後の中長期半年程度で考えられると良いかと思います。

方針策定から施策の実行、成果計測を踏まえたネクストアクションなど、PDCAを回していく流れがイメージできる内容になっていると、企業も判断しやすいです。

資料を準備しておく

ここまで、事前準備に必要な内容をお伝えしてきましたが、 これらを当日すべて口頭で話しすり合わせていくのは、なかなか大変なものです。

そこでおすすめしたいのが、当日行う自己紹介、質問・すり合わせ事項、現時点での取り組みイメージ・提案などをパワーポイントなど資料に簡単にまとめておくことです。
当日は1時間程度の限られた時間の中で多くの情報が飛び交いますので、話したい内容や確認したい内容を取り纏めておけると、スムーズに進行できます。

資料は3〜5ページ程度を目安にすると良いかと思います。
ベースとなる自己紹介資料を用意しておき、案件に応じてカスタマイズ・追加すると良いでしょう。

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面談選考で注意しておきたいポイント

いよいよ面談当日です! 面談の流れや注意しておきたいポイントをお伝えしていきます。
複業案件の面談は、プラットフォームや企業により多少流れは変わるかもしれませんが、 大枠は自己紹介・実績紹介と企業からの案件詳細の説明、そして両者での質疑応答・すり合わせとなります。

自己紹介・実績紹介

事前に準備した内容を踏まえて、自身の経歴やスキルセットを企業へ伝えましょう。
この時、スキルセットは案件内容に即した内容だけでなく網羅的に伝えるのをおすすめします。

上記でお伝えした通り、取り組み内容が変わるケースもありますし、中長期の視点で「追加で〇〇領域にもチャレンジしたい」と企業から新たなニーズが生まれることもあります。

自身のスキルセットを網羅的に伝えておくと、結果自身の強みのアピールになることもあります。 また依頼内容が広がることで、長期的な取り組みに繋がることもあるかもしれません。

取り組み内容のヒアリング・すり合わせ

事前に準備しておいた内容を基にヒアリング・すり合わせをしていきましょう。
前述の通り、 また取り組む内容に加えて働き方やミーティング帯など、どのように取り組みを進めるのかも確認・すり合わせる必要があります。

複業案件はリモートワークがメインとなるので、その中で普段どのようにコミュニケーションしていくのか、オンラインミーティングはどれくらいの頻度で必要そうかといった点も確認する必要があります。

またすり合わせた業務内容をどういったスケジュールで、言い換えるなら月どれくらいの稼働ボリュームで進行していくのかも企業と認識合わせしておく必要がありますね。

マッチングしたものの、開始してみると業務内容や働き方でミスマッチがあったということのないよう、気になる点は面談の場でしっかりと確認・すり合わせしておきましょう。

まとめ

複業案件のマッチングまで選考過程がいくつかありますが、共通して重要になるのは自身の経験・スキルを的確・かつ十分に伝えられているかです。

その上で、案件を探しているマーケター・デザイナーの皆さんと企業、両者共にミスマッチなくマッチングし、スムーズに取り組み開始できると、 成果も最大限出せますし、複業案件で期待するスキル獲得や収入増、また長期的な取り組みにも繋がっていきます。

複業案件の選考に臨む際は、ぜひ本記事をお役立ていただければと思います!

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knowledge 複業(副業)人材の起用

複業(副業)人材を起用するメリットやデメリットは?徹底解説

厚生労働省がガイドラインを公表し副業元年と呼ばれるようになったのが2018年、 それ以降大企業やメガベンチャーでも社員の副業解禁が続々とおこなわれています。

貴重なスキルや経験を持った複業人材(※)を業務委託として採用検討を進めている企業担当者の方も多いのではないでしょうか?

ネット上には副業希望者側の情報が多くありますが、利用する企業側の情報ってなかなか出てこないですよね。
そういった方々にお役立ちできれば幸いです。

私は人材派遣や有料職業紹介の営業を経て、現在カイコクという複業サービスを推進しています。私自身、250社以上の企業に導入支援をしてきました。
そういった人材業界での経験をもとに複業人材を活用するメリットやデメリットを徹底解説していきます。

>> マーケティングの副業(複業)人材をお探しなら「カイコク」

※複業・・・本業とは別の仕事を持つという副業に対し、複業は「本業がいくつもある状態」を指します。カイコクでは、より責任とやりがいを感じられる「複業」という言葉を使っていきます。

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複業(副業)人材とは

言葉的な定義で副業は「他社に所属して本業を持ちながら、職務や期間を限定して別の会社から仕事を請け負う個人」をいい、士業を除き個人事業主、フリーランスの方を含みます。

また最近、目にするようになってきた複業ですが、こちらは「パラレルキャリア」とも呼ばれ、複数の仕事に並行して取り組む働き方を指しています。
ほぼ同義ですが、「複業」はメイン・サブという序列をあえてつけず「どれも本業」という考え方を指しています。

では実際に複業をする方はどういった人材が多いのでしょうか?
私は月に50名ほど面談を行うのですが、みなさんが「なぜ複業をするのか?」からご紹介します。

本業とは異なった領域の商材やサービスと関わりたい

自分が持っているスキルを本業以外の商材やサービスの発展に活かしたいというパターンです。
本業では自社が提供しているサービスや商材にしか関わることができません。

スキルの向上だけではなく、そういった経験商材やサービスの幅を広げていくことが自分のキャリアに繋がっていくというモチベーションを持っています。

保有スキルが本業で活かせていない

配置転換や昇進などにより、業務内容が変わり元々持っているスキルを活用する場面がなくなってしまったという理由です。
せっかく身につけたスキルなので、引き続き活かしていきたいと感じている方も多いようです。

保有スキルとの親和性があり、自分のスキルを伸ばしたい

元々持っているスキルと、複業で求められるスキルに親和性があり、さらに伸ばしていきたいと思っている方も多いです。
シンプルにスキルの向上で自分のキャリアアップをしていきたいと考えています。

リモートワークが進む社会で時間を有効活用したい

コロナによって多くの会社でリモートワークが進みました。

通勤時間がなくなったことやリモートで仕事をするようになったおかげで、以前よりも自分の時間が増え有効活用したいという方が増えたようです。

事業に打ち込む企業様を本気で応援したい

事業成功に向け必死に努力する企業様を自分が持っているスキルで応援したい、お手伝いしたいというモチベーションを持っている方も多いです。

上記のように、ただ「お金を稼ぎたい」だけではなく様々なモチベーションを持った方がいます。

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複業(副業)人材起用のメリット

次に複業人材起用のメリットについて大きく3つ挙げて解説します。

課題に対して柔軟に対応

先ほど「複業人材とは」で解説したように様々な経験を持つ人材がいます。
正社員では中々採用できないような希少なスキルを持った人材でも複業では見つかるケースが多いです。

私が担当した企業様の中にも、「1年以上必要なスキルを持った方が採用できなかったが、複業に切り替えたら1週間で見つかった。」という事例がありました。

複業で希少スキルを持った人材が採用できる理由

ではなぜ、正社員では見つからないのに複業では見つかるのでしょうか?
答えは希少なスキルを持った方は本業ですでに良い条件・ポジションで働いている方が多いからです。

いきなり転職するよりも複業からアサインした方がリスクが少ないのです。
実際に複業からプロジェクトに参画し転職した事例もあります。

これは企業側にも言えることで、いきなり正社員で採用するよりも実際に仕事をしていただいてから正社員採用を考える方がリスクは少ないのではないでしょうか?

コストを抑えることができる

上述したように正社員であれば専門性スキルを持つ人材の獲得には高いコストが必要です。
有料職業紹介での費用相場は想定年収の35%〜40%ほどです。

さらに専門的で希少なスキルを持った方の年収は高いです。弊社はマーケター特化型なのですが、マーケターでいうとハイスキルな方の希望年収は600〜800万円以上となることが多いです。
さらに市場価値も高く、他社との競合は避けられないでしょう。
またそういった方が、転職してからスキルやカルチャーマッチしていなかったというケースもありえるのではないでしょうか?

その点、複業の場合、大体が時給で、月々の支払いになります。
もし万が一合わなかったとしても正社員採用ほどのコストはかかりません。
そして転職市場に比べるとブルーオーシャンなので、まだまだ希少なスキルを持った方が見つかりやすいですし競合になる可能性も低いです。

若手採用のケースでも一から社員を育てるとなると研修や育成に時間がかかるので、トータルで考えると大きなコストが必要です。
途中でやめてしまうリスクもありますし、新卒や若手人材もまだまだ売り手市場が続く見通しです。

もちろん正社員採用にもメリットはありますが、複業人材の起用も選択肢としてはありなのではないでしょうか?

短期契約・スポットでの契約が可能

例えば短期プロジェクトを立ち上げたい場合、そのために正社員を採用したり、教育するのは無駄が発生してしまう場合があります。

短期的に新しい試みやプロジェクトを走らせてみて仮説検証を行い、その後にリソースを投下した方が効率的です。
そういったケースでも複業人材を起用するというのは有効な手段です。

またプロジェクト単位での人材の補強、リソース不足の解消なども可能ですので活躍の幅が広く柔軟です。
うまく起用することができれば、プロジェクトや事業の可能性を大幅に飛躍させることが可能です。

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複業(副業)人材起用のデメリット

複業人材起用は、もちろん良い点ばかりではありません。では、どんなデメリットがあるのか、大きく2つ挙げて解説します。

ルールを決める必要がある

どのように仕事を進めていくのか、どこまで担当するのか、などある程度最初に決めておかないと必ずうまくいきません。
下記のように書き出してみました。

連絡手段は?

チャットツールやメール電話など、どのように連絡を取るのかをしっかりと決めましょう。

対応時間は?

本業や他の業務がある方であれば、いつであれば依頼して良いのかや対応可能な時間を決めましょう。

目標や成果など

目標の成果となるKGIやKPIなどをしっかりとすり合わせをした上で決めておきましょう。

いつまでにどのような状態になりたいかを決めておかないと、期待した成果が発揮できなかったり、目標が曖昧になってしまいます。

どの範囲までコミットするか?

例えば
・施策を実行するだけで良いのか?
・それとも提案や改善までした方が良いのか。
・マネジメントや教育まで入った方が良いのか。
・直接社員や協力業者とコミュニケーションしても良いのか?

など、ある程度どの範囲まで積極的に関わるのかを決めた方が動きやすくなります。

こういったことを最初に決めていると、お互いが任せやすく、動きやすくなりますのでおすすめです。
その後のプロジェクト推進が円滑になりますので是非やった方がいいと考えています。

コミュニケーションについて

正社員同士のコミュニケーションは想像がつくけど、複業人材にはどのように接したらいいの?」こういったお悩みもよく聞きます。
普段あまり接することがなかったり、リモートでのやりとりなので難しい部分も多くあるかと思います。

答えは簡単で、「同じ社内メンバー」として接しましょう。 複業メンバーも高い志や情熱を持っており、貴社のビジョンやミッションに賛同して参画しています。
区別的なコミュニケーションをとってしまうと、双方にとって良い結果が生まれづらい環境になってしまいます。
社内方針や状況なども可能な限りどんどん共有し施策に反映していくのが良いでしょう。

また、自社にないナレッジはどんどん教えてもらうようなコミュニケーションを取ることを意識することで社内メンバーの成長を加速化させることが可能です。

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複業(副業)人材のリソースを有効活用していくために

有効活用していくために下記5つのポイントを挙げてみました。
難しい部分もあるかもしれませんが、下記のような状態を構築できていれば複業人材起用の効果を最大限に高めていくことが可能です。

1. 必要人材を明確化する

依頼したい業務や自社の人材組織図を整理して必要人材を明確化する。
依頼業務の優先度や期限を洗い出し、どの領域のスキルを持った人材が必要なのかを明確にすることでうまくいきやすくなります。 

2. 施策ロードマップを作成し複業メンバーと伴走する

年間の施策ロードマップを複業メンバーとともに構築し、理解促進を図る。
全体の目標や、スケジュール感を共有することで先を意識した上で業務に取り組むことが可能です。

3. 日々のコミュニケーションを社員と同等にしていく

仲間の1人として方針会議への参加、雑談も意識しましょう。
突発的な業務をその都度依頼して、コミュニケーションは最低限といった状態ではモチベーションが下がってしまう可能性があります。
方針会議に参加することで新しいアイディアが生まれる可能性もあるかもしれません。

4. ナレッジやノウハウは共有してもらう

自社が持っていないナレッジに関しては複業メンバーからどんどん教えてもらう意識を持つ。
せっかく自社にないスキルや知見を持つ人材を起用したのですから、教えてもらった方が良いです。
お互い相乗効果を生むでしょう。

5. 業務のスピード感のすり合わせは必須

社内が動くスピードと複業メンバーのスピード意識に差が生じないように気をつけましょう。
事前にお互いのスケジュールを把握し、いつまでにどの業務を行うかのすり合わせは綿密に行いましょう。

複業(副業)人材を起用している企業の事例

株式会社栃木サッカークラブさまでは、コロナ禍の影響により急速にデジタルシフトが進むことで様々な課題に直面していきました。

コロナ禍の「強制DX」で直面したマーケティング課題

1. 動画ライブ配信や動画編集のノウハウがない
2. 収集した顧客情報の使い方がわからない
3. マーケティング部署以外のメンバーへのデジタルツール導入に支障がある
4. 顧客の年齢層が高いため(平均42歳)デジタル施策が届かない層がある
5. チケットの発券などができない人からの問い合わせが殺到(サポート業務の増加)
6. コロナ対策で試合運営の作業工数が激増し、単純に人手不足に陥った

これらの課題をマーケティング複業サービス「カイコク※」を利用し複業人材を起用することで、多様性のある強いマーケティング組織を作ることに成功しています。
通常ですと正社員を採用しチームを作っていくというのが一般的かと思います。

しかし、働き方が多様化した昨今では、ノウハウを持っている複業人材を起用することでスピーディーな組織・チーム作りが可能になっているのです。

関連記事
プロサッカークラブチームのマーケティングDX取り組み事例にみる、地域企業におけるデジタル人材活用方法とは

カイコクとは

カイコクは累計800社以上の企業が導入しているマーケター向けの複業サービスです。
数多くの企業や自治体が利用しており、今回ご紹介した株式会社栃木サッカークラブさまもその企業の一つです。

マーケターの採用やデジタルシフトでお困りならカイコクのご利用をご検討ください。
マッチングまで無料ですのでお気軽にご相談いただけます。

マーケターの複業ならカイコク

企業さまからよくいただくご質問

他にも複業人材について、下記のような質問を企業さまからいただきますのでまとめてみました。

Q.何を頼んだらいいのかわかりません。

マーケティングに詳しいカイコクコンサルタントが課題をヒアリングします。
その課題を解決するために、依頼内容を整理し、最適なメンバーをご紹介します。
案件後もカイコクコンサルタントが入ってサポートしますのでご安心ください。

Q.業務を依頼できる時間は?平日日中のミーティングなども対応できるの?

近年では本業でもフレックスなど、柔軟な働き方が認められるケースが増えており、事前調整を行えば日中のミーティングも参加可能な方が多いです。

Q.本業ではどういう仕事をしている人が多いの?また年齢層などは?

カイコクでは事業立ち上げや戦略設計、マネジメント、施策実行など様々な経験をお持ちの方に登録いただいています。
年齢層も幅広いのですが、20代〜40代が多いです。

まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか?
複業採用を検討している方々とって少しでもお役立ちできれば幸いです。
また、他にも気になることや「ここはどうなんだろう?」という点があればお気軽にお問い合わせください。
メディアには書けないような裏側もお話しできるかもしれません。

弊社はマーケター/デザイナー人材特化の複業マッチングプラットフォームを運営していますので、そちらに特化した事例もお話しすることが可能です。
マーケターやデザイナーは特に需要が高まっており、複業と親和性が高い職種です。

お悩みの方も多いのではないでしょうか?
まずはご相談いただければ嬉しいです。

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BtoB Marketing DX Conference 2022 後編 パネルディスカッション

前編はこちらから

前編はこちらから
BtoB Marketing DX Conference 2022:前編 ~BtoBマーケ・セールスの組織力を向上させるDX~

広がるDX格差をどう解決するか

ファシリテーター 伴氏
ありがとうございます。
八田さんの今のお話の中で、The Modelのパネルの話があって、可視化まではだいぶ進んだところが多いってイメージでしょうか?
それともまだまだ可視化もできていないというイメージでしょうか?

ロケットメイカーズ 八田氏
この点については、DX格差がもろに出ている部分だと思います。
全くわかっていない会社も相当たくさんいますし、やってるところはどんどん進めているので、その差はすごいと思います。

ファシリテーター 伴氏
なるほど!
今可視化できてないところは「可視化できるようにする」というのがスタートラインということですね。

「可視化はしたが使えていない」という話が八田さんからありましたが、それだけではデジタイズで終わってしまってるので、そこからトランスフォーメーションするために、色々な方法で解決しましょうということでしょうか。

ロケットメイカーズ:八田氏
おっしゃる通りです。

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テーマ1 マーケティングーリード獲得はデジタル化でどう変わる?

ファシリテーター 伴氏
八田さんの図をベースに、自社サービスの話でも良いですし、BtoB企業なら「うちの会社はクライアント企業にこうしている」でも良いです。両面からお話ができたらなと思います。

一番初めは「リードの獲得」です。どういうターゲットリストに対してリードを獲得していくのか。育成手前ぐらいまでですね。
八田さんがコンサルなどされてる中での課題は何がありますか。

ロケットメイカーズ 八田氏
私はリードの獲得方法で一番変わったのは、実は地方なんじゃないかと思っています。
昔はデジタル化の優先順位を下げていたと思うのですが、今だとオンラインでリードを獲得するのが当たり前になっています。

ファシリテーター 伴氏
八田さんの図をベースに、自社サービスの話でも良いですし、BtoB企業なら「うちの会社はクライアント企業にこうしている」でも良いです。両面からお話ができたらなと思います。

一番初めは「リードの獲得」です。どういうターゲットリストに対してリードを獲得していくのか。育成手前ぐらいまでですね。
八田さんがコンサルなどされてる中での課題は何がありますか。

ロケットメイカーズ 八田氏
私はリードの獲得方法で一番変わったのは、実は地方なんじゃないかと思っています。
個人的に集客方法なども変わったと思うのですが、日本全国で格差がなくなるほどすごいことだったと思います。

ファシリテーター 伴氏
なるほど。
神田さん、地方のお客さんは増えてますよね。

ヤプリ 神田氏
増えています。
もっと伸ばしていきたいっていう状態ですし、僕らはコロナ前はイベントにずっと注力していたので特にそう感じています。
今のこういったウェビナーとかも含めて、地域関係なく、スピード感をもって獲得できるっていうところはやはり大きいなと思っています。

ファシリテーター 伴氏
山元さん、クラウドサーカスさんの方は、リード獲得は地方も増えてますか?

クラウドサーカス 山元氏
今、47都道府県受注しようというのを個人的に目標としており、今大体32道府県ほどになっています。

展示会の戦略という部分で弊社もブースを大きく出してるのですが、実は最近になってかなりの戦略を立てていて戦術に落としてというのを一部、スライドでご紹介したいと思っています。

トークスクリプトではないですが、商談チームに指示を出し「何分で絶対1回の商談を終わらせてください」であったり「あなたたちは320人の中から選抜された10名なんですよ」という意識を持ってもらいます。

今、コロナの状況でリアルの展示会に足を運ぶ人たちってかなりのホットリードが多いという点もあるので「うちと合わないな」と思ったら、すぐに馴染みのある企業さんを紹介することもしています。

また、自身でブースまで引き連れて行くこともあって、そういった活動に力を入れていると徐々に企業イメージも上がって、そこでのリード獲得に繋がったり、紹介がもらえるようになってきています。
その点で顧客体験を展示会で、直に提供できるのは強みかなと思います。

今、リアルの展示会は顧客が結構戻ってきていて、コロナ前以上の名刺獲得枚数になっています。
そのため、リード獲得としては今後も熱い状況なのかなと考えています。

ファシリテーター 伴氏
なるほど。
BtoCでもそうなんですが「獲得につながったデータ」は取れるけど、「獲得につながっていないデータ」は取れないので、お客さんに直接聞いたりすることが最近は増えていますが、やはり「このジャーニーの中でどこと比較してるか」や「どこの後に行ったからこの提案をしよう」といったことがとても重要度が高いですよね。

では中島さん。御社のイベントの使われ方だったり、動画の使い方だったりとかも含めて、変わってるところなどありますか。

 スプラシア:中島氏
展示会や地方に対するリーチの話が出たので、この資料をご紹介したいと思います。

僕らがやっているイベントの領域だとリアルもオンラインも一緒に提供できる体制を取っていますが「コロナ前から現状までの推移」「どうイベントが移り変わっているか」「どんな状況になっているか」を表しているのがこの図です。

やはり、コロナの前はオフラインが中心で、展示会でリードの獲得をメインにされた企業さんが非常に多かったと思います。
これが緊急事態に入ってオンライン100%になり、今現在コロナが1、2ヶ月前の落ち着きつつある中でハイブリッドなアプローチが非常に増えてきました。

直近では第7波という状況ではありますが、やはりイベントをハイブリッドで考えていくという時代に入ったなと思っています。
ちょっと面白いなと思ったのは、おそらくクラウドサーカスさんもヤプリさんも出展されていたであろうマーケティングウィークの お話です。

直近7月にあったマーケティングウィークの第6回は2万7000人という来場者数が出ています。
推移で見てみると、第3回が緊急事態発令前の頃ぐらいで、いわゆるコロナ以前の数字は2万5000人ですが、第4回は緊急事態発令された中での開となり6400名でした。
ここから徐々にコロナが収まるにつれて、人がどんどん増えてきていて、今はなんとコロナ前よりも増えていると公表されています。

一方でコロナ以前と現在で変わったこととして、
「展示会に人も戻ってきたが、オンラインのイベントにも引き続き集客ができるようになっている」というデータもあります。
つまりイベントのハイブリッド化が進んでいて、おそらく地方リードがどんどんオンラインに集まるようになっているんじゃないかと仮説が立てられると思っています。

マーケティング全体がハイブリッド化していくんじゃないかと私は思っていて、イベントもですが、顧客接点そのものが「リアルもデジタルも含めたコンセプトをどう作っていくか」がすごく大事になっているのかなと思います。

ファシリテーター 伴氏
ありがとうございます。
八田さん、今、クラウドサーカスもヤプリもSaaS企業なのでDXありきの企業じゃないですか。

八田さんのところだとまだDX以前の企業がある中で、「どれくらいの規模で、どういうところから始めたらいいか」みたいなところをお聞きしたいのですが、その辺で何か勘どころなどはありますか。

ロケットメイカーズ 八田氏
これは大いにありまして、先ほど山元さんが出されたフローチャートは人によっては恐らくドン引きすると思うんですよ。

でも、カスタマージャーニーを学んだ人だったら、検索をした後の方がホットリードであるということはわかるわけです。
だから、すべての人があの図のすべてをわからなくてもいいと思います。

ただ「どこを検索したか」とか「どこを見てきましたか」と聞けば、恐らくできると思うんです。
自分が「物を売りたい」としたら、課題に思っていることを可視化することが重要です。

「こういう経路で来るお客さんは駄目だ」とか「別の経路で来ると買う」とか、その経験値が皆さんあるはずなので、まずはそれを可視化してみる。
そのためには、まずSFAツールを徹底的に入力する。

そうすると、全員肉食型の営業パーソンは入力しなくなることもあるので「一番課題に感じるとこはどこですか?」というところから始めてみるのも良いかもしれません。

ファシリテーター 伴氏
そうですね。
やはり基本的にはヤプリもクラウドサーカスもDX後の企業なので「DXは当たり前の会社」と「これからDX導入する会社」の違いはそこですよね。

中島さん、その辺で御社に依頼する会社はどちらが多いですか?

スプラシア 中島氏
実態でいくとやはり既に経験されているお客さまや、マーケティングに対して意識が高いお客さまが多いです。
ただ一方で中には「これから初めてオンラインイベントに挑戦する」といったお客さまもいらっしゃいますが、はじめの一歩で苦労されているのは、やはり集客の部分です。

自社の単独開催でそんなに人が集められるのか、というところが一番の懸念点だと感じています。
それを「どうやって解決しに行くの?」っていうと、今日のウェビナーもそうですが、やはり自社のみで開催するより、他のパートナーさんと共催していくことによって多くのリードを獲得できたりします。

また展示会においても弊社では共同開催を多くやっていて、パートナーさんを見つけて一緒に出店していくことにより、自社だけだと一コマしか出せないものが4コマで出せたり、いい位置が獲得できて、リードも増やせるといった戦略が取れます。

はじめの一歩としてはこういったコミュニティを作っていくことが大事かなと思っています。

ファシリテーター 伴氏
ありがとうございます。
宮本さんも今日のイベントの取材も含めて、BtoBの企業は一部商品が被っていて競合のところもありますが、パートナーと組んで分担するというのが結構多いかと思います。

その辺はBLAMでやっているプロジェクトだったりだとか、カイコクで人を起用する部分なども含めて、BtoB同士のパートナーシップについてどう考えてますか?

BLAM 宮本氏
今おっしゃっていただいた通り、非常に重要だと思っています。
追加で申し上げるならば、やはり人を社内に入らせていただいて、色々なツールを使ってDX化を進めていくので「一つのツールで色々なことができます」というよりも「いろんなツールを使っていく形」になっていくと思うんですね。

それを全て一社でということも中々難しいことが多かったり、結局のところ与件化したあとも依頼企業の担当者はご自身で検索するなど競合についても調べるかと思いますので、数を集めたいセミナーにおいては必ずしも競合と一緒に行うデメリットよりもメリットの方が大きい場合もあります。

特にオンラインとかであれば、投資コストっていうところも低く開催できるので、やってみる価値はあるのかなと思います。

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テーマ2 マーケティング・セールスナーチャはデジタル化でどう変わる?

ファシリテーター 伴氏
ありがとうございます。では次のテーマにいきましょう。
セールスとかのナーチャリング、特に継続接触リストのような育たなかったリストをどうするかは大きな課題の一つかなと思います。
八田さん、このあたりでDXしてない企業が躓くところをいくつか教えてもらっていいですか。

ロケットメイカーズ:八田氏
継続接触率といえば、さっきの展示会に来た人に「このあと電話でフォローします」と言って、反応が良かったり悪かったりすると思うんです。

これを教科書通りにいくと、「反応が悪ければ継続接触リスト」「良ければ商談化」ということだと思うんですが、ここでさきほど申し上げた「平成の知」とのコラボレーションが重要なんじゃないかと思っています。

ツールにいくら情報が綺麗に入っていたとしても、担当する営業によって、電話口の雰囲気から「商談になるかどうか」の判断は分かる人には分かるし、分からない人には分からない。

そこで、ツール上で判断していくために、昭和・平成の知を活用し、例えば、こういう断られ方をしたらその後「何をしないとか、何をする」っていうのをルール化して「できない営業、センスのない営業」を社内でどう減らしていくか、皆で決めることが大事だと思います。

ファシリテーター:伴氏
ありがとうございます。
では山元さん、今のお話も受けて、先ほどの展示会の図は本当にDXが進んでるからこそ出てくる図だなと僕は思いました。

いろいろPDCAを回して、今いろいろやっている所だと思うのですが
「リードとして育たなかった人たち」をどう再復活させるのかみたいなところで、データの作り方や、データ入力などで何かありますか?

クラウドサーカス 山元氏
ありがとうございます。
そうですね、弊社がDXに成功している企業の一部という自覚は結構あります。

というのも、元々テレアポしていて、8時前に出社して9時前までにリスト作って9時から6時までは「受話器を外すな」というような会社だったんです。

しかし「これじゃ駄目だ」ということで、マーケティングに注力し、今の会社の形態に変化してきました。
「昭和・平成の知」的な取り組み例として、コンサルティングサービスについてお話させていただきます。

比較的価格の高いサービスであるため、当然リードタイムが長くなる傾向にあります。
なので「予算を取らないといけない」というBtoBの大きな課題の一つを解決する必要があります。

そんな時に「一緒に予算を取りに行きますよ」っていう事業計画書と「我々にお金を投資したら何%のROIが生まれますよ」というのをしっかり出した上で進めていきます。

「誰を説得しないといけないのか」というのを細かく理解し、一人一人を説得していくアプローチをとっています。
そのやり方を言語化して、今チーム内で落とし込んでいる状況でもあるのですが、やはり基本的には「誰が意思決定者で、誰が決済者なのか」を把握していきます。
例えばDX化できてないお客様の場合、その意思決定者が社長の奥さんだったりすることもあります。

そういったところを嗅ぎ分けるような人材がいると一番強いのかなと感じます。

ファシリテーター 伴氏
意思決定者は、データとして登録されてる感じですか。

クラウドサーカス 山元氏
SFA上にチェックボックスがあり、意思決定者か否かみたいな確認をするんですけど、それが確実ではないことの方が多いんです。

決裁権はありますかとストレートに聞いて「あります」と言っても、見積もりを出したら「この値段だと決裁権は自分にはないです」というようなことが結構あるんです。

一応はデータとして管理していて「どのタイミングで意思決定者と繋がったのか」「その意思決定者は他のベンダーの話を聞いてるのか」というデータを取っています。

競合他社やコンペティターが、次に接触するまでに僕らは3回以上接触するようにしています。
そういうことまで可視化すると、「あの人は話聞いてくれる」っていうふうに腰を上げてくれる方の方が多いです。

ファシリテーター 伴氏
なるほど。ありがとうございます。
中島さん、最終的に4万人のリードがあり、そこから色々な動画を見てもらうというのは、やはり「クリエイティブの力ってすごい強いな」と思ったのですが、見続けてもらう仕組みで、何か参考になるものはありますか?

スプラシア 中島氏
見続けてもらう仕組みというか接点の回数を作っていくためには、コンテンツの量と接触するタイミングや頻度が問題だと思っています。

コンテンツの量では、やはり動画の尺を長く取り過ぎないことが大切です。
他にもナーチャリングプロセスを実行する中で見込み顧客との接触頻度を多く取っていくことも必要で、その為にはコンテンツをたくさん作る必要があります。

その際、フロー型のコンテンツだけでは効率が悪いと思っています。

今日のセミナーも、どちらかというとフロー型に当てはまると思っています。

頻度高くお客さんに接していく時にコンテンツをバンバン作っても賞味期限はあるので、やはり企業として「ストック型コンテンツをどれだけ増やせるか」がポイントだと思っています。

実際、先ほどのSky様のコンテンツも、全体で資料を合わせて500以上になるんですけど、ほとんどのコンテンツはこのストック型のコンテンツだったりします。

なので常に日々日頃、こういったストック型のコンテンツを短尺でわかりやすい小冊子のように多く作っていけるかどうか、というのがコンテンツの制作効率を上げていく一つの鍵かなと思っています。

ファシリテーター 伴氏
なるほど。
ホワイトペーパーとかもストックヤードとして作って使ってるといったところでしょうか。

スプラシア 中島氏
そうですね。

ファシリテーター 伴氏
ありがとうございます。
神田さん、ヤプリの場合、リード育成や商談で「駄目になった・断られた理由」というのがあって、SaaSの製品改善につながる部分もあると思いますが、その辺りをどういう風にコントロールしていますか?

ヤプリ 神田氏
僕らはSFAにて「よくある断られた理由」と「失注理由」を分けています。
インサイドセールスで断られたものと、フィールドセールスで失注になった要因とを二つに分けて考えているんですね。

それぞれ何が足りなかったのか、単純に金額や時期要因、一般的なセールスをしていく上で「大きな要因」「何が足らないのか」というところから製品の開発現場にフィードバックをします。

大体Qに1回ぐらい、全社で開発を何を優先的に進めていくかっていうところを企画会議しています。
ヤプリではリアルタイムに改修や新機能としてリリースができるので、それを改めてPRし、機能不足が原因で失注した企業に再アプローチをしています。

ファシリテーター 伴氏
ありがとうございます。
宮本さん「MAを使うとか」「分析するとか」は自社でなかなかできないところが多いかなと思うんですけど、このあたりでうまくいっている事例などはありますか?

BLAM 宮本氏
実際そういったご相談をいただく事例は多くあります。
上手くいっている事例としては上流から再設計するやり方です。

具体的な状態として「DX化のためにとりあえずツールを入れました。
ただ入れただけになっていてそこから先には進められていません。」というような導入はしたものの、社内で利用推進できていないケースが多い印象です。

この場合、いきなり導入や活用を推進することももちろんできますが、弊社では「なんのために」と「結果どのようなメリットがもたらされるのか」など、より上流部分の共通認識を社内で共通認識が持てるような取り組みから支援しています。
つまり例えば「CRM領域をどうしていくか戦略から考えていきましょう」のような戦略から支援します。

そこまで上流から整理できると導入や活用のタスクを切り出しやすくなるため、社外への依頼もしやすくなります。
弊社の支援でいうならばカイコクの複業人材を起用し、費用対効果の高い取り組みができています。

当たり前ではありますが、共通認識が持てているため、社内での活用推進もスムーズです。

ファシリテーター 伴氏
なるほど。ありがとうございました。

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テーマ3 カスタマーサクセス・クロスセル・アップセルはデジタル化でどう変わる?

ファシリテーター 伴氏
3番目、カスタマーサクセスですね。
八田さん、カスタマーサクセスの課題について、何かありますか?

ロケットメイカーズ 八田氏
そうですね。
カスタマーサクセスは、10年前これが一番なかった概念だと思います。
一番変わったのですが、やることは意外と泥臭い。

しかも、ツールでやるというより、先ほど言った昔のお客さんのことを分かっている人がいかに聞くかというのがすごく大事なのです。

売る方は意外と簡単に売れていくんでしょうけど、導入が決まった後とか、その後のオンボーディングのタイミングで「どういうヒアリングをするか」が大きな課題かなと個人的に思っています。

ファシリテーター 伴氏
ヤプリはカスタマーサクセスが強いという話が出ていますが、
カスタマーサクセスは「ハイタッチ・ロータッチ・テックタッチ」といったように
「人が対応するのか」「テクノロジーをうまく使うのか」というバランスが必要だと思いますが、うまくいくポイントなどはありますか?

ヤプリ 神田氏
うちのカスタマーサクセス部門の体制をざっくり話すと、Tierごとに対応を決定していて、それに応じてアプローチの方法を分けてます。
やはり八田さんがおっしゃったように、全社でその意識を持ってるかどうかというのはとても大事だと思っています。

やはりセールス側が売ってくればOKと考えている場合、やはりすぐ解約につながってしまいますし、それは一番避けたいところです。

全体認識を持ってカスタマーサクセスで何ができるか、というところのすり合わせを年に1回、イベントを課してみんなで考えています。

自分たちの部門でどういうところがカスタマーサクセスとして効果的なのか、お客さんのために本当に役立つものかを考える場を継続的に実施しています。

ファシリテーター 伴氏
ありがとうございます。
山元さん、チャーンを防ぐことも重要ですが、クロスセルをやっていくことも必要じゃないですか。
そのあたりのタイミングとか、何か狙いどころってあったりするんですか。

クラウドサーカス 山元氏
ありがとうございます。
先に、これはやらない方がよかったということがあります。

元々弊社はヘルススコアを徹底的につけていて、Salesforce側で全部管理していたのですが、管理コストの方がかかってしまい、やめることになりました。
シンプルにカスタマーサクセスはアップセル・クロスセルという方法に全て振り切っています。

カスタマーサクセスはコストセンターみたいなイメージを持っている企業もあると思いますが、弊社に関しては11個SaaSがあるのでクロスセルができる状況です。

月1で全顧客に訪問を入れたり、2ヶ月に1回訪問を入れてそのタイミングで状況のヒアリングをしています。

人員比率としてもクラウドサーカス全体の60パーセントがカスタマーサクセス人員です。

ファシリテーター 伴氏
なるほど。御社のようなSaaSですと継続率が重要ですもんね。

クラウドサーカス 山元氏
そうですね。
本当にこれないと売り上げ立たないみたいな状況っていうのがありますね。

ファシリテーター 伴氏
ありがとうございます。
宮本さん、全体を通して「どういうところが大事」で「どう外部に依頼したらいいか」みたいなところを最後一言いただけますか。

BLAM 宮本氏
マーケティングDXに関連するツールは多種多様であります。
先ほどの事例でも触れましたが、そうすると「とりあえずツールを入れたことがDX」という企業も多かったりするので「目的は何か」というところを明確にしていただきたいと思います。

その上で「デジタルだったらこれできる」という知見のある方が人材を入れてみて、そこから一緒にやっていきながら、やることを整理していくと良いと思います。

その前提で実際にツールを使ってみると、どんどんできることがわかり、やれることも増えていくので、運用をできる状態をまず作っていくところが重要だと思います。

ファシリテーター 伴氏
ありがとうございます。
八田さん最後の締めの言葉をお願いします。

ロケットメイカーズ 八田氏
今日お集まりいただいているのは、これからBtoBマーケティングをDXしていきたいと思っている皆さんだと思っています。

まずは、自社として「やりたいことってなんだっけ」「解決したいことはなんだっけ」「顧客の体験をどう変えたいのか」ということをまず言語化した方が良いと思っています。

その先に、どのツールで解決するかというのがあるので、この順番を間違えると、宮本さんがおっしゃっているような問題になります。
ですので、課題を社内でアジェンダ化するということが一番大事かなと思います。

司会進行 中島氏
ありがとうございました。
本日ご登壇いただいた皆様そして、ファシリテーターの伴さんもありがとうございました。

このようなイベントであったりウェビナー形式の企画というところは我々BLAMだけに限らず、今回ご登壇いただいた企業さまもされていらっしゃると思います。

ぜひ興味があるテーマがございましたら今後もご参加をしていただけますと幸いです。
本日はこちらで以上とさせていただきます。改めてありがとうございました。

アーカイブ動画はこちら
https://blam.co.jp/events/1O9ylgToZCA0GCk8iTROOe

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knowledge 人事・採用

業務委託採用の不安を解消!採用の進め方も解説

人材不足や柔軟な働き方が求められる現在では「正社員」だけでなく「業務委託」や「フリーランス」の採用が活発となっています。

また、外部からの即戦力となる人材を起用することで事業の柔軟性、スピード感を高めることが可能です。
業務委託人材をうまく起用することが事業成長の鍵を握っているのです。

>> 業務委託マーケターの起用をご検討なら「カイコク」

業務委託とは

業務委託は、リソース不足、ノウハウ不足などにより、社内では対応できない業務を外部人材に任せる契約のことを言います。
専門的なスキルや経験を持っている人材と契約することで、即戦力として活躍してもらうことが期待できます。

また、スポット契約や短期契約も可能ですので、必要なときだけ手伝ってもらうといった流動的な契約も可能です。

業務委託をうまく活用することで、業務をスムーズに進めることが可能です。
それでは、正社員と業務委託ではどのような違いがあるのでしょうか?

正社員と業務委託との違い

正社員と業務委託の大きな違いは契約の形式にあります。

正社員の場合は、企業と個人との間に「雇用契約」を結びますが、業務委託では雇用契約は結ばないので、命令や指示といった業務に関する拘束力は発生しません

また、業務委託契約では正社員やパート・アルバイトのように「働く時間」で報酬を支払うのではなく、仕事の「成果」に対して報酬を支払います。

あくまでも、独立した個人または事業者同士の契約ということになり、使用従属性はありません。正社員との違いに注意しましょう。

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関連記事
「業務委託」と「正社員」の違いは?それぞれのメリット・デメリットもご紹介

業務委託採用のメリット

ここまで聞くと、業務委託を採用するメリットはあまりないように感じてしまいます。
しかし、実際には、業務委託の起用には多くのメリットがありますので確認していきましょう。

正社員の採用とは異なったメリットがありますので、違いを理解した上で起用しましょう。

即戦力を採用しやすい

業務委託を採用する最初のメリットとしては、即戦力を採用しやすいという点です。
マーケター、エンジニア、デザイナーなどの専門スキルを持った人材はフリーランスとして活動している人も多く、転職市場にはなかなか出てきません。

一方、業務委託であれば採用しやすく即戦力として期待できます。
自社人材にはないスキル・ノウハウを持った人材を比較的スムーズに採用できるのが、業務委託を利用するメリットと言えるでしょう。

採用コストを抑えることができる

続いてのメリットとしては、採用にかかるコストを抑えることができるという点です。
正社員として専門スキルを持つ人材を起用するには高い採用コスト(求人サイトの利用・高待遇)が必要になります。
特にエンジニアやデザイナー、マーケターなどのデジタル人材は不足しているので、採用難易度が高くどこも人手不足の状態です。

しかし、業務委託であればフリーランスや副業人材などを視野にいれることができ、間口が広がることで、採用コストを大幅に下げられます。

短期契約・スポットでの契約が可能

業務委託は正社員とは異なり、短期契約・スポット契約が可能です。
ですので「短期間で良いので業務を依頼したい」「特定の業務だけをしてほしい」などの依頼方法が可能です。

一時的なリソース不足解消のために正社員を採用するとなると、無駄が多くなってしまいますので、業務委託を利用することで柔軟な対応が可能になります。

業務委託の採用で注意すること

それでは、業務委託の採用にあたってどのようなことに注意すればよいのでしょうか?

ご紹介したように様々なメリットのある業務委託ですが、正社員の業務とは異なる部分があり、デメリットが生じることもありますので注意しておきましょう。

契約内容の確認

業務委託を採用するにあたって、契約内容に注意する必要があります。
契約内容を理解せずに、仕事を依頼すると後々トラブルに発展する可能性もありますので注意しておきましょう。

主な契約の違いとしては

雇用契約(正社員)
・業務に関する拒否権「なし」
・指揮命令・方法の指定が「できる」
・労働時間や場所の指定が「できる」
業務委託契約
・業務に関する拒否権「あり」
・指揮命令・方法の指定が「できない」
・労働時間や場所の指定が「できない」

また、業務委託契約におけるよくあるトラブルとして
報酬の支払い方法」や「納品後の修正の有無」についてなども挙げられます。

契約を締結する前にこれらのポイントを改めて確認しておくと良いでしょう。

人材と業務のミスマッチがないか

求める人材と採用人材にミスマッチが発生しないように注意しましょう。
人材採用のミスマッチを防ぐには、募集段階で「求める人物像、必要なスキル、経歴」を具体的にしておくことが重要です。
高度なスキルや限定的なスキルを持っている人材を採用したい場合は、採用する側にもある程度の知識が必要になりますので、事前の情報収集も大切です。

また、実際に面談をすることで人柄や相性を確認し、即戦力として活躍できそうかどうかも検討しましょう。

社内にノウハウが蓄積されない

業務委託を採用した場合、通常は社内にノウハウや知見が蓄積されていきません。
そのため、業務委託を結んでいる方が辞めてしまうと、それまで得られた知見やノウハウがなくなってしまい業務が滞ってしまう可能性があります。

それを防ぐためにも、業務委託人材に任せきりにするのではなく、定期的な情報共有・すり合わせなど行い、社内にしっかりとノウハウ・知見を蓄積していくことが重要です。
業務を遂行してもらうだけでなく、社内体制の強化も意識していくと良いでしょう。

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関連記事
業務委託採用の不安を解消!採用の進め方も解説

業務委託採用の流れ

ここまで、業務委託採用のメリット・注意点についてご紹介していきました。
続いて業務委託採用の流れについて確認していきましょう。

必要なスキル・経験の確認

業務委託を採用するには、まず必要なスキル・経歴を決めましょう。
どんなスキル・経歴を持った人材であれば、自社が抱える課題を解決できそうですか? そのためには、まずは自社が抱える課題を明確にしましょう。

また、スキル面だけでなく人柄や相性も重要ですので、面接をすることでしっかりと見極めていくと良いでしょう。

条件面の検討

必要なスキル・経歴の要件が決まったら条件面も検討していきましょう。
支払う報酬金額や稼働時間、出社の有無などの条件面を洗い出し、どうすれば該当スキルを持った人材を集めることができるのかイメージしながら検討していきましょう。

特に報酬面は応募の集まりやすさに影響しますので、慎重に検討すると良いでしょう。
ちなみに、一般的に業務委託の場合、時給換算すると1時間当たり3,000円〜5,000円ほどが相場となっています。

自社サイトか外部サービスで募集

必要なスキル・経験が決まったら自社サイト(コーポレートサイト)で募集を行うか、求人サイト、副業サイトなどの外部サービスを利用するかを検討しましょう。

有名企業であれば、自社サイトでも十分に採用をすることは可能でしょうが、人材不足の昨今ではなかなか人が集まらないのが現状です。
求人サイト・副業サイトなどの外部サービスを利用して人材を集めると良いでしょう。

副業(複業)人材の起用も検討すべき理由

業務委託の採用を検討する場合、フリーランスの起用を検討することが多いと思いますが、副業人材の起用も視野に入れて採用活動をすると良いでしょう。
それでは、副業人材の起用も検討すべきなのでしょうか?

現役のプロ人材が採用できる

副業人材を起用するメリットとして、現役のプロ人材に仕事を依頼できると言う点です。
フリーランスだとスキルや経験に関しては未知数の部分が多く、適切な人材をアサインするにはしっかりとした見極めが必要になります。

一方で、副業人材であれば、本業でしっかりと業務をこなしているので、スキルや経験はある程度は保証されていると言えるでしょう。
また、組織内で仕事をしていることで、最新の動向や情報を持っていたりします。 その点も副業人材を起用するメリットと言えるでしょう。

人材不足により採用の難易度は上がっている

人材不足により、年々採用難易度は上がってきています。
特にIT系人材や専門性の高い職種の採用難易度は上がっており、フリーランスや副業人材などの外部人材を積極的に起用していく機運が高まっています。

そういった状況下で特定の雇用形態にこだわっていると、思うように人材を集めることが出来ずいつまでも採用が出来ないということになりかねません。

副業人材も積極的に起用していくことで、人材採用の難易度を大幅に下げることできますので、選択肢の一つとして検討しておきましょう。

副業(複業)マッチングサービスが便利

副業人材を起用するなら「副業マッチングサービス」が便利です。
沢山の副業人材が登録し、案件を探しているので人材が集まらないといった課題を解消することができます。

最近では沢山の副業マッチングサービスが登場しており、サービスごとに特色が異なります。
「解決したい課題」や「必要なスキル」を検討し最適な人材を紹介できるサービスを利用すると良いでしょう。

マーケターの副業(複業)人材をお探しなら「カイコク」

カイコクはマーケター向けの副業マッチングサービスで、全国で8,000名以上のマーケターが登録しています。

マーケティングに特化しているから、最適な人材を探しやすく、「マーケ戦略の立案、広告運用、SEO対策」など様々なマーケティングの課題を解決する事が可能です。

カイコクを活用するメリット

・マーケターの副業マッチングサービスとしては国内トップクラスの規模

・マーケター専門だから知識や経験が豊富で最適な人材を紹介してくれる

・手厚いサポートで、副業人材の起用に不安を抱えている企業でも安心

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もし、マーケティングをサポートしてくれる副業人材をお探しならカイコクに相談してみると良いでしょう。
マッチング(契約開始)まで無料ですので、気軽に相談することができます。

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まとめ

今回は業務委託の採用についてご説明させていただきました。
人材不足の昨今では正社員の採用に注力しても、なかなか人が集まらないといったことが多く企業の人事担当者の頭を悩ます原因の一つとなっています。

業務委託などの外部人材の力を借りることで、そういった状況を改善できます。
フリーランスや副業人材など外部人材をうまく起用することで、自社が抱える問題を解決に導くことができるでしょう。
業務委託とうまく付き合い、しっかりと成果につなげていきましょう。

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BtoB Marketing DX Conference 2022 前編 ~BtoBマーケ・セールスの組織力を向上させるDX~

登壇者プロフィール

伴 大二郎 :合同会社db-lab 代表/CEO
      株式会社ヤプリ エグゼクティブスペシャリスト
      株式会社顧客時間 プロジェクトマネージャー
      KAIKOKU SPECIAL COACH

八田 浩  :株式会社ロケットメイカーズ 代表取締役社長
中島 優太 :株式会社スプラシア 代表取締役社長
山元 ほるん:クラウドサーカス株式会社
      グロースマーケティンググループ1課
      コンサルタントマネージャー兼セールスディレクター
神田 静麻 :株式会社ヤプリ マーケティング本部
宮本 舜  :株式会社BLAM 執行役員 兼 社長室室長

セミナー概要

ビジネスを取り巻くさまざまな環境が変化し、デジタル活用や事業・組織の変革が求められ、営業活動の大きな見直しが必要な時代に突入しています。
あらゆる分野でデジタルの活用が急速に進む中、営業やマーケティングにおいてもオンライン化や働き方の変化が起こり、デジタルツールを導入する企業が増えてきています。

一方でデジタルツールを導入したものの、「上手く活用できていない」「売上貢献に繋がっているか分からない」など、苦戦されているお声を多く伺います。

本カンファレンスではマーケティング/セールスファネルの各領域において、DX支援サービスを展開している「DX最前線のプロフェッショナル」をお招きし、最新情報やトピックスについてパネルディスカッション形式で議論します。

マーケティング・セールス領域への取り組みを強化し、さらなる成長を狙う企業のご担当者さまはぜひ参考にしていただけますと幸いです。

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冒頭・開催背景

司会進行 中島
本日はお忙しい中ご参加をいただきまして誠にありがとうございます。
私は普段はBtoB企業様を中心にマーケティングの戦略立案、各種施策の実行面をサポートさせていただいております。

タイトルにもあります通り「BtoBマーケティングDXカンファレンス2022〜BtoBマーケ・セールスの組織力を向上させるDX~」というテーマでマーケティングDX領域のプロフェッショナルな方々を本日お招きして、こちらのカンファレンスを進行していきたいと思っております。

今回のカンファレンスの開催背景を説明させていただきます。

BLAM 加藤
皆様、本日はお忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。
現在BLAMではマーケティング領域のDX化を支援する「マーケティングDX部」の部長を務めています。

DXに関する現状の二つの調査

BLAM 加藤
さて本日のセミナーの背景を簡単にお話させていただきます。
これら、DXに関する現状の二つの調査を示しております。

左側がPwCコンサルティング合同会社が行った調査となっており、いわゆる大企業でのDXの取り組み状況を表しています。

今、DXに関する取り組み状況は、60%近くの企業が経営戦略に基づき、全社的にDXに取り組んでいると回答しています。
また、その中で10%近くの企業が十分な成果が出ており、55%近くの企業様は何かしらの成果が出ていると回答しています。

中小企業はDX化が進んでおらず格差が生まれている

BLAM 加藤
一方、右側の円グラフは独立行政法人中小企業基盤整備機構の行った調査であり、いわゆる中小企業を中心としたDXに関する取り組み状況を表していますが、
「既に取り組んでいる・取り組みを検討している」という企業を合わせても約2割程度で、逆に約4割の企業様が取り組む予定はないと回答しております。

ここから言えることとして「大企業と中小企業ではDX格差が生じている」ということです。
では、こういったDX格差はなぜ発生するのでしょうか?
弊としても中小企業のDXを支援することが多く、その経験からしても、その回答を一言で表すならば「本当に売り上げに繋がるのか?」が重要な要素の一つであると考えております。

デジタイデーションとデジタライゼーション

BLAM 加藤
ここで皆さん、デジタイデーションとデジタライゼーションという言葉は聞いたことありますでしょうか?
簡単にお伝えすると「DX」、右上のデジタルトランスフォーメーションに至るまでの、デジタル化のフェーズ分けというようなイメージを持っていただければと思います。

今現時点で「DX推進している、成果が出ている」としている企業の多くがデジタイゼーションで止まっており、デジタルトランスフォーメーションはもちろん、デジタライゼーションにも至れていない企業の方が多い印象です。
もちろんデジタイゼーション自体に意味はあるのですが、それだけでは真の意味でのDX推進の意義というものは、なかなか見出しにくい状況となっています。

つまり先ほどの問いにあった通り、売り上げや業績に本当に繋がるのかという問いに、なかなか回答できない部分かなと考えております。

マーケティングDXで競合優位性を

BLAM 加藤
我々はマーケティングDXという言い方で、この図の濃い青い部分について、営業でしたりとかマーケティングのデジタル化を中心に支援させていただいております。

これらの領域は他の領域と比較して、取り組みの難易度が高く、なかなか踏み出せずにいる企業が多いです。
一方、そのハードルがあるがゆえに、確立できることによる競合優位性への寄与度は高い領域でもあります。

マーケティングDXの目的としては、デジタル化をしている顧客への提供価値を高めてデジタルを活用して売り上げを向上させていくことです。

今日はそういった領域で支援されてる企業の皆様をお招きしてお話をさせていただきます。この機会を通じて何か一つでもイメージできるヒントとなりましたら幸いです。

司会進行 中島
加藤さんありがとうございました。
では次のセッションに移りまして、ここからキーノート、そしてパネルディスカッションの方に進んでいきます。

本日ファシリテーターを務めていただきますのは、カイコクスペシャルコーチにも就任をいただいております伴大二郎さまです。
それでは改めて伴さまよろしくお願いいたします。

ファシリテーター 伴氏 
カイコクスペシャルコーチという形でBLAMさんのお仕事もお手伝いさせていただいております。
また、今日登壇しているヤプリで正社員として働きながら、起業もしており、色々な形で様々な仕事をさせていただいております。

私個人として得意領域はBtoBではなくてBtoCのDX支援になります。
そのため、わたし自身もご参加いただいている方々と一緒に学びたいと思っておりますので、代弁して色々と質問していきたいと思っています。
ただし、BtoCのDXでも同じようなところ、特に考え方は近しかったり、BtoCの方が進んでいたりもしますので、その辺だけ少しお話をさせていただいて、この後のキーノートに繋げたいなと思っております。

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DXによって「働き方・人の役割が変化する」ことが大切

ファシリテーター 伴氏
DXは分解すると、デジタルとトランスフォーメーションですが、やはり大事なのは「トランスフォーメーション」の方です。

デジタルの広告、SNSも大事なのですが、それよりもKPIがどう変わるのか、人の働き方がどう変わるのか、そして役割がどう変わるのかっていうところです。

特にこの中で海外の企業は非常にDXを進めた企業が多いのですが、何が一番変わったかというのが、稟議のスピードや判断するスピードです。

デジタル云々の話もありつつ、DXという中で組織の判断スピードなどを早めていかなければいけないというのが、一つ大きなポイントかなと思います。

その上でデジタルが得意なことっていうのは「脱属人化」です。
BtoBの営業も特に属人化していて「売る営業パーソン」と「売れない営業パーソン」が出てきたりもするのですが、脱属人化のためにデジタルを使うことで、今度はやりがいがなくなって来たりします。

「人」の価値の見直しながら、やりがいがある脱属人化ができる状況を作っていかなければなりません。
この辺りはキーノートにて八田さんからご説明もあると思います。
八田さんよろしくお願いします。

ロケットメイカーズ 八田氏
ロケットメイカーズの八田と申します。よろしくお願いします。

ロケットメーカーズ 八田 浩

私は2001年に証券会社でBtoCの営業としてキャリアをスタートさせて、その後2004年からデジタルマーケティングのオプトという会社に入りました。

前半が営業パーソン、後半が営業パーソンに「何を売ってもらうか」ということがテーマとしてありました。
今回のテーマであるBtoBマーケティングに関しては、後ほどスライドでも申し上げますが、先ほど伴さんもおっしゃった通り、非常に遅れている分野だったと思います。

逆に、この10年で一気に進化した部分でもあります。ですのでそこのあたり専門家の皆さんにぜひ細かいところは聞いていただければと思っております。

DXは「平成の知」と「令和の知」の掛け算

ロケットメイカーズ 八田氏
本日のメインテーマは「BtoBマーケティング&セールスデジタル化のお悩み解決」と私の方ではテーマを解釈しております。

DXというと「デジタルなツールを入れなければならない」と一般的に考えると思いますが当然そうではありません。
どちらかというと「昭和・平成の知(アナログ)」と「令和の知(デジタル)」を掛け算をすることが、DXに向かっていくことの一つなんじゃないかなと思っています。

先ほど伴さんからのお話にもあった通り、BtoCは非常にDX化が進んでおり、BtoBは約25年遅れているという論文もあります。
また、近年では顧客の行動変化により、営業に会うまでに57%の購買プロセスが完了しているという研究結果もあります。
これは一つのデータとして顧客の行動変化が起きている証拠と言えるでしょう。

さらに、労働集約モデルからの脱却も起きています。
営業職が急減し、営業事務が急増しているというデータもあります。
この辺りを詳しくお話していきたいなと思っています。

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BtoBマーケティングの3つの転換期

1.BtoBマーケティングはBtoCよりも後回しになっていた

ロケットメイカーズ 八田氏
一つ目ですね。
2014年に出ているストラテジーandトレンドinBtoBビジネスという論文があります。
そこには「BtoBマーケティングはBtoCよりも後回しになっていた」とここに明確に書かれています。

1970年代に既に25年遅れであると研究がされています。
ただし、2014年段階ですが、マーケティング専攻の学生の半分はBtoBを今は先行しているそうです。

これはアメリカの話ですが日本では状況が異なり、BtoBマーケティングDX化が明確に遅れていることを認識する必要があります。

一方で、日本でも非常にこれから伸びていく分野だということも言えると思います。

2.営業に会うまでに57%の購買プロセスが完了している

ロケットメイカーズ 八田氏
続いて二つ目の「営業に会うまでに57%の購買プロセスが完了している」についてです。
2011年に出ている顧客の行動変化に関するリサーチ結果です。

例えばですが、営業パーソンに相談する前に、検索してツールを比較したり仕入れ先を探すとか、購買行動をする際にBtoCよりも、ウェブ上の行動の方が多くなってるという点です。

「顧客の行動が分かるようになっている」というのがこの結果からも言えるかと思います。
そして、顧客はサプライヤーとの商談を遅らせることを選択しているとも言えます。

昭和、平成の世の中で営業パーソンとして成果を上げてきた人は顧客にアポを取って
「うちの商品を説明させてください」ってのを当然のようにやっていたと思います。

しかし今は、例えばSaaSのツールであればいろんなツールを検討して「よしこれにしよう!」という段階で問い合わせをして、営業パーソンとの面談に望むということがあります。
そのため、営業に合う前に57%の購買行動が終わっているという事実があるということです。

3.労働集約モデルからの脱却

ロケットメイカーズ 八田氏
三つ目は「労働集約モデルからの脱却」についてです。
これは日本のデータです。
この15年間で130万人の営業パーソンが消滅したという記事があります。
左端の1955年(昭和)から営業パーソンの数は増えてくるのですが、2000年代を境に急激に落ちています。

生産人口が減っていることも当然あるのですが、流通構造の変化、いわゆるインターネットが進化したことが大きな要因と言えます。

アウトバウンドからインバウンドへの移行

それから、アウトバウンドからインバウンドへの移行も大きな要因と言えるでしょう。
アウトバウンドは「営業パーソンが顧客に連絡をしてアポを取りに行く」といった営業活動を行いますが、今はどちらかというと「問い合わせが来てから説明しにいく」といったインバウンドが主流となっています。

つまりお客さんの気持ちが高まってから説明しに行くことが、ウェブの発達によりできるようになってきました。

営業事務職の増加

続いて営業事務職の増加も営業パーソンが消滅した要因の一つです。
いわゆる一般的に言うインサイドセールスみたいなものを想像しているのですが、約15年で52万人から70万人に増えており、実感値としてもかなり増えていると感じます。

こういった行動の変化により、労働集約モデルからかなり変化してきているという事実があります。
ですので、BtoB営業におけるマーケと営業のDXというのは冒頭の加藤さんのお話でもありました通り「一番右上に属している」とても難しい分野の一つなんじゃないかなと思っています。

新しいやり方・ツールを取り入れる難しさ

それからもう一つ個人的に思うのは、今の経営層は「昭和・平成」のやり方で成功した人達ですから、新しいやり方を受け入れづらいということもあるでしょう。

仮に、現場から「デジタルのツールを入れてBtoBの営業を変えましょう!」と言ったところで「ふざけんな!今すぐアポ取って顧客んとこに行け!」みたいなことになってしまいがちです。それがDX格差の一つにもなってると思います。

そういった難しさはもちろんあるのですが、一つ一つ紐解いていくと、そんなに恐れるほどでもないのかなと個人的には思っています。

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BtoBのマーケティングの変化と進化

BtoBマーケの専門家の増加

ロケットメイカーズ 八田氏
アカデミックの世界でも、BtoBマーケの専門家がとても増えたと感じています。
この後お話しますが、いわゆるBtoBのマーケティングのモデルというのがある程度、確立されてきたなと思っています。

当然そこに問題点はいろいろ孕んでいるのですが、アカデミックな人たちが増えたことによって、やりやすさが増したんじゃないかなと、個人的には思っています。

顧客の行動分析

それから顧客の行動が分かるようになった。
これはもうツールの話でいいかなと思っていますが、最適なツールが昔より安く・安価に投入することができるようになっています。
それにより顧客の行動がよくわかるようになってきました。

57%の購買行動のプロセスが、手に取るようにわかるので、これは明らかに10年前よりもやりやすくなっていると思います。

人海戦術が通用しなくなった

営業パーソンの人海戦術が通用しなくなったということです。
ここは分業もありますし、組織全体として解決していけるんじゃないかなと思っております。

それから、これは先ほど申し上げた「モデル」の話です。
「リストの抽出から受注、継続取引に至る」いわゆる「The Model」と言われているようなBtoBのマーケティングモデルがあります。

「継続接触リストボックス」について

今回、最後に申し上げたいのはこの「継続接触リストボックス」についてです。
当然、左から右に、例えばリストの段階で1万社あったとします。
でも、リード獲得できたのは1000社で、そこから商談になったのが100社で、受注が10社、と当然減っていきます。

基本的には、その数がどんどん減っていったのがこの継続接触リストになっていくわけですが、ここに色々な問題があります。

例えば、「SFAやCRMツールを導入したがうまく社内で機能しない」といったことです。
ツールを入れただけでは当然そうなるのですが、これをどうやって解決させていくのかというところが非常に重要になってきます。

SFA・CRMツール導入の障害・課題

営業パーソンがツールの導入を面倒がる

営業パーソンがSFAツールの入力を面倒がる。これは「昭和・平成」型の属人営業がよく陥るパターンです。

新しいツールを導入するには少なくとも一定の学習コストが発生するので、そこを嫌がる営業パーソンは多いです。
また、単純に入力に時間も取られるので、営業パーソンとしては「そんな時間があれば1件でもアポをしたい」というのが本音でしょう。
こういった背景からSFAツールを導入しても「入力しない」といったことが起こります。

ツール導入の有効性が見えない

SFAの入力をきちんと行うが、突破力が上がらないので左から右になかなか流れていかないという問題です。

私は肉食型と草食型と分類しており、これも解決する方法は色々なところで語られてきていますが、例えば肉食型であれば「この入力をすることによって自分の成績が上がる」ということをいかに感じてもらうかだと思います。

それから草食型に関して言うと、共有と集合知と私は名付けてますが、結果を出すアイディアを貯めておくツールと伝えます。

例えば「アポ率が高まる」「商談化率が高まる」「受注率が高まる」などです。
そういったアイディアを皆で共有してアクションをルール化することで成果につながると伝えればよいのです。

取引ステージの進行と管理

これはツールの進化によって、かなりできるようになったと考えています。
それでこのリストの抽出からリードの獲得など、それぞれの取引のステージにおいて進行していくときに、この赤い点線があるのですが、ここにやはり営業やマーケのドラマがあるのです。

「ただのリストから、リードになる瞬間」「リードから商談になる瞬間」というのはSFAツールに入力するとすごく楽しい瞬間ですが、ここを突破するためにはやはりツールだけでは解決できません。

昭和・平成の集合知みたいなものが非常に重要になってくると思っていますし、これは組織で十分解決できる問題だと思っています。
これはツールの進化によって、かなりできるようになったと考えています。

それでこのリストの抽出からリードの獲得など、それぞれの取引のステージにおいて進行していくときに、この赤い点線があるのですが、ここにやはり営業やマーケのドラマがあるのです。

「ただのリストから、リードになる瞬間」「リードから商談になる瞬間」というのはSFAツールに入力するとすごく楽しい瞬間ですが、ここを突破するためにはやはりツールだけでは解決できません。

今日この後、この解決策についてはパネルディスカッションの皆さんから、おそらく素晴らしい解決策がたくさん聞けると思います。

私のキーノートのパートでは「平成の知と令和の知というのを掛け算する」これをDXのミソとしていきたいと思っております。

後編はこちらから

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BtoB Marketing DX Conference 2022:後編 パネルディスカッション

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knowledge 複業(副業)の働き方

Webマーケティングの副業(複業)を始めよう!初心者でも安心のサイトを紹介

「Webマーケティングの副業をはじめたい」「副業に興味はあるけど不安」という方も多いのではないでしょうか?

働き方の多様性が認められつつある現在では、スキルアップや収入アップを目的として副業に力を入れている人も多いです。
今回は、マーケターの副業についてご紹介させていただきます。

副業案件の「単価感、業務内容、おすすめサービス、注意点」などこれから副業を始める方にとって役立つ情報を説明させていただきます。

ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

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Webマーケティングの副業(複業)に取り組むメリット

Webマーケティングの副業に取り組むメリットとして、まず考えられるのは収入を増やすことが可能という点です。
稼働時間や単価により得られる収入は異なりますが、「本業+副業」で今の年収から+ 60〜120万円UPすることも可能です。

また、それ以外にも様々なメリットがありますので、改めて確認していきましょう。

副業(複業)ならフルリモートで取り組める案件も多数

近年であればリモートワークも浸透しており、出社しなくても仕事ができる環境が整いつつあります。

特にWebマーケティングの副業では基本フルリモートといった案件も多く、休日や時間が空いている時に仕事をすることも可能です。

メールやSlackなどで進捗報告を行いながら業務を推進していくことができるので、時間を有効活用できるのが魅力です。

また、通勤時間を考慮しなくてもいいので、人によっては本業よりも時間帯効果が高いということも考えられます。

スキル次第では月に5〜30万ほど稼げる

マーケターの副業案件では通常で月額5万〜30万ほど稼ぐことが可能です。
スキルや経験、業務内容、稼働時間によって異なりますが、平均で10万前後の副業収入となることが多いようです。

また、単価交渉をしたり、業務範囲を調整したりすることでも収入が変わってきます。
クライアントと信頼関係を築くことで、交渉がしやすくなりますので良好な関係を構築しながらスキルと収入を高めていきましょう。

スキル・経験を積めばさらに稼ぐことも可能

スキルを磨いたり経験を積むことで、さらに収入を増やすことも可能です。
クライアント企業の中には「豊富な経験を持っている人材」「貴重なスキルを持っている人材」に通常よりも高い単価で仕事を依頼するケースもあります。

持っているスキルや経験・実績次第では月間で30万以上稼ぐことも不可能ではありません。
自身のスキルや経験を見直し、キャリアを積みながらより高い単価で仕事を受けることができるようにしていきましょう。

Webマーケティングの副業(複業)の単価

副業をすることで、少しでも収入を増やしたいという気持ちは誰でも持っていると思います。

少しでも効率よく収入を得るためのポイントとして単価が重要になりますが、それ以外にも必要な要素はいくつもありますので紹介していきます。

業務内容と稼働時間で収入が決まる

マーケティングの副業では基本的に「業務内容」×「稼働時間」で収入が決まります。

できるだけ時間あたりの単価の高い業務をすることで、収入を増やすことができますが、業務内容によっては稼働時間が短いケースもあります。

稼働が短いと最終的な収入があまり得られないというケースも考えられるので、想定される稼働時間を事前に確認しておきましょう。

また、中には「成果報酬」だったり、「月固定単価」といったケースもあります。
業務スピードに自信がある場合や、安定して稼働時間を確保できる場合などは引き受けてみるのも良いでしょう。

時給に換算すると2,500円〜5,000円ほどが相場

Webマーケティングの副業では時給に換算した場合2,500円〜5,000円ほどが一般的です。

この単価は実際に副業マッチングサービスを利用してみると分かります。
業務内容や単価を把握するためにも、お試しで副業マッチングサービスに登録してみましょう。

また、時間ではなくアウトプットに対しての成果報酬というケースもあります。
仕事が早い人などは、時給単価に換算するとこちらの方がお得ということも考えられるので、自身のスキルや働きやすさによって決めると良いでしょう。

単価は企業との契約次第で変わってくる

副業といっても仕事の仕方は様々です。

副業マッチングサービスを利用するのが一般的ですが、中には企業と直接契約して副業に取り組むケースもあります。

直接契約の場合、企業との交渉・契約は個人で実施する必要がありますので、契約内容を把握した上で副業に取り組みましょう。

また、契約内容によって単価や業務内容が異なってきます。
副業に取り組んでみて「割りに合わない」とならないように単価感や業務内容を事前にしっかりすり合わせすると良いでしょう。

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Webマーケティングの副業(複業)のはじめ方

それでは、Webマーケティングの副業はどのように始めればよいのでしょうか?

副業を始めるために「何から手をつけてよいかわからない」「どうやって仕事を見つければ良いかわからない」といった人も多いでしょう。

特に初心者に確認して欲しい内容ですので、これから副業を始めるという人は一度確認しておきましょう。

実績を作る・スキルを身につける

Webマーケティングの副業を始めるには、まずは実績作りが重要です。

クライアント企業に対し「どんな経験があるか」「どんなスキルを持っているか」ということを伝える必要があります。

企業からすれば、自社が抱えているマーケティングの課題を解決できそうな人材を採用したいはずです。

クライアントが抱える課題を「どうすれば解決できるのか」「どんな実績・スキルがあれば依頼してもらいやすいか」を考えておくと良いでしょう。

副業(複業)マッチングサービスを利用する

副業を始めるなら、最初に仕事を依頼したい企業を探す必要があります。
営業が得意、企業とのコネクションがあるという人は良いでしょうが、そんな人ばかりではないでしょう。

そんな時は、副業マッチングサービスを利用すると良いでしょう。
副業マッチングサービスでは、副業を依頼したい企業とのマッチングはもちろん、条件の交渉、契約書の作成などの業務に対応してもらえます。

また、複数の副業案件を比較できるので、検討しやすく自分にあった案件を探しやすいのもメリットでしょう。
マッチング後のサポートが充実しているサービスもあるので、副業に慣れていない人は副業マッチングサービスの利用を検討してみましょう。

希望した案件を獲得するために

案件に応募したからといって副業を始めることができるとは限りません。
なぜなら、企業側も副業希望者を何人も見て選んでいるからです。

副業だからといって軽い気持ちで始めるのではなく、「熱意・情熱」を持って挑むことで他の副業者と差別化でき、案件獲得へ大きく前進することが可能です。

企業担当者は、スキル・経験だけでなく「自社の理念に共感しているか」といったことも見ているので、企業のホームページを隅々まで見て意気込みを伝えると良いでしょう。

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Webマーケティングの副業(複業)の業務内容

それでは、Webマーケティングの副業の業務内容を確認していきましょう。

時給が高くても、自身のスキルや経験とマッチしていないと負担が大きく、業務遂行に支障をきたしてしまう可能性もあります。

業務内容を把握し、スキルや経験と合致しているか事前に確認しておきましょう。
主な副業内容について紹介していきますので参考にしてください。

マーケティング戦略の立案

マーケティング戦略の立案業務は、クライアントの「マーケティング戦略を考える」といったことが業務となります。
クライアントの事業において重要な業務となるので、高いスキルや経験を求められます。

クライアント自身がWebマーケティングに詳しくないケースもあるので、
「なぜこの施策をするのか」といった説明を求められる場面もあり、高いコミュニケーション能力・交渉力も必要です。

複業案件としては、ニーズが高く様々な業界・企業で求められる仕事と言えるでしょう。

商品の購入 / サービスの新規会員登録

目的

例)企業のブランディング・認知度向上(市場調査・分析、広告宣伝戦略など)

主な業務内容

・ターゲット層の設定

・マーケティング手法の選定

・KPI設定

・データ分析

・予算設定(アロケーション)

・スケジュール管理

・ディレクション
など

SEOマーケティング

SEOマーケティングの業務では、依頼を受けたクライアントのメディアの運営・SEO対策を行うのが主な業務となります。
オウンドメディアを運営して、自社のサービスの紹介・認知度を高めたり、情報発信をすることが目的となります。

SEO対策では、Googleのアルゴリズムを理解し狙ったキーワードで上位表示を目指したり、良質なコンテンツを作成して読者満足度を高めるといったことが大切です。

目的

新規顧客獲得 / 問合せの増加
例)1ヶ月で新規会員登録:300件以上

主な業務内容

・メディアの目標・目的の設定

・アクセス解析、データ分析

・SEO対策、改善の提案

・記事の作成、ディレクション

・レポーティング、進捗報告
など

関連記事
SEO対策って何をすればいいの?基本から方法まで解説!
SEO対策を業務委託に依頼するメリットと注意点について

Web広告運用

広告運用では、Google広告、Yahoo広告、Facebook広告、Youtube広告などの様々なWeb広告をクライアントに代わって運用代行するのが業務となります。

広告運用のプロとして成果を出すことを求められるため、広告経由での問い合わせ数増加やCPAの改善などが目標となるケースが多いです。

近年ではテレビCMを超えるほどインターネットでの広告費※は大きくなっており、数多くの企業でWeb広告を使用した集客が行われています。

こういった背景からWeb広告の活用場面は増加しており、ニーズの高い業務となっています。

※総広告費におけるそれぞれの構成比は、マスコミ四媒体が36.1%、インターネットが39.8%、プロモーションメディアが24.1%


2021年 日本の広告費」解説-広告市場は大きく回復。インターネット広告費がマスコミ四媒体の総計を初めて上回る

目的

・新規顧客獲得 / 問合せの増加 /商品の販売
例)1ヶ月で新規会員登録:300件以上 / CPA5,000円以下 

主な業務内容

広告の運用(リスティング広告、SNS広告、動画広告など)

クリエイティブの精査・ディレクション

データ集計

レポート作成
など

関連記事
WEB広告の運用を依頼するメリットと注意点について
リスティング広告の特徴や費用は?見込める効果も解説!

SNSマーケティング

SNSマーケティングでは、企業の公式SNS(Twitter、Instagramなど)の運用を代行することが業務内容となっています。

SNSの目標の設定などを行い、フォロワーを増やしたり、ファンと交流したりすることが目的です。

SNSの媒体によってアルゴリズムが異なるため、拡散やフォロワー増加の増え方が違ってきます。媒体の特性に合わせた運用方針・計画が必要になります。

最近だと若者向けのマーケティングに力を入れたい企業が取り組んでおり、他のWebマーケティングの業務同様ニーズが拡大している複業と言えるでしょう。

目的

ブランディング / 運用サポート
例)1ヶ月でLPへの集客3000人以上、3ヶ月でフォロワー3000人増

主な業務内容

・SNSの目的・目標設定

・コンテンツ、企画の作成

・データ分析

・コメント、DMへの返信

・フォロワー獲得施策の実施
など

関連記事
SNSブランディングを成功させるための4つのポイント
SNS運用を業務委託に依頼するメリット・デメリットは?見極め方も紹介

CRM / MA運用

CRM / MA運用業務では、CRMやMAツールを導入・運用しサービスの改善、KPIを達成することが主な業務内容です。

「ツールを導入したがうまく活用できていない」という企業は意外と多く、サポートを進めていくことで企業の課題を解決していくことが目的となります。

CRMやMAツールは様々なツールがあり、Salesforceやkintone、SATORIなどが有名です。ツールごとにできることが異なるため、自身が扱えるツールを見極め、案件を引き受けると良いでしょう。

目的

MAツールの導入支援 / LTVの向上
例)3ヶ月以内のMAツール導入と社員へのレクチャー / CRMを活用しLTVの改善

主な業務内容

・MAツール(SATORIなど)の導入~運用方針の策定
・方針に基づいたMAツールの設計~実運用
 - シナリオ設計、フロー設計〜計測環境の構築を想定
・MAツール運用マニュアルの作成
・全体のWebマーケティング戦略方針に基づいた業務
 - Web広告運用(入稿~配信、分析、レポーティング)
など

Webサイト改善・ディレクション

Webサイト改善・ディレクション業務では、企業のWebサイトやプロダクトを改善していくことが主な業務内容です。

改善内容は企業により様々ですが、例えばSaaS事業を展開している企業ではサービスへの登録率や課金率を改善したり、LTVを伸ばすことが目的となるでしょう。

Webサイトを改善することで、事業に対し貢献ができますのでやりがいのある業務と言えるでしょう。

目的

Webサイトの改善・ディレクション
具体例)サービスの登録率の改善(3%→5%へ改善)

主な業務内容

・現状の課題をヒアリング
・競合分析の⼿法
・ページの改善施策
・集客効果分析の⼿法
・検索流⼊改善施策
・売上分析の⼿法
・転換率と顧客単価の改善施策
など

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初心者でも安心!Webマーケティングの副業(複業)サイト

ここまでWebマーケティングの副業の時給単価、業務内容などを説明してきました。

しかし、実際に副業案件を見つけるのは大変で、どこで探せばよいかわからないと言った人も多いでしょう。

副業を探すにはマッチングサービスを活用することがおすすめです。
マッチングサービスは無料で利用でき、登録しておくことであなたに合った案件を紹介してくれます。

利用することで案件獲得のハードルが下がり、手軽に副業を始められるのでおすすめです。

カイコク

カイコクはマーケターの副業に特化したマッチングサービスです。

「スキルアップや実績を獲得したい」「自分の市場価値を高めたい」といったマーケター向けのサービスです。
ほとんどの案件がリモート対応可能ですので、空いた時間で副業することができます。

8,000名以上のマーケターが登録しており、マーケターの副業といえばまずは「カイコク」に登録しておくと良いでしょう。

また、手厚いサポートが魅力となっていますので、初心者にもおすすめです。
副業で不安なこと、わからないことなどがあれば、カイコクに相談してみましょう。

シューマツワーカー

シューマツワーカーはエンジニア、デザイナー、マーケターなど幅広い職種の副業を取り扱っているマッチングサービスです。

「スキマ時間ではじめられる」をコンセプトとしており、ほとんどの案件がリモートワークとなっています。

マーケティングの案件に特化しているわけではないですが、デザインやプログラミングなど幅広い案件を探す際に便利なサービスと言えるでしょう。

また、税理士サポートや勉強会なども開催しているので、副業を快適に進めたい人におすすめです。

シューマツワーカーはこちら

プロの副業は、今後のキャリア形成に役立つ副業マッチングサービスです。

デジタルマーケティング、広報PR向けの副業案件が多く、マーケティングの全体戦略や上流設計といった業務が中心となっています。

戦略立案案件がメインで、若干人を選ぶ側面もあると思いますが、経営層と密に連絡を取りながら仕事ができるのでキャリアアップをしたい方におすすめです。

ブランディング戦略や事業の立ち上げなどの案件もあり「経験を積みたい」「実績が欲しい」マーケターには最適なサービスと言えるでしょう。

プロの複業はこちら

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Webマーケティングの副業(複業)での注意点

副業を始める上でいくつか注意点がありますので最後に紹介していきます。

副業を進める上で起こり得る課題・注意点について紹介していきますので参考にしていただけますと幸いです。

フルリモートか出社が必要な案件か

ほとんどの副業案件ではフルリモートが前提となっており、スキマ時間で仕事ができるケースがほとんどです。

しかし、中には出社が必要だったり、定期的な打ち合わせが必要だったりする案件もあります。

本業の都合で参加出来ない場合はクライアントとのトラブルとなってしまう可能性もありますので、事前に「フルリモート」or「出社が必要」などの条件を確認しておきましょう。

自分のスキルや経験とマッチしているか

引き受けた副業案件が自分のスキルや経験とマッチしているか確認しましょう。

多少のズレや未経験でもOKといったクライアントも多く、一概には言えませんができるだけマッチしている案件の方が負担が少なく安心して業務を遂行できるでしょう。

また、自身の将来のキャリア形成に役立つかどうかといった視点も重要です。
「将来的にどんなスキル・経験を獲得したいか」といったことも検討し、副業を通じて自身のキャリアをより豊かにしていきましょう。

クライアントとの信頼関係をどう構築するか

副業は基本的にクライアントワークが中心となります。

「副業先 = クライアント」という構図になりますので、クライアントとの信頼関係は非常に重要です。
特にフルリモートの案件は、出社・対面とは異なり信頼関係を構築しづらい傾向にあります。

こまめな情報共有や期限厳守といった意識が信頼関係の構築に役立ちますので、ぜひクライアントと良好な関係を築き楽しい副業ライフを満喫しましょう。

まとめ

今回は、Webマーケターの副業についてご紹介をさせていただきました。
柔軟な働き方に注目があつまる昨今では、副業に取り組む個人、企業が大幅に増えています。

副業をうまく活用することで収入面やキャリア形成など様々なメリットがあります。
副業案件を獲得するには、副業マッチングサービスを利用することがおすすめです。

マーケターに特化しているサービスを利用することで、自身に合った案件・クライアントを見つけることが可能です。

ぜひ利用を検討してみましょう。
あなたにとって最適な副業案件が見つかるように今後も情報発信をしていきます!
他の記事もチェックしてみてください。

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knowledge 複業(副業)人材の起用

副業(複業)人材を起用して社内のリソース不足を解消するためのポイント

人材不足、リソース不足は昨今の企業にとって大きな課題の一つです。
これらの問題を解消するには副業人材の起用は必要不可欠な要素となりつつあります。
現在ではあらゆる企業で副業が解禁されており、積極的な副業人材の活用が検討されています。

特にマーケターは企業のDX化を進める上で重要な役割を果たす職種ですが、需要に対して圧倒的に不足している状況です。
優秀な副業人材ほど、転職市場に出てくることは少なく採用の難易度を上げている要因にもなっています。

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副業(複業)人材の起用が増えている背景

厚生労働省では2017年10月に「柔軟な働き方に関する検討会」を開催し、12月にはガイドラインを公開しました。
行政も企業の人材不足解消のために、副業人材の活用を推進している状況です。

このような背景もあり、今後は副業を含めた柔軟な働き方が広がっていくことが予想されています。

また、日本では大幅な賃金上昇が見込めないこともあり、副業に積極的に取り組む働き手も増えています。

副業への取り組みは、「企業・働き手」双方にとってメリットがあり、積極的に活用することで事業の柔軟性を高めることが可能です。

副業(複業)人材の業務内容

副業人材を起用したいが「どんな業務を依頼したら良いかわからない」といった不安はありませんか?

副業人材は、基本的に本業を持っておりスキルや経験を積んでいる人材ばかりです。
中にはその道のプロフェッショナルとして長年活躍している方、素晴らしい経歴を持っている方も多くいらっしゃいます。

本業で活躍している方ですので、業務内容とスキル・経験さえマッチしていれば「即戦力」として期待することができます。

正社員採用とは異なり、短期契約・スポット契約といった特殊な契約も可能です。
そのため短期集中型の業務、一部の業務のみを切り出して仕事を依頼するなど、幅広く業務を任せることが可能です。

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企業が副業(複業)人材を活用するメリット

多くの企業では人材不足が課題となっており、人材採用の難易度は年々上がっています。

副業人材を活用する一番のメリットは人材不足、リソース不足の解消ですが、その他にもいろいろなメリットがあります。

ハイスキル人材と契約できる

ハイスキルで優秀な人ほど転職市場には現れず、採用が難しい傾向にあります。
また、現れたとしても大手企業や有名企業がすぐに獲得してしまうので、なかなか採用が決まらないことも多いのです。

一方、副業であれば転職とは状況は異なります。
転職であれば「仕事選びを失敗したくない」という気持ちの強い人が多く、大手企業や有名企業が有利となっています。

しかし、副業であれば挑戦しやすく「業務内容の面白さ」「働きやすさ」なども副業選びのポイントとなっています。
そのため、通常ではなかなか獲得できないクラスの優秀な人材が獲得できるということも起きています。

現役で働いている人材を起用できる

副業人材は本業を持っており、普段はプロフェッショナルとして仕事をこなしている人が中心です。

市場変化の激しい時代ですから、本業で業務をこなしている人であれば最新の情報を把握しており安心して仕事を任せられるでしょう。

また、本業で使用したスキルやノウハウを副業に活用してもらうこともできるので、事業を成功まで導く旗振り役としての活躍も期待できます。

中には人材紹介や、業務提携のきっかけを作ってくれるケースもあります。
本業と副業でシナジーを起こせそうな人材起用も検討すると良いでしょう。

挑戦的な取り組みがしやすい

副業では「企業・人材」ともに挑戦的な取り組みを実施しやすい状況といえます。
副業人材からしたら本業と異なる領域にチャレンジする機会と考え、新しい取り組みを積極的に提案してくれる場合もあります。

一方、企業では通常業務とは異なる「特殊な業務」「新規事業の立ち上げ」などを副業人材を使いテスト的に実施するといった活用方法もあります。

特にマーケティングやセールスのDX化はスキルやノウハウがないと実施しづらく、社内にはそういった人材が居ないというケースも多くあります。
そんな時は、DX化のノウハウを持っている副業人材を起用することで、DX化を進めることも可能です。

関連記事
複業(副業)人材を起用するメリットやデメリットは?徹底解説

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副業(複業)に活躍してもらうために

副業人材に活躍してもらうためには、「社内の状況を把握したり」「課題を洗い出したり」と事前準備が重要です。

入社後すぐに活躍してもらうには、いかに「ギャップを無くすか」ということが鍵になってきますので、入念に準備して副業人材と二人三脚で事業を拡大していきましょう。

活躍してもらうためのポイントを紹介していきますので参考にしてください。

1.社内の課題を洗い出す

副業人材を採用する前に、まずは社内の課題を洗い出ししましょう。
「どの点が課題となっているか」「どういった問題を解決してもらいたいか」などを社内で検討することで採用後のミスマッチを減らすことができます。

解決したい課題が「自分の専門外の領域で詳しくわからない」と言ったこともあるでしょう。
そういった場合、自分自身で学習を進めることはもちろん、友人や知人などに詳しい人がいれば相談してみると良いでしょう。

また、副業マッチングサービスでは、悩み相談や課題解決に向けて一緒に考えてくれるサービスもあります。

2.課題を解決するためのスキルを検討する

課題の洗い出しができたら、必要なスキルや経験などを考えてみましょう。

例えば、営業活動のDX化を推進するのであれば、CRMの活用やWebマーケ戦略の立案が得意なマーケターを起用することで課題解決に導いてくれるかもしれません。

リード獲得を強化したいのであればWEB広告やSEOに強いマーケターが良いといったことも考えられるでしょう。

解決したい課題によって必要な人材やスキルは変わってきますので、どんな人材が必要か副業コンサルタントと相談しながら進めると良いでしょう。

3.適切な人材を起用する

必要なスキルや経験の要件定義ができても「なかなか採用できない。」「希望のスキル・経験を持っている人が居ない」といったことも多いでしょう。

副業マッチングサービスといっても色々あり、サービスごとに登録している人材のスキルや経験は異なります。
副業人材起用の前に「利用する副業サービス選び」をすることで、より最適な人材を起用することができるでしょう。

各サービスごとに「強み」としている紹介人材は異なりますが、多くの場合全面に打ち出しているのですぐに分かることがほとんどです。
もし、利用しているサービスの「強み」がわからない場合は、資料請求や問い合わせなど気軽にしてみると良いでしょう。

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副業(複業)人材の採用方法

カイコク

カイコクは「マーケターやデザイナーなどのプロ人材」を副業人材を起用したい企業に紹介するための副業マッチングサービスです。

カイコクコンサルタントが8,500名以上の登録者のなかから最適な人材を紹介するため、紹介する人材の質が高く、ハイスキルな人材を採用できます。

マッチング(採用に至るまで)まで無料で利用できますのでお気軽にご相談ください。

マーケターやデザイナーのプロ人材なら「カイコク」

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、「スゴ腕フリーランスが見つかる」をコンセプトにしており、幅広い業種で活躍できる人材を紹介しているサービスです。

優秀な経営者、IT起業家、フリーランスなどを集めた独自のデータベースを持っているので、普通の転職市場では出会えない優秀な人材を採用することが可能です。

マネジメント工数や教育コストを掛けることなく、即戦力を採用できるのですぐに人材採用をしたい企業におすすめです。

シューマツワーカー

シューマツワーカーはプロフェッショナルな副業・フリーランス人材と企業をつなぐマッチングサービスです。

現在、転職を考えていないハイスキル人材でも、チームの一員として働いてもらうことが可能です。

特にエンジニア、マーケター、デザイナーなどの採用難度が高いIT系人材を紹介してもらうことができるので、これらの人材をお探しなら利用を検討してみましょう。

関連記事
おすすめの副業マッチングサービス6選

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まとめ

人材不足やリソース不足は企業にとって大きな課題となっています。
また、各領域のDX化推進の流れも相まって、IT人材の不足が鮮明になっています。

一方で、副業やフリーランスを含めた柔軟な働き方に注目が集まっています。
国が推進していることもあり、副業人材の活用に前向きな企業も増えました。

副業人材を活用することで、人材不足の解消やDX化推進に活路を見いだしつつある状況と言えるでしょう。

副業人材の活用には、副業マッチングサービスは欠かせません。
多くの副業マッチングサービスが存在しているので、各サービスの強みを理解し最適なサービスを選びましょう。

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knowledge sns

SNS公式アカウント運用の最新動向と事例を公開【後編】|インフルエンサーを起用したUGC増加施策

はじめに

本記事はカイコクを運営する株式会社BLAMが主催するウェビナー「【ECマーケティング責任者向け】SNS公式アカウント運用の最新動向と事例を公開」の内容を元に作成しております。

本セミナーはカイコクメンバー(サービスに登録されている複業者)にご登壇いただき、デジタルマーケティングにおける特定のテーマについてお話いただいています。よって内容については所属企業と関係ありません。

ウェビナー全編を見たい場合は以下よりアーカイブ動画があります!
ぜひ、ご覧ください。
https://blam.co.jp/events/3T40gTIn3aeipeUczNRg4L

インフルエンサー→UGCを狙う

インフルエンサーを呼び込む仕掛けを作る

個人的に結局はSNSでの一番の勝ち筋はUGC(商品に対する口コミ)を増やしていくことだと考えています。このUGCが増えていくことでいわゆるリーチ最大化に繋がります。

UGCの増加はユーザーの自発的な投稿によるもので、こちらが意図することではないのではないかというお声もあるかと思いますが、今回意図的に仕掛ける手法をご紹介します。

インフルエンサーを呼び込む仕掛けを作る

概要としてはまずは「SNSにあげたくなる(=UGC)商品」であることを自分たちのアカウントでアピールします。
そのアピールが出来たうえでインフルエンサーを呼び、インフルエンサーが商品を上げます。

そして、そのインフルエンサーの撮った動画や写真を真似して一般のユーザーもあげてくれるという流れです。

インフルエンサーを呼ぶ仕掛け

とはいえ「どうやってインフルエンサーを呼べばいいんだ」というお話は出てくると思うのですが、ここも仕掛けを作れると思っています。
インフルエンサーが求めているものは「みんなが知ってるけど手に入りにくい(予約がとりにくい)」ものだと個人的に思ってます。

例えばミスターチーズケーキ(売り切れてしまう、個数限定)やClubhouse(招待者限定)などです。
この流れを作るファーストステップとしていきなりインフルエンサーを呼ぶのではなく、まずはみんなが知っているという状態を作らなくてはいけません。
この「知っている」は1000人いたら1000人に対して知ってもらうという話ではなく、100人ほどに知ってもらうイメージです。

ショートビデオを活用する

そこで重要になってくるのがショートビデオだと思っています。
前回お話した通り、ショートビデオは自動的に広がっていく仕組みがあるので、ある程度の人たちに知ってもらう状態を作りやすいです。
もちろんこれはプレゼントキャンペーンなどで一気にフォロワーを増やすような施策でも良いでしょう。
要は1万人の人にすでに知ってもらっている状態を作るというのが大事です。

1万人が知ってて10個しか手に入らないなら、人気の商品といえます。
なので、まずは1万人に知ってもらう、その上で手に入りにくい商品っていうのを演出していくことが大事です。
この状態だと意外とインフルエンサーが自発的に来てくれる可能性も高まります。

こういった仕掛けを自社の商品だったりSNSで企画していくことで意図的にUGUを生み出していく流れを作れると思います。
このあと事例でも紹介します。

リピートしてもらえる商品力を持つ

ただ、ご注意いただきたいのはあくまで「リピーターが生まれる商品力を持っていること」が前提です。
仮にバズって一時的に購入されたとしても、リピートしてもらえなければLTVが伸びず、最初の投資費用を回収できなくなってしまいます。

まずはリピートされるための商品力向上に費用をかけていただければと思っています。

インフルエンサーを呼び込んだ事例(飲食店)

ある飲食店で意図的に行列を作る仕掛けを行い、その行列を生かしてインフルエンサーを呼び込むことに成功した事例になります。

実際にあった例_飲食店

手法としてInstagram広告を活用し、お店から半径5キロ以内でかつ10代、20代の1000人ほどを対象にキャンペーン(〇月〇日 限定100食無料ご招待)の配信を行いました。

それをみたユーザーは100食限定ということもあり、早くからお店に並びます。
この行列を自分たちのアカウントでアップし、お客さんにも投稿してもらえる仕掛け(SNSアップロードを条件にするなど)を用意しておく。

そうすることで、当日一気にたくさんの投稿が増えることに加え、行列の写真付きであるため、人気のあるお店であることを演出することができます。

このキャンペーンのポイントは最初の広告配信です。
「無料招待」は下手をすると商品が安っぽく捉えられてしまい、お店の価値が下がってしまうリスクもあるので、こういった限定した形で配信を行うことでリスクを抑えることができます。

KPIツリーを立てて、施策の実現性を探る

最後にこういったSNSやインフルエンサー施策が売上など事業KPIに結び付け辛いというお声をよくいただくため、どういう風に考えると納得感を生みやすいのかを説明します。

KPIツリーを立てて施策の実現性を探る

売上に繋がるCVを分解するとリーチ×CVRになります。
SNSにおいてこのリーチを最大化するためには自分たちのアカウントのフォロワーか、もしくはフォロワー以外かに分類されます。

自分たちのフォロワーで考えると、1万人〜10万人のアカウントは目指せる範囲です。
逆に言うとそれがリーチできる限界になります。
ただフォロワー外で考えてみると、例えば投稿がバズったり、UGCによる広がりで考えたりすると、リーチは10倍、100倍・・・など爆発的に広がる可能性があります。

信頼を生み出すには口コミが必要

CVRではECサイトのUX(導線や決済のスムーズさなど)はもちろんありますが、サービスや商品の信頼性もCVRに大きく関わってきます。

その信頼性を生み出す要素のひとつとして口コミがあるのは周知の事実かと思います。
よってUGCや口コミを生み出す施策はリーチとCVRのどちらにもヒットする施策になるため、重要性としては高いと考えます。

その上で考え方について少し説明をすると、KPIに置く場所としてはUGCの個数×1UGCあたり何リーチ取れるか、というのが分かりやすいかと思います。

UGCからのリーチ数を算出する

UGCからどれくらいリーチ出来ているかに関しては1人あたりのフォロワー数を仮定して算出する形になります。

例えばInstagramだったら1人あたり500フォロワーだとしたら×500をリーチとして仮定する、というような形です。
もしインフルエンサーに依頼するような場合でもこの考え方の下、費用対効果を試算することで投資判断がしやすくなります。

先にも述べましたが、注意としてはインフルエンサーに支払う報酬以外にもかかっている費用があると思います。

LTVを加味したときに売上が見合うのか=「今インフルエンサー等の施策をやっても良いサービス・商品の状態か」を可視化して、ご検討いただくのが良いと思います。

前編はこちらから

前編はこちらから
【前編】SNS公式アカウント運用の最新動向と事例を公開|Short Video戦争について

ウェビナー全編をご覧になりたい場合は以下よりアーカイブ動画がございます。
https://blam.co.jp/events/3T40gTIn3aeipeUczNRg4L

カイコクでは今回ご登壇いただいた方をはじめ、デジタルマーケティングにおける様々な領域のプロがご登録されています。サービスの詳細については以下をご確認ください。

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SNSブランディングを成功させるための4つのポイント

近年はSNS上での活動を積極的に行う企業も増えており、ブランディングに活用している企業もたくさんあります。
企業がSNSに取り組む背景は様々ですが、主に次の3つの要因が考えられます。

1.少ない予算でも効果があり、認知度を高めることができる。
2.拡散される事で、爆発的に知名度を向上させる事ができる。
3.「テレビを見ない」「検索もしない」若年層にもリーチできる。

上記から、SNSでの取り組みをマーケティング活動の一環として取り入れ戦略的に実施している企業は多くあります。
今回は、SNSを活用したブランディングについて解説していきます。

SNSブランディングに力を入れるべき理由

それでは、なぜ企業のマーケティング活動においてSNSブランディングに力を入れる必要があるのでしょうか?

少ない予算でブランディングができる

昔はブランディングといえば、テレビCMが主流で一部の大手企業でしかブランディングをすることができませんでした。
しかし、SNSが一般的に広がり、スタートアップや中小企業がブランディングに活用し成功を収めている事例が増えています。

少額でブランディングできるのがSNSの魅力ですが、コンセプトや計画を明確に決めておかないと「まったくフォロワーが増えない」といったことも起こりえます。
コンセプトの設計にはある程度、知識やノウハウが必要になりますので専門家に相談することで、無駄なく少額でブランディングすることが可能です。

若年層など特定のユーザー層に効果的

最近は「テレビを見ない」「検索しない」といった若年層が増えています。
調べ物といえば「SNSでタグる!」という人も多く、これからもどんどん増えていくことでしょう。

そういった、ユーザーにはどれだけ「SEOを強化」しても「テレビCMやネット広告」に力を入れてもメッセージが届くことはありません。
若い層は広告やCMなどの「作られた情報」を苦手とする傾向が強く、SNSなどの「リアルな声」(UGCとも言います)を好みます。

そういったユーザー層に対し的確にアプローチするにはSNSの活用は必須と言えるのです。

SNSブランディングのメリット

SNSブランディングに力を入れるべき理由が理解できた所で、続いてSNSブランディングを実施するメリットの確認をしていきましょう。

認知度の拡大ができる

SNSを活用し情報発信することで、企業の認知度を高めることが可能です。
ユーザーにとって有益な情報を発信すると、フォロワーを増やすことができます。

フォロワーが増えることで、その情報に共感してくれたユーザーが「いいね」や「リツイード」などを行うため、自然と情報が拡散していきます。
拡散されると、多くの人の目に触れる機会が増えるので、SNSブランディングは認知度の拡大に最適なのです。

ロイヤルカスタマーの創出につながる

今まではテレビCMや広告のように、企業からの一方的な情報発信が普通でした。
しかし、SNSではユーザーと双方向の情報交換が可能になっており、手軽にコミュニケーションを取ることもできます。

ユーザーとのコミュニケーションでは気をつけることも多いのですが、親近感を持ってもらいやすく、うまく活用する事でファンを増やすことが可能です。

「ユーザー」から「ロイヤルカスタマー」へと引き上げるきっかけとすることもできるので、SNS上でユーザーとコミュニケーションを取るメリットは大きいのです。

求人コストの削減

SNSブランディングのメリットは幅広く、求人コストの削減にも繋がります。
通常、求人サイトなどで人材採用をする場合、一人あたり100万以上のコストがかかる事は珍しくありません。

しかし、SNSでは気軽にコミュニケーションを取れるということから、SNSがきっかけで就職や転職が決まるというケースも増えています。

特に若い世代ではSNSで情報収集していることが多いので、SNSを積極活用している企業は目に止まりやすく、興味を持ってもらいやすい傾向にあります。
直接SNSのアカウントに連絡がくることもあるので、その場合の採用コストはかかりません。

SNSブランディングを成功させる為のポイント

ここまでSNSブランディングについて説明をしていきました。
それでは、SNSブランディングを成功させるポイントにはどのようなことがあるのでしょうか?

SNSの目的・目標を設定する

SNSブランディングをするために、まずは目的・目標を設定しましょう。

何のためにSNSを活用するのでしょうか?
「認知度拡大」「広報」「キャンペーンの告知」「人材採用」など、SNSには様々な活用方法がありますので、最初に目的をはっきりと決めることが重要です。

目的に合わせて、情報発信する内容も異なってきます。
発信する情報によってフォロワーの属性も変わってくるので、最初に目的・目標を明確にしないと思うような効果を得られずに終わってしまうことも考えられます。

コンセプトを決める

目的・目標が決まったらコンセプトを決めていきましょう。
「どんなメッセージを伝えるか」「誰をターゲットとするか」などより具体的な内容を検討していきます。

ターゲットとなるユーザーの「ペルソナ」を作成すると良いでしょう。
ペルソナが決まる事で、具体性が増し「発信する情報の内容」も検討しやすくなります。
また「どんな画像をつけるか」「どんなキャンペーンをするか」なども検討しておきましょう。

発信するメッセージの一貫性

ターゲットやコンセプトが明確に決まっても、発信する情報に一貫性がないとユーザーにメッセージが伝わりません。

一貫性がないメッセージを送る事でフォロワーの属性もバラバラになってしまいます。
サービスや商品に関心のないフォロワーを集めても、ロイヤルカスタマーにはなってもらえず、SNSブランディングの効果が感じられない可能性もあります。

発信する情報に一貫性をもたせて強いメッセージに込める事でブランディングを成功させましょう。

ファンとのコミュニケーションを大切にする

SNSによって異なりますが、親近感を持ってもらうにはコミュニケーションは欠かすことができません。
ガイドラインを作り、最低限のルールを守りながらユーザーとのコミュニケーションを大切にしましょう。

コミュニケーションがきっかけでロイヤルカスタマー化してくれるユーザーや、情報拡散に協力してくれるユーザーが増えますので、SNSブランディングの効果を高める事が可能です。

カイコクではSNS戦略に強い人材が多数

今回は、「SNSブランディングで成功させるための4つのポイント」について紹介しました。

また、SNSブランディングは様々なことに配慮をしながら進める必要があり、知識やノウハウがないとなかなか効果を発揮することができません。
SNSブランディングの実施にご不安を感じる場合は、カイコクの複業人材の起用をご検討ください。

カイコクではSNSブランディングで実績を持っている複業人材が多数登録しています。
7000名以上のマーケティング・デザインスキルを持つ人材を探すことができるので、貴社に最適な人材をご紹介できます。
マッチングまでは無料で利用できますのでお気軽にご相談ください。